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低気圧で頭痛が起こる原理と対策

台風も発生し始めたり
間も無く梅雨の時期を迎えますね。

この時期
気圧の関係で
体調を崩す方も多いようです。

気圧と体の仕組み

例えば、高い山の上に
お菓子の袋を持っていくと
袋がポンポンに膨らむように
気圧が低いと
外から押す力が弱くなり
袋の中の圧力は変わらないので
袋は膨らみます。

人の体の中も
この袋と同じように
気圧の影響を受けますが
体には血管などの空洞が
体内に多く存在しているため
単純には膨らみません。

通常、体の中から押し返す力を
その都度コントロールしています。

人はまず
内耳(ないじ)という
耳の奥にある器官で
この気圧の変化を感じとります。

内耳はセンサーのような
役割をしていて
脳の中枢にある
自律神経に気圧の変化を伝えます。

気圧が下がると
体の外からの圧力が減り
血管が膨張します。

自律神経が
正常に機能していると
交感神経が働いてその分
血管を収縮させます。

気圧が上がっている時は逆に
副交感神経が働いて
血管を膨張させます。

低気圧不調とは

もともと
内耳の機能が敏感な方も多く
また、睡眠不足やストレス
疲労などが要因で
気圧の変化をきっかけに
自律神経のバランスが
崩れやすくなることがあります。

自律神経には
交感神経と
副交感神経がありますが
交感神経が優位になりすぎると
めまいや片頭痛
関節痛の悪化などの症状が。

逆に副交感神経が
優位になりすぎると
眠気やだるさ
うつ症状が生じやすくなるそうです。

気圧によって
このような不調が起こることを
「低気圧不調」
「気象病」などと
と呼びます。

雨が降る前に
頭痛がしたり
むくみを感じたりなどの
不調が起こり
気分の浮き沈みにも
影響するとされます。

低気圧不調を改善するには

お天気に左右される
低気圧不調。

これから迎える
梅雨の時期には
なんとか症状を和らげたいもの。

その対策としては
要因となる
ストレスや睡眠不足を
少しでも解消しましょう。

まずは
質の良い睡眠をとる。

質の良い睡眠のためには
バランスの良い朝食をしっかり食べること
朝日を浴びること
日常の軽い運動
など
生活習慣を整えることが大切です。

お風呂にゆっくり浸かるなど
リラックスすることも有効。

また内耳の血流を良くすることも
自律神経を整えることにつながるため
耳をマッサージして
耳の周りをほぐしてあげることも
いいと言われています。

これからの季節は
気圧や天候
気温や湿度などにも
影響を受けやすい時期。

意識的にも
リラックスできる時間を作って
ストレスや疲れを改善していきたいものです。


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