見出し画像

子ども達と先生達に向けたメッセージの下準備


2017年にドイツの森の幼稚園で1年間の実習をさせて頂いた時、自分の最終日には子ども達に手紙をプレゼントした。

書いた内容としては、

①宛名
②その子の特徴や思い出を1文や2文で書く
③Vielen Dank für Alles(全てに感謝)
④キーくん

みたいな感じ。

自分の中では、小6の担任の先生から頂いたメッセージを参考にした。H先生のように、自分も子ども達一人ひとりに対して、熱のこもった文章を書きたいと思ったのである。

恐らく子どもの数は全部で30人以上だった気がするが、自分としては納得いくモノが出来たと思ってる☟


今回の実習先にいる子ども達の数は20人くらいである。なので、負担としては、前回よりも軽い。

書きたいと思う内容についても、2017年の時は全然ドイツ語が出来なくて、子ども達の内面を理解するのが難しかったけど、今回は子ども達としっかりとコミュニケーションできているので、書きたいことはたくさんある。

その内容の下準備として、子ども達の特性みたいなものを、以下に列挙しておきたいなと思う。

(太文字にした箇所を手紙に書こうかなと思う。)


<自分のグループ>


・Anちゃん(5歳)

Bruder Jakobが好き歌うのが好き。好奇心旺盛。人を楽しませようとする。おちゃらける感じ。自分の希望に沿わないと意固地になる。積極性がある。初日に近づいて来てくれて、Himbeereをくれた片づけとか準備を手伝ってくれる

・Emちゃん(4歳)

:大人しいタイプ。最近はMiくんとDeちゃんと遊びグループを形成。お気に入りの木登り場所がある。自分の意見を臆さず言えるようになった。色々と話しかけてきてくれる。喋り出すと止まらない感じ。スペイン語も喋れる。最初の頃は自分の横に座りに来ていた。マイペース。

・Luくん(5歳)

:甘えたがり。一人っ子。優しい感じ。お手伝いをよくしてくれるくすぐるのが好き。勝ち負けにこだわるViちゃんと仲良し。Lの発音がYになっている。最初の頃は自分にべったりだった。そこからViちゃんがやって来て、仲良くなった。説明するのが上手い実習当初に遊び場所を紹介してくれた!自分なりの遊びを作り出すのが得意。アイデアマン!ロシア語が喋れる相撲が強かった

・Miくん(4歳):穴掘りとか工事現場ごっこが好き。DeちゃんやEmちゃんとよく遊ぶ。最近はEyくんとも遊んでる。仲の良い子がいない時は、自分を遊びに誘ってくる。石を掘り出すのが得意。

➡7月19日が最終日になってしまうことが発覚…泣(2024年7月16日)


・Viちゃん(5歳)

スポーツが得意。走るの速い。木登りが出来る。色んな動作が出来る。Die Mausを見てるから博識聡明な子ども

・Eyくん(5歳)

サッカーが上手い自信がもうちょっとついたらいいなと思う。男の子達とかと遊べるようになってきた。お母さんがいなくなっても大丈夫になってきた。体力がある。パワーがある。朝の会やご飯を食べる前とかに、積極的に手をあげる。遠くに投げれる。速く走れる。石を掘り出すのも上手い。

・Avちゃん(5歳)

感情表現が豊か。女優になれるんじゃないかと思っている。ちゃんとルールを守るし、ルールを指摘できる。馬の真似が上手い。劇とかをやった。想像力豊かに遊ぶ

・Leちゃん(5歳)

植物や動物に優しい。命を大事にしようとする。

・Elくん(4歳)

トンネル作るのが上手。数を数えることが出来る。計算が速い質問もバンバンする感じ

・Feちゃん(4歳)  

:大人にべったり。穴を掘ったり、石を集めたり、砂を集めたりするのが得意。木登りも一人で出来る。成果を見せてくる。Anと合う感じ。泥団子作りが上手

・Deちゃん(5歳)

(あんましの関係)自分の意見をしっかりと言える。やってみようという心意気はある。遊びの主導権を握れる。遊んでいる時に集中力がある。他の子どもに指示を出すことが出来る。


<別グループ>


・Alちゃん

:自分の意見を持っている。色々と話しかけてきてくれる。たくさん話してくれる。積極性がある。自分を表現できる。自分で決めたことをやり遂げる友達ブック。Sie hat ein sehr gutes Gedächtnis.

・Anちゃん

:心優しい。色んな遊び道具を持っている。自分から遊びに飛び込める。控えめな感じ

・Joくん

パウ・パトロールが好き。一緒によく遊んだ。妹の名前はKiraちゃん。

・Niくん

カタツムリを見つける天才。Hinbeereを分けてくれたり、モノを分けてくれたりといった優しい一面がある。バランシーレンが上手いし、運動能力が高い。集中力がある。自分では「出来ない」と言うけど、挑戦を促したら、結構できることが多いよく遊んだ

・Alちゃん

:色々と話しかけてくれた。Saちゃんと仲良く遊んでくれた。きちんと自己表現が出来る。一歩引いた目線で、物事を語れる。登るのが得意。最近はLaちゃんと仲良く遊んでる。

・Saちゃん

運動能力はぴか一。下の子を気遣う優しさがある。友達とも遊べるし、一人でも遊べる。耳が良い友達ブック

・Emくん

投げたり、走ったりするのが得意。恐竜好き。掘るのが上手。色々と話しかけてきてくれた。自分の感情を表現できる。

・Olくん

冷静沈着。論理的に話せる。色々と話しかけてきてくれた友達ブック

・Thくん

自分から遊びを作れる。運動が得意ルールを知っていて、守れる。負けん気が強い。やんちゃな子。父の言うことは聞く。一人なら静か。

・Ylちゃん

自分の世界がある。不思議ちゃんみたいな感じ。独自性がある。独特の雰囲気。

・Laちゃん

(あんましの関係):自分の感情を表現できる。何度も挑戦する。絵が上手い


~~~


実習の立場である自分だとおこがましい感じもするが、2024年7月16日の実習で、フローリアンに、「自分の最終日には子ども達にちょっとした手紙を渡したいと思ってるんだよね」と伝えたら、『ええやん!』と言ってもらい、続けて自分が、「先生への手紙も書いていいなら書こうかな~」的なことを言ったら、『ええやん!是非書いてよ!』と言われた…笑

なので、先生についても準備しておきたいと思う。

フローリアンからはリクエストがあって、「キーくんがフローリアンから学んだ10の事を書いてくれ」と実習を始めた頃に言われていた。それはちゃんと書きたいと思う。フローリアンが自分の実習証明書を書いてくれるので、それに報いる形でしっかりとお返しをしたいなと思う。


~~~


<先生>


・フローリアン

子どもの扱いの上手さ。「権威型」と「親しみ型」を状況や子どもに応じて使い分けることで、安全で楽しい環境を作り上げていた。

Was ich von Florian gelernt habe
 
1.     Der Kindergarten ist ein Platz, der den Kindern Spielmöglichkeiten mit Kindern anbietet.
2.     Erzieher sollen die Grenze von Kindern und Eltern bewahren
3.     Das Ziel der Erziehung ist, dass die Kinder Selbstständigkeit erlernen.

4.    Die Beobachtungsmethode: Man bescreibt das verhalten der Kinder.
5.     Die Art und Weise von den Alltagsaufgaben (Bollerwagen packen, Baubwagen zumachen, Mittagsrunde stellen, etc…)
6.    Man soll darüber nachdenken, ob die Kinder wirklich Hilfe brauchen, wenn Kinder ihn rufen
7.     Erzieher sollen als Vorbild für die Kinder sein
8.     Wenn man in der Ansteckungphase ist, soll er frei nehmen
9.    Die Arbeitsweise (viermal pro Woche arbeiten) finde ich ganz schön.
10. Schnelle Feedback/ Reaktionen für das Verhalten


・モナ

:パンを持ってきてくれたり、ミューズリーを作ってくれたりなど、気遣いが出来る。子どものことをよく見ている。子どもの感情に寄り添って接することが出来る。周りに子どもがいる。犬好き。子どもの良い話し相手。子どもと子どもを結び付ける。MiやFeから人気。

・ユリア               

(別グループ):優しい。子ども達と一緒に遊ぶ。Saちゃんを任せることが出来た。ヤンチャな子に対応する。周りに子どもがいる。子どもと楽しむ。

・グンドラ

(別グループ):ウクレレ。植物の知識。子ども達やグループ全体への気遣いが出来る。


普通の折り紙と小さな折り紙が大量にあるので、それらを上手く使って、メッセージカードみたいなのを作れたら良いなと思う☟


~蛇足~


実習を終えると、世話係をしてくれた方からの総評が頂ける。

2017年の時は、その園の園長先生が書いて下さった。

こんな感じ☟

<和訳>


ヴァルトツヴェルゲ社団法人

教育実習

キーくんは2017年4月18日から2018年3月12日までの期間において、私達の森の幼稚園で教育実習を成し遂げました。

ヴァルトツヴェルゲ森の幼稚園社団法人は2歳から6歳の子ども達を1年中、Decksteiner池の畔にあるケルンの小さな森で世話しています。2007年の12月からグループを2つに拡大し、それに伴い新たな先生を受け入れました。各チームには3人の教員が配置されており、1人はグループの主任、もう1人は副担任、3人目は補足的役割の先生です。キーくんが関わった「星グループ」は2歳から6歳の子ども達が19人所属しています。この森の幼稚園は自然体験教育の考え方、並びに教育的手本の1つであるWild夫妻の「非直接的な積極的教育」というコンセプトに従って活動しています。

キーくんは以下の仕事分野を習得し、経験し、興味を持って共に活動しました。

・コンセプトに沿って計画を立て、実行すること
 *天候状況を考慮し、一日の流れを計画し、実行すること
 *指導の必要な活動(織る、手仕事、形作る)を計画し、実行すること
・グループの日常において個々の子ども達に対して教育的に付き添うこと
・子ども達のグループに対して教育的に付き添うこと
・いつもの日常において自発的に刺激を与えること
・よじ登るためのロープ遊具の組み立て
・森の中で行われたよじ登るためのロープ遊び器具に関する研修へ参加
・先生のみが行う会議を共に実行
・園内にある道具や資産のメンテナンスと手入れ
・午後のお世話の付き添い(両グループ合同)
・ヨーロッパやドイツにある森の幼稚園でのさらなる実習

キーくんは朝のグループ活動が始まる時間よりも前に姿を現しており、彼の活気に満ちて優しさに溢れる態度によって、既に最初の1ヶ月で子ども達にとって心開かれた信頼のおける存在となりました。

子ども達が支援を必要とする時や子どもが自分自身を試す空間を欲する時に、彼は著しく素晴らしい教育的センスを示しました。


<和訳>


キーくんはとても優れた観察をするだけでなく、積極的に私達の日常のコンセプトに参加することで、私達に寄り添ってくれました。彼は子ども達を愛情に溢れた配慮と関心を持って世話をし、Wild夫妻による「非直接的な積極的教育」という団体の教育的視点を身に着け、深めました。

キーくんは子ども達に関する話し合いの中で、彼の感じたことを伝えることで積極的にチームを支え、新たな視点や方法を与えてくれました。彼は積極的に私達の教育的な日常を豊かにし、我々に日本の文化を伝えてくれました。その点について私達はとても感謝しています。

保護者や役員会や教育チームにおいて、キーくんは最も完全な信頼を得ていました。彼は常に、信頼でき、時間厳守で、「悪天候にも強かった」。

私達はキーくんに対して、彼が果たしてくれた支援に対する大きな感謝と共にお別れをします。私達は彼自身の人生、学生生活、職業的成長において、たくさんの幸運と成功があることを祈ります。

キーくんは教育のプロフェッショナルとして非常に確かに成長されました。ヴァルツヴェルゲではいつでもあなたを心から迎え入れます。

ケルン、2018年3月14日

教育主任 Hans-Georg-Renner 社会教育者


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?