課題が人々を結ぶ
昨日書いた事業の定義の話。
事業を「課題解決という価値を届け続る仕組み」と定義した。
読み返したとき、ある方の書籍の一節を思い出した。
川喜田二郎さんという学者が書いた「ひろばの創造」という書籍がある。彼は文化人類学の大学教授でありながら、移動大学という問題探索の場を創造。研修などでよく使うKJ法という問題解決メソッドの考案者もである。
書籍の中でこんな一説がある。
この本が出版されたのは昭和52年。今から40年以上も前である。
この書籍で指摘されている社会、組織における問題は今でも存在している。特にこの「価値ある課題を達成することなしに、存続そのものが大切にされている」という指摘が心に響いた。
改めて自分たちの事業の意義が問われている。自分たちの会社が世の中に存続する意味が問われているのだ。
自分たちの組織は、どんな課題を解くためにこの世に存在しているのか。この問いは常に問われ続け、答えをアップデートし続けねばならない。
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