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【限定公開】自分を壊さない生き方⑦

Kindle出版の内容を
マガジン連載で限定公開しています

私が自動車会社を20代で
辞めた経緯を赤裸々に書いています

前後編はマガジンでご覧いただけます

生き方に悩んでいる方に届いたら幸いです


5章 自己防衛


・大学時代の苦い経験


私は大学時代に
無理をして体を壊した経験があります。

モノづくりサークルに所属していた頃の出来事です。
自動車の部品を製作していました。

その際無理な中腰の
作業を1年程度していました


私はちゃんと椅子と作業机を
用意しておけばよかったと激しく後悔しました

ある日突然、
足を動かすと強い痺れが出てきました

歩こうとしても
前に足が出せず引きずるように
しか歩けませんでした。

『椎間板ヘルニア』でした。

当時20歳での発症でした

一般的に椎間板ヘルニアを
発症しても痛みなどの症状は
9割の方が出なくなると言われていますが、
私は運悪く1割の方でした。

6年前にヘルニアを発症
してから痺れは今も続いています。

なんとか痺れを
減らそうと努力はしてきました。

体重を減らし、
腰への負担を減らす工夫などで
痺れは軽減していますが、
執筆している今も残っています

足を伸ばして
前屈などは今も出来ません。

大学時代の作業に対する甘い考えが
一生背負う十字架を作り出してしまいました。

こうした過去の苦い経験から
私は体を壊すと2度と元に戻らないし、
長期間に渡り大変な苦労をすることを、
身を持って学びました。


・再受診


町のクリニックでは
問題無し、と診断されましたが、
そんなはずは無いと思っていました。

少ないバスと電車でたどり着ける
新たな病院を探しました。

体に問題が無いのであれば、
メンタルなのかもしれないと
思い精神科を訪れました。

藁にもすがる思いでたどり着いた精神科。

心も体も限界まで
追い込まれていた私は、
このまま仕事を
続けていたら身が持たない。

会社に殺されると
強い恐怖を感じていました。

先生に火照りや
体温が不安定なこと、
クリニックで病気では
無いと診断されたことを伝えました。


・休職


診断結果は
『自律神経失調症』
でした。




私は休職することになりました。

休職前から体調が
良くないことは上司に伝えていましたが、
作業内容を変えてもらえませんでした。

私は上司を恨んでいるわけではありません。

私の現場では
交代勤務が始まった1月から、
数名の派遣社員さんが辞めていました

キツイ現場を当てると
更に辞められてしまうと思い、
正社員だった私なら逃げないだろう
思い当てたのだと思います。

私は産業医と面談をし、
1週間休みをもらいました

しかし、
休みは貰ったものの
手放しでは喜べませんでした。

自分が抜けたら現場は回るのか?
現場の負担が更に
大きくなってしまったことに
対する申し訳無さや、
同期もキツい中で頑張っているのに
私だけリタイアしてしまった事に
対する情けなさを感じていました。




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