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VTuberとの向き合い方

 時おり思い出したようなタイミングでVTuberに関する記事を書いているわたくしですが、そういえば普段どのような感じでVTuberさんの配信を楽しんでいるかとか、そういうスタンスのようなものを書いていなかったな……と思い当たりました。
 本日は自己紹介の延長線上の一つとして、そのあたりのことについて記します。
 (主に見ているのは女性VTuberのため、取り上げる話題に偏りがある点はご容赦を。)


■配信を見る・聞く

 これについては過去の記事でもたまに言及していることですが、家に帰ったらとりあえずスマホのYouTubeアプリを立ち上げ、フォローしているVTuberさんが生配信をやっていたらそれを見、やっていなかった場合は推しのVTuberさんのアーカイブ動画を垂れ流しながら家事をやります。YouTube Premiumに加入しているので視聴はサクサクです。
 「とりあえずYouTube」の行動は、ひと昔前でいうところの「帰宅したらとりあえずテレビを点ける」の現代版と言ったところでしょうか(あんまり変わりはないですね)。
 家事をしている時は画面をほとんど見ず、音声だけを楽しんでいます。
 ここで架空の質問者より「音声だけということは、その時に聞く配信ジャンルも雑談とかラジオ系のものに限られますか?」という質問が来ました。
 答えは「ノンノンノン……」です(人差し指を振りながら)。
 オールジャンルOKです。
 画面が重要である筈のゲーム実況やその他企画も何のその、(家事中は)音声だけで楽しみます。
 VTuberを構成する要素はざっくり言うとアバターと「中の人」の二つですが、見た目(アバター)の他だと個性は「声で勝負」という人が多い。
 ゲーム実況は不動のドル箱コンテンツであり、昨今は犬も歩けばゲーム実況に当たるといった状況ですが、もともと声の表現力に重きを置く人たちなので、たとえば「キャー!」のリアクション一つ取っても非常に多彩です。
 声に含まれる情報量が多いので「今ゲーム上ではどんな状況になっているんだろう?」と軽く想像するだけで、おぼろげながらも私の脳内でゲーム実況の鏡像が形成され、それを楽しむことが出来ます(たとえ未見のゲームだとしても)。
 それを聞きながら、「今日も仕事でいろいろあったけど、よくやった方だよな…」と一日が無事終わったことの安堵を得るのです。
 家事中の他は、入浴中や寝る前とかのスキマ時間についつい見てしまいますね。

■どれくらい視聴する?

 ところで私の最推しは戌神ころねさんです。
 彼女の配信の最大の特徴かつウリは、長時間の耐久配信。
 金曜夜に始まった配信を「おやすみ~」と途中で抜け、朝起きたらまだやっていた(!)ということはザラにあり、「すごい体力だ…」と毎回感嘆します。
 1~2時間などのわりかし短めの配信なら全部見通したことはありますが、6時間以上のロング配信を完走したことは基本ありません。
 (ただ『MOTHER2』がめちゃくちゃ好きなので「MOTHER2やる」のシリーズは最後まで全部見ました。)

 ロングのときはとりあえず最低でも1回は再生してその時点でのなんとなくの状況を把握し、その後の顛末や全容は「切り抜き動画」を見て把握することが多いです(面白い切り抜き動画を日夜作られている制作者さん、誠にありがとうございます)。
 本編という分厚い物語に対しての補助テキストとして切り抜き動画を重宝しています。

■そもそもどこでVTuberを知ったん?

 VTuberとのはじめての邂逅についてはちょっと記憶が曖昧です。
 その存在を知ったのはおめがシスターズさんが最初だったかしら……。確実に動画にハマっていた時期がありました。
 その当時ツイッターで「おめシス最高~!」的なことをちょろっと呟いたら、おめがリオさんからいいねが付いて「本当に実在するんだ!(あとエゴサしてるんだ…!)」と驚きでジャンプしたことを覚えています。
 あと印象的なのは輝夜かぐやるなさん。今は事実上の引退状態ですが、素晴らしい配信者だった……。
 VTuberにおける面白さの基準をかなり引き上げた人だと思います。
 「輝夜月以前・以後」という区分が作られてもおかしくないくらい、VTuber史にぶっとい金字塔を打ち立てました。
 現在も「中の人」は旺盛に活動しており、キレキレ具合は他の追随を許さないのですが、VTuberというのは本当に不思議なもので、「中の人」は同じでも「輝夜月」にしかなかったポテンシャルやグルーヴが確かに存在し、未だにその幻影を追いかけてしまいそうな自分がいます。

■ホロライブとの遭遇

 ホロライブとのファーストコンタクトはハッキリ覚えています。
 私が最初に見たのはこの「ぼ く は カ メ / i'm a turtle」です。

 「宝鐘マリンがあどけなく『ぼ く は カ メ(迫真)』と登場、それを白銀ノエルがボコボコにシバき、その様子を見た不知火フレアが素通りする」という“浦島太郎”オマージュのわずか35秒間の動画です。何故か全てのセリフに英語テロップが入っており、全世界に向けて発信する意志や覚悟をビンビンに感じさせます。そこがかえって怖い。
 これがある日、私のYouTubeのオススメに突然出てきました。
 最初見た時は「なんだこれは!?」と往年の岡本太郎と同じ感想を抱き、なんだか「見てはいけないもの」を見てしまった気分になってきて「いま見た動画のことは忘れよう、これからもこの手のものとは無縁に清く正しく生きていこう」と強く決心し、なかったことにすることにしました。
 しかしそのような決意を固めたにもかかわらず、数日後には「あの動画って一体何だったんだろう…?」と猛烈に気になってしまい、視聴履歴をさかのぼって動画を見返す(そしてまた放り出す)を繰り返すようになりました。そのスパンが徐々に短くなり、気が付くと宝鐘マリンを入口としてめくるめくホロライブの世界にあらよ~と吸い込まれていった次第です。
 紆余曲折を経て、その後も並行してマリン船長の配信をもちろん楽しみつつ、基本はころねすきーとして現在健康な日々を過ごしております。

■お金にまつわること

 VTuberの配信で切っても切れない要素の一つとして「スーパーチャット」があると思いますが、私はスパチャを投げたことはありません。
 そもそも通常のコメントも打ちません。戌神ころねさんの配信の終盤で「ROM専の人いる~?」という呼びかけに対してメンバーシップ専用のスタンプを1個貼り付ける程度です。
 人気VTuberの配信中のチャット欄を見たことがある人ならご存知かと思いますが、あそこはあらゆる言葉の洪水です。
 仮に「これは会心のたとえ!」と自他ともに認めるナイスなコメントが打てたとしても、それが読まれるかどうかはもはや運の領域です。あれだけのコメントの奔流のなかでは「抽選」状態となるのは仕方ないですし、その点では納得できます。
 ただ、コメントを打つ以上は読まれたいと思うのが人情というもの。それが叶わずカリカリするくらいならば、ハナからあきらめようというのが私の考え方です。
 そうそう、スパチャの話でした。
 スパチャは投げないものの、微々たる力でもファンとして支持を表明したいという気持はあるので、そこらへんの折衷案としてうってつけなのが「メンバーシップへの加入」でした。
 戌神ころねさんのメンバーシップ「生贄の祭壇」(改めてすごいネーミングだ)に加入してからちょうど2年9ヶ月が経過しました。これからも一般ころねすきーとして活動を応援していく所存です。

■グッズ

 戌神ころねさんだとだいたい半年に1回、「活動〇周年」や「生誕祭」のタイミングで記念のオリジナルグッズが売り出されます。
 そのときに私は1種か2種のグッズを購入します(配送料金「¥1,000」を見るたびに「ああ、今年もこの季節が来たんだなぁ」と思います)。
 グッズはたいてい半年後に届きます。そのころには購入したこと自体を忘れており「俺なんか買ったっけ……?」とおそるおそる不審なダンボールを開くと推しのグッズが入っていて、過去の自分への感謝が湧き上がってきます(自己肯定感アップ)。ちょっとしたタイムカプセルです。
 他にはこの前のウエハースだったり、ねんどろいどとかのフィギュアを買ってホロライブと関係各所にお金を落としております。

お気に入りの毛玉ころねぬいぐるみ

■その他

 VTuberさんの歌ってみた・オリジナル曲で気に入った曲があったらループ再生でブン回して再生回数に貢献しています!みたいなことを書こうとしたんですけど、「それって本当にやり方として合ってるのか?」と念のためちょこっと調べてみたところ「短い間に同じアカウントから何度も再生した場合は、再生回数は1回としてカウントされます」という文章にぶち当たり、「え……? じゃあ僕が今までやってきたことは無意味だったってこと……? あぁ……、あああああああああアアアアアアアアアアア!!?」と自我崩壊しそうになったのでこの話題は葬ります。
 そんなことよりですね、最近だとにじさんじ所属・ましろめめさんのオリジナル曲「 $BW; (B」が本当に素晴らしかったので皆さんお手すきのときにどうぞ。


■おわりに

 さて、そんなこんなでVTuberとの向き合い方をざっと振り返ってみましたが、わたくしの場合はVTuberという広大な大海原の序盤の浅瀬でチャパチャパ水かけあいっこ(しかもソロプレイ)をキャッキャやっているようなシャバ僧であることが分かりました。
 それでもね、充分に楽しいよ! この生活に満足しています。
 これからも自分なりにこさえた地図とコンパスを従えてこのワクワクの広大なフィールドを航海してまいります。
 それではいきますよ~、出航~~!(船長リスペクト)

【おまけ】
 最近のヒット作は希代の名コンビ「おかころ」が5時間雑談しながら1,000ピースパズルをひたすら作っていくだけの企画。近頃不足していたおかころ成分摂取のブーストで、この過酷すぎる現代社会を乗り切っていきたいところ。
 高級な洋酒をチビチビと飲むようにアーカイブを少しずつ再生し、その芳醇な味わいを楽しんでいます。おかころ最高!




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