アイデアを企画に落とし込んでいく技術が伸び悩んでいる
脚本家の古沢さんがインタビューで「技術に引っ張られて書きたいものが出てくる」と言っていて、僕が言語化できてなかったことがスッと言語化されていて感動した。
僕は僕の中で「これは面白い」と思う素材や切り口があって、日々メモしてるんだけど、それを実際にテレビの企画に落とし込んでいくには技術的なスキルが必要になる。そのスキルがあればあるほど、小さな面白いを番組の企画にまで展開できるんだけど、僕はまだそのスキルが足りてない。なので、自分が面白いと思っているものを上手く表現できないし、そこがすごく課題だなーとこの1ヶ月くらいは思うようになった。
そこを補うために僕は企画書のスキルをあげて、なんとなく面白そうとさせることに徹している。あの八坂さんでも僕に「俺たちは天才じゃないから60点くらいのアイデアを企画書で80点にしような」と耳打ちしてくれたことがあるんだけど、僕はその言葉を大事にして謙虚に企画書を書いている。
ただ本当に天才的な人はいて例えばキンダイチさんの企画や企画の言語化とプレゼン能力は凄まじく、これ以上の人に未だ出会えていない。まじで天才だなと思うぐらいに衝撃的だった。
いずれにしよ僕は天才じゃないのでコツコツとスキルをあげて研究をしていくしかない。
なんでこの企画通るんだろ、っていう番組があるんだけど、あれは自分の持っている面白いの断片的なカケラをしっかりと言語化して周囲に面白いと納得させられるから成立している。それがすごく羨ましい。もう少し技術があれば、もう少し狭い面白いを企画にできるんだけどなと思う。
企画会議をしていると先輩の作家さん達とフラットに話し合いをすることができるんだけど、最近は桝本さんとご一緒させていただいて企画会議をしている。僕の眠っている「面白い」のカケラを提示したときに、「こうすればいいんじゃないか?」という提案が目から鱗で、「そっちにいくのか」と感動した。
売れてる人たちはアイデアの膨らませ方も上手い。アイデアを絵的にどう変換すればいいのかという技術的なものがあって、それに裏打ちされたアイデアが出てくるのだ。この点、僕には足りていないのでもう少し勉強しないといけないなと思う。
そこの技術が上がれば、面白いのカケラを面白いに変換できるし、もっと企画が通りやすくなるはずなのだ。
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