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専業主婦時代の思い出②

こんにちは。キャリアにブランクがある方の再就職・キャリアアップのサポーターきくりんです。前回に続き、専業主婦だったころのことを書いてみたいと思います。

今回は私の子育てについて書きますね。

自己紹介に書いた通り、私は「女に学問はいらない。よい妻・よい母になればよい」と言われて育ちました。それと関係があるのかかどうか(今になっては思い出せません💦)、自分の娘と息子には、関心のあることをとことんやらせて人生の選択肢をできるだけ多く持てるように、と考えていました。

2人がごく小さかったころには、慣れない育児、思うようにならないことにイライラしていた時期もあったと思うのですが、いつの間にか(親業を学んだことも関係あるのかと思っています。これはまた機会を改めて書きますね)、とにかく子どもたちの人生は子どもたちのもの、そこに親の意向を差し挟むことはするまい、と決めていました。

その結果、2人ともいろんなものに”ハマり”ました。娘はなぜか相撲、プロ野球、漢字、歴史。地域の図書館にあった相撲や野球の雑誌を借りてきては読んでいました。漢字や歴史に関しては、中学生になるころにはとても私の知識では追いつけないところまでいっていました。息子はとにかく電車。本物の電車を見るのはもちろんですが、模型がみられるイベント、鉄道会社の博物館、スタンプラリーなどなど。専業主婦だったから、こういうものにとことん付き合うこともできたと思っています。

学校選びにも全く口出しはしないことにしていました。高校までは地元の公立で、受験校も本人たちに選択させました。娘の大学受験に関してだけ、高2くらいのときに、「稼げる学問を選んだ方が就職のときに苦労しなくても済むかもよ」と一度だけ言いました。その結果、本人はしばらく「法学部」を志望先として学校に提出していました。しかし、学校行事で大学見学に行ったその日、「私やっぱり歴史をやりたい」と言い、そのまま本人の一番やりたかった歴史を専攻することになりました。

専業主婦として長い期間を過ごしたこと、キャリアにブランクがあることは、自分にとってコンプレックスに感じられることもありました。でも、再就職するまで、子どもたちのやりたいことに付き合う時間をたくさん取れたことは自分の財産にもなっているのかな、と今は思っています。


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