相次ぐテレビマンの退職。佐久間さんの先例。テレビのこれから。
2022年の年末、テレ朝と日テレでかなり活躍されていた演出家がそれぞれ退職のツイートをされていた。去年はテレ東の上出さんも退職もあったし、その前は佐久間さん。こんな感じでテレビで優秀だった人がどんどん局から離れて独自の動きをし出している。これは別に今に始まったことではなくて、テレビ局も普通の会社だから退職する人はいるし、逆に新しく入ってくる人がいる。そういう流動性が起こることはテレビ業界としても活性化に繋がるから個人的には全然アリだと思っている。
佐久間さんがテレ東を出てからオールナイトの活躍やNetflixで企画したりyoutubeで再生回数バンバン稼いだりと分かりやすく成功したので、それに影響を受けたディレクターは多かった年なのかもとは思う。それから今はあらゆる分野で動画が活用される機会が多くなってるし、コンテンツ競争が激化している。そこのクオリティを担保できる人ってそんなにいないから、テレビの世界でしのぎを削ってきた人が重宝されるのもよく分かる。
制作会社で言うと、ディレクターがフリーになるケースは多々ある。それでちょっときついなと思ったらまた制作会社に戻ることもあるので、ディレクターの動きはかなり流動性が高い。
逆にこうやって、テレビを踏み台にしていろんな場所で活躍することができるというロールモデルを作れば、優秀な若い人がテレビを目指してもらえるきっかけになると思うし、これはこれで全然ありな風潮だ。
30代は一回テレビでずっとやってくのか、それとも外に出るのかという選択を各々が迫られる年代。各個人がどういう考えのもとに残る、もしくは飛び出す選択をするのかは見守りたい。ただし、結局は自分が幸せになるための人生なので、その選択肢を最大限に尊重したい。
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