嫌われてもいい。

世の中が新型コロナウィルスで騒いでいますが、年間2万人以上が自殺するという問題も取り上げてもらいたいものです。特に3月は自殺対策強化月間ですので、、、

と、思っているヘルスケアエイドのきくちとしひろです。

オープン準備で病院時代の友人と会ったので、20代前半で思っていたことについて少し書きます。

誰かと会うとき、ついつい「嫌われたくない」「いい奴だと思われたい」という思いが頭をよぎりませんか。

病院に勤務していた時代は、トップがCAみたいな接客しろ！という考えだったため、本当の自分をひた隠し、好かれるような人物を演じていました。

メガネは黒ぶち禁止！
シャツはインしろ！
前髪はまゆげの上、横は耳にかからないように短くしろ！
給料やってるんだからその金で散髪してこい！

など、言われてましたねー。

「お前の髪、丸まってる。長いから切ってこい！」と言われて、勤務中に髪を切りに生かされたこともありました。笑(ちなみに、医療職なのでロン毛でもなく、普通の長さでしたよ)

生きていく上である程度のことは仕方ないなと思っていましたが、疑問に思うことが多く、これでは自分が自分でなくなる。そこまでして理学療法士として生きていきたいのかと自問自答の日々でした。

病院では偽りの自分を演じ、アフターファイブでありのままの自分をさらけ出す。

そんな無意味な毎日を過ごしていました。

しかし、ある日のこと。

偽りの自分を演じないと理学療法士になれない病院より、自分のありのままを受け入れてくれる病院で、患者さんのために理学療法を提供したいと強く思いました。

ですので、自分らしくやりたいことをやりました。

まずは髪型を十数年前では珍しかったツーブロックにしました。

陰では色々言われましたが、自分が楽しく生きていくことを選択したのです。

人生に寄り添う医療者が、自分をひた隠し、患者さんと向き合うことができるのか。

その疑問に向き合うと演じてる自分が情けなくなりました。

そして、何より、私の人生にも終わりがきます。

自分に無理をしながら演じている自分。モヤモヤしている時間がもったいない。自分らしく最高に楽しい時間を過ごす時間を大切にしていきたい。このままだったら、最高に楽しい時間を過ごす時間がなくなってしまう。

ありのままの自分がいて、その自分を好きでいてくれる人と一緒にいたい。

そのためには、

自分に偽りなく、ありのままでいる。

もうこれしかない。

偽っている自分を捨てる。

これが最高に楽しい時間を過ごすための、唯一の方法。