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母乳しか飲んでいないのに、赤ちゃんの成長があんなに早いのはなぜか?自我とエネルギーの関係について

現在、当院にお越しになっていただいている患者さんはご存じの方も多いと思いますが、実は4月中旬(2017年)に娘が生まれました。


子どもが生まれる前と生まれた後では生活が一変したせいか、あっという間に時間が経ってしまいました。


はじめは、直接会える身近な知り合いに、実際に会った時にお伝えすればいいことだと思っていたんですが、私がなんの報告もしなかったせいで、無事に出産できたのかを心配してくださり、わざわざ連絡してきてくださった患者さんがいたんですね。


そこで、やはりお知らせしておいたほうが無難だったかもしれない・・
と反省いたしまして、今さらですが、このような形でご報告させていただこうと思ったわけです。

赤ちゃんのエネルギー源についての仮説

この時期の赤ちゃんの成長は本当に目まぐるしいものです。
生後2カ月半くらいで、生まれた時の2,5倍くらいの体重になってますし、毎日、出せる声の種類や声量、行動や表情のバリエーションが増えていきます。


これだけのスピードで成長できるエネルギー源が母乳だけだということが、感覚的にどうにも信じられないんですよね・・


それに、あの小さな身体で、大人が驚くほどの声量で延々と泣き続けるエネルギーはどこからくるのかと。
かなり体力がある大人でも、長時間大声を出し続けることなんてなかなかできませんからね。


赤ちゃんと身近に接していて感じるのは、赤ちゃんたちは、おそらく「母乳以外のエネルギー」を受信しているということです。


私は気功家という仕事をしているので、実感として、世の中は「エネルギーの海」であることを理解しています。


コツをつかむと、そのエネルギーを自由に取り出すことができ、それを使って病気を改善させたり、痛みを軽減させたり、感情をコントロールしたり、なんらかの現象を引き寄せる可能性を高めたりと、かなり万能に利用することができたりします。


一般の方からすれば、こんな話は完全にオカルトだと感じるでしょうし、そう思っていただいて一向に構わないのですが、少なくとも、私たちの業界でそれなりのスキルを持っているプロの間では、世の中がエネルギーの海であり、かなり自由にそれを取り出せるという認識は、当たり前に共有していることなんです。

ですから、とりあえずそういうことにしておいてください(笑)

なぜ赤ちゃんは、自在にエネルギーとつながれるのか

さて、赤ちゃんの話に戻りますが、私が見る限りおそらく彼ら彼女らは、エネルギーの海であるこの世界から、まるで源泉かけ流しの温泉を自分の家に引き込んでいるかのごとく、無意識にエネルギーを受信しているように感じるんです。


私たち気功家は、治療中や瞑想中など、一定の意識状態になった時に「一時的に」エネルギーとつながることはできるのですが、赤ちゃんのように、四六時中つながれるというわけではありません。
(訓練や意識の使い方によって、繋がっている時間を長くすることはできます)


では、なぜ赤ちゃんは、源泉かけ流し状態でエネルギーを受け取ることができるのだろう?
と考え、ふと思いついたのは、赤ちゃんにはまだ「自我が形成されていない」ということが関係しているのではないかということです。


自我とは、「自分と他人(世界)とを、はっきり区別させる意味での自分。または自分自身に対する意識」のようなものです。


うちの娘はまだ自我が形成されていないので、自分が自分だという意識を持っていません。


自分の手足さえ、自分のものだとうまく認識することができないため、自分の爪で顔などを引っ掻いてしまい、ギャン泣きしてしまうことも珍しくありません・・


他人や世界とは、「自分以外の人間や空間を指す言葉」ですが、それらを認識できるようになるためには、その前段階として、自分は自分であるという自我の発達が不可欠です。


なぜなら、自我が発達することではじめて「自分は自分である=自分と他人(世界)は別の存在である」と認識できるようになるからです。


では、自分が自分だと認識していない状態、つまり、まだ自我が形成されていない状態がどんな状態かというと、おそらく「世界と溶け合っているような状態」だと思うんです。


そしておそらく、世界と溶け合った状態だからこそ、エネルギーの海であるこの世界から、自在にエネルギーを引っ張ってこれるのではないかと。

我が強くなればなるほど、エネルギーの海である世界とのつながりが弱くなっていく

治療家という仕事をしている私としては、なんとも羨ましい限りなのですが、残念ながら、社会に適応していくためには、自我を形成しなくては生きていけません。


自我が発達し、自分と他人を分けて考えることができるからこそ、人の物を盗んではいけないとか、おもちゃはみんなでシェアしたほうがいいとか、〇〇ちゃんの考え方は間違ってると思うから、私はこうしたいなど。
人との距離感をうまくつかめるようになるわけですからね。


ですから、自我を形成することは、社会に適応するために必要不可欠なプロセスなんです。

しかし・・
物事には良い面と悪い面があるものですね。


自我が発達すればするほど、自分と世界は別の存在であるという認識が強固になり、それに伴い「エネルギーの海である世界から自在にエネルギーを引っ張ることができなくなっていく」のだと思うんです。


そう思う根拠は沢山あります。

実際、自我が肥大化し、自分のことばかり考え、他人なんてどうでもいいというスタンスで生きている人や、自分の殻に閉じこもり続け、世の中と関わることから逃げ続けてしまっている人の多くは、心や身体の病気にかかりやすく、幸福になりづらい傾向がありますからね。


おそらく、そういった傾向が見られるのも、自我が強固になり過ぎてしまい(いわゆる我が強い人)、「エネルギーの海である世界とのつながりを知らず知らずの間に断ってしまったから」なのではないかと思うわけです。


ということで、長くなりましたが、赤ちゃんと自我とエネルギーの話でした。


さすがに赤ちゃんのころに戻ることは無理でしょうが、他人とうまく関わっていくことで、肥大化した自我を小さくしていくことはできます。


そして、自我が小さくなればなるほど、世界とのつながりも回復していき、あらゆる面でエネルギッシュになってくるはずです。


実際、他人と深い関係を結べる人や、世の中から受け入れられているという意識を持って生きている人は、パワフルで幸せそうな人が多いですからね。


ちなみに、仏教では、幸福になるためには執着を減らすことが大切だといいます。
そして、最大の執着とは、自分は自分であるという認識、つまり自我そのものだと説いているんです。


もしかすると、悟りの本質とは、誰もが赤ちゃんの時に経験したことがある、世界と溶け合った状態に戻ろうとするプロセスなのかもしれませんね。

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