心の弱さについて

自分の弱さに改めて気付かされる出来事があった。

自分は悪くないことだと分かってはいても、怒りより悔しさの方が勝る。もっと強かったら、もっと賢かったら⋯⋯。

たぶん昔から、バカにされることが一番嫌いだった。
優秀な兄がいて、家族の中では下に見られる(実際はそんなことなかったのかもしれないけど)。男ばかりの従兄弟の中でも、兄は懐かれて私はバカにされる(これは確実)。学校の先生にとっては、いつまでも優秀な兄の妹。

でも、劣等感の元になっていた兄は私をバカにしなかった。だから、兄と比べられるのは嫌だけど、兄のことは好きだった。

そんな劣等感を抱えていたから、勉強は頑張っていた。それで、今はバカにされることも少なくなっている。

だから、この感じを忘れていた。

久しぶりに、自分の弱さを感じた。

バカにされるのは、自分が弱いからだ。
女だから⋯⋯っていうのは、少し反則な気がするので、言わない。女性でも、強い人はたくさんいる。

私は性別とか関係なく、強く、賢い人になりたい。

そのための努力を、最近は忘れていた。

大人になって、良い学歴というラベルを持って、他人の評価を気にしないようになって、それに甘んじるようになっていた。

もうひとつ、この出来事で学んだことは、自分を守れるのは自分しかいないということ。助けを求められる状況というのは限られている。他人に頼ってばかりではだめだ。

これは、もう子どもではない歳になったから思えることだろう。
人間は1人で生きているわけではないと言うけど、1人でどうにかしなくてはいけない場面はたくさんある。

だから、今回の出来事はとても悔しいけど、いい機会だったと思う。

バカにされるのが嫌ならば、普段からもっと努力しなくてはいけない。

それを思い出させてくれた。

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