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<タイプ診断>先生の子どもへの接し方には、4つのスタイルがある‼‼<権威の付け方5選>


先生の教育スタイルは人それぞれですよね。優しい先生もいれば、厳しい先生もいます。

保育士の教科書Band1では、p183と184に説明が載っています。

なのでこの記事で詳しく書いていきたいと思います。



<個人的情報まとめ>

Kurt Lewinというアメリカの社会心理学者は、先生がグループを指揮する際の行動を観察し、3つの定義を生み出す☟

①権威型:遊びの活動を決める。親しい感じではなくて、厳しい感じ。怯えさせたり、動揺させたりするような過剰な接し方。

②民主主義型:課題解決を子ども達に任せて、子ども達は自分たちで決めることが出来る。

③自由放任型:全てを子ども達に任せきり。

Kurt Lewinの実験では、「②民主主義型」が一番良い成績を収めることが出来た。

・今日では4つの教育スタイルが見聞される☟

①権威主義的スタイル:規則に従って従属することが求められる。理由無しに境界を設定される。権威の尊重が唯一の価値。規則を破れば、厳しく心理的な罰を受ける。子どものやる気には興味無し。

子どもへの影響としては、

➡緊張、不安、単一、不安、受け身、非創造的な行動
➡大人に対して、攻撃的、非誠実、怪しげな、従順 な行動
➡グループはドキドキして、むしゃくしゃして、非協力的な雰囲気


②寛容(順応)的スタイル:出来る限り感情的に穏やかな関係。子ども達は自身の行動を自分でコントロールする。大人からの注意や支配、要求は少な目。ルール指導は無し。子どもが大人を支配している。

➡不満足、ひっかえとっかえ、行動主義的、非構造的行動
➡大人に対して過度な要求や拒否行動
➡グループは、移り変わりが激しく、苛立たしく、行動主義的で、議論好きで、非構造的な雰囲気


③怠惰なスタイル:子ども達への感情的な繋がりは無し。大人は無関心。行動に対する評価や指導は無し。子どもへの関連に対する興味が無いし、時間を持とうとしない。教育的な世話やサポートは無し。

➡社会的、感情的に指針を失くした行動
➡大人に対して過度に攻撃的、要求的態度
➡グループは非構造的、非社会的、部分的に崩壊している雰囲気


④権威主義的と民主主義的を使い分けるスタイル:感情的に温かい関係。子どもの興味や欲求に対して大人がオープン。大人が根拠のある要求をする。個別の視点を用いて、子どもを会話パートナーとして扱う。褒めたり、勇気づけたりして、やる気を出させる。自身の教育を説明し、一貫した行動をとり、自立した態度を身につけさせようとする。

➡親しみ、信頼関係のある、構造的な態度
➡大人に対して、オープンで、信頼に満ちて、尊敬に満ちた行動
➡グループはパートナー的で、構造的で、親しみのある雰囲気


~個人的雑感~


・最後の①~④の分類は、明らかに④が良い風に書かれている。

・権威主義的っていうだけじゃ、先生としてはよろしくはないけど、そうなれることが先生としての条件の1つになると思う。

・個人的には見た目的にも性格的にもそんなに厳しい感じではないので、悩みどころではある。

・なので、権威の付け方については色々なテクニックを多用している。


①フットインザドア戦法


「フットインザドア」とは、”段階的に要求を通すことで相手に影響を与えることができる”という心理用語です。

最初から子ども達に「~はダメ!」と言っても、聞いてくれない時があります。特に、善悪の区別がつきにくく、先生の判断を仰がなければならない事柄だったりすると、関係性を気付けてない子どもだったら、先生の指示を無視して、自分の考えででやっちゃうみたいなことがあります。

それを避ける為に、日頃からコツコツと小さいことから言うことを聞かせるのが大事です。例えば、園として定められたルールを破った子がいれば、直ぐに「~はルール違反」と教えます。そしたら、それは先生自身の権威ではなく、”園”という一段階上の権威を用いて、子どもと接することになるので、子ども達も言うことを聞いてくれやすいです。

そうやって、園をバックに言うことを聞く体験を重ねていくことで、子どもに対して「言う事を聞く」という下地を作ることができ、先生の判断を仰がなければならないような事柄でも、先生の言う事を聞いてくれやすくなります。


②権威主義タイプの先生と仲良くしている姿を子ども達に見せる


園に1人くらいは権威主義的タイプの方がいると思います。その人と会話をしている姿を子ども達に見せるのは効果的です。なぜなら、子ども達は自分のバックに権威主義の先生を意識するようになるからです。自分が権威主義の先生と繋がっていることを理解し、子ども達が自分の前でヘタな行動をすることが無くなり、素直に言う事を聞いてくれるようになります。笑

それでも言うことを聞かない子どもには、「~(権威主義の先生の名前)にこのことを伝えようかな~」とほのめかすと、素直に従ってくれる確率を高めることが出来ます!笑

自分にとっては、権威主義の先生がフローリアンでした。なので、自分1人で問題が解決できそうなさそうな時は、「フローリアンに言っちゃおうかな~」と子ども達に言うと、『分かった、言わないで!何とかするから!』って言って、自分達で解決してくれたことが何度もあります。笑

まさに「虎の威を借りる狐」戦法です!

(一応、フローリアンの名誉の為ですけども、フローリアンは権威主義タイプではなくて、「④権威主義&民主主義タイプ」の理想的な先生です。)


③「マジ声&マジ顔」戦法


「ダメやで!」と言う時に、笑っていたり、いつもの声をしていたりしたら、子ども達は真剣に受け止めずに、言うことを聞いてくれません。

なので、その時は役者になり切って、マジの顔をして、低い声や重く囁く声で、子ども達と接します。それで、子ども達にコチラがマジであることを伝えます。

目線を合わせて、顔を近づけて、威圧感を出すのも大事です。


④遊びの中で主導権を握る戦法


一番目の「フットインザドア」戦法と同じ感じなんのですが、子ども達と遊んでいる時に、ルールを破ったりしたら、すかさず注意をする戦法です。そこで、言う事を聞くことに慣れさせるのです。

まぁ、でも、子どもの独自ルールがさらなる遊びを生み出すことがあるので、何が何でも注意するわけではないのです。ただ、言う事を聞いて欲しいなと思う子どもと一緒に遊んでいる場合は、その子をターゲットにして厳し目の判定をします。それによって、遊び以外の時でも言うことを聞けるようにする下地を作ります。


⑤子どもに自分で答えを導き出させる戦法


「ダメやで!」と言っても、子どもが無視をして行動を続けるというのがあります。

先日、自分が電車に乗っていたら、はしゃいでいる子どもに遭遇しました。で、お母さんが近くにいたので、どういう風に対処するのか見ていたのですが、お母さんが「ダメよ!」と言っても、子どもは笑ったままはしゃぎ続けます。その光景を見て、『これはもうはしゃぎ続けるな…』と確信して、案の定、そうでした。

自分だったらどうするかなと、その親子が降りた後に考えました。自分だったら、まず子どもに、


「今、俺たちはどこにいるか?」


と質問します。これで無視するとしたら、


「質問に答えるまで離さないぞ~笑」


みたいなおチャラけた”ノリ”でその子を捕まえて、答えさせるようにしますかね。答えなかったら、ずっと自分がその子を捕まえられるので、どっちに転がっても優位には立てます。

で、子どもが「電車の中」って答えたら、


「電車の中で、はしゃいで良いのかな?」


とその子に質問します。そこで、「良い」と答えようもんなら、Erziehungするチャンスです。良くないことを教えます。


「良くない」と答えたらこっちのもんです。子どもが自分自身で「良くない」という答えを出したので、はしゃぐのを止める可能性が高まります。少なくとも、他人から押し付けられて止めるよりも、可能性は高くなるかと。


今の自分だったら、この5つの武器を使って、子ども達に対応すると思います。まぁ、もちろん他にも色んな方法があると思うので、いろんな方のnoteの記事を拝見して、勉強させて頂きたいなと思います。

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