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【節分】恵方巻を切っていい理由見つけたわ

2/3、節分。明日は立春。寒さに凍える日々ですが、明日じつはそっと春が立ちます。天気予報を見ていると、寒さも明日から和らぐみたい。去年の春夏、特に梅雨明けなんかは季節が行ったり来たりして暦が機能していなかったので有吉さんが一番的確に梅雨明けを言い当ててたよねなんだか少しホッとする感じ。

節分の今日までは大寒末候・第72候「鶏始めて乳(にわとりはじめてとやにつく)」 鶏が春の気配を感じてたまごを産み始める時期、だけど、そんな中猛威を振るう鳥インフルエンザ。卵や鶏肉は価格が急高騰、コンビニでは卵を使った商品の取扱休止、そしてなにより、発生すると1度で100万羽以上の鶏が殺処分。巡り巡って、日々の「いただきます」に力がこもる。


これ多分5年くらい前に作った恵方巻 ご飯を均一の厚さにするのにコツがいるんだよね

数年前まで我先にと競っていた節分の風物詩「恵方巻」も、昨今は最たるフードロスの一例として挙げられ、行き過ぎた販促は減ったように思う。私のお手伝いしているお店も、全部受注販売。

毎年思うけど、あれ1本食べ切るの、個人的には結構至難の技。しかも一言も話さずにって、食の楽しみ一切削ぎ落としてる感じちょっと納得いかない。いや、めちゃくちゃ美味しいとかだったらわかるのよ、でもさ、恵方巻ってちょっと違うじゃない。いや美味しい恵方巻もあるかもしれないけれど。とりあえず理由を調べてみると「縁を切らない」という理由があるらしい。

お守りのためのアラーム笑う

他にも、節分は旧暦だと一年の初めに当たるからか、色んな決まり事が多い気がする。私は3年前連れて行ってもらった西早稲田の穴八幡宮の一陽来復のお守りを、その後毎年ちゃんと手に入れて、ちゃんと貼るのを(半ば惰性ながら)頑張っている。あんなに指定の多いお守りもあんまり見ない気がする。その年の恵方に向けて、年に3回貼るタイミングがある。毎年クリスマスあたりの1回目、冬至はお守り手に入れてなくて、2回目は本当の年越しタイミングでテレビ見てて忘れてる、それでいつも3回目のチャンス、もう後がないという節分のタイミングで貼ってる。それも0:00指定なので、23:30から適宜アラーム鳴らして待機。これが私の限界で、これ以上に制約が増えたら多分もうやらない。

上が神社のほうで下が横のお寺の方だと思う。

でも、やっぱりこういうのを丁寧にやると、周りへの感謝の気持ちに気付ける。ありとあらゆる物事の結果には過程があって、自分では気づいていない外部からの干渉なんかもあったりするわけだけれど、慢心すると全部自分がすごいってなっちゃう。自分でそう思ってなくても、無意識のうちにそうなってるんだなと気づくことがある。見えないものへの感謝の気持ちというのを思い出せるのが、季節ごとの節目だと思う。宗教が世界をぶん回してるのは、最近なんだかんだ理解できる。

そんなわけで恵方巻もちゃんと食べます。ここ最近はお取引先様のものを購入しています。それこそ縁起物ということで、いろんな良きモノとご縁があると良いなと思って用意するので、お取引先様など、ご縁のあるところで買うことが増えたかも。でも、それでも、申し訳ないけど、1本丸ごと食べるのはちょっと違うのよ。神様ごめん。1本食べるくらいなら縁切るほうを選ぶ私を赦してほしい。

なんてブツブツ言ってたら、うちの弟3が「食べやすいサイズに切ってさ、ほら、先を見通せる、とかそういう理由つけとけばいいんじゃね?」とカットされた恵方巻を見せてきた。天才か?

というわけで2000年代以降に生まれた弟様の天啓を採用し、今年も食べやすいサイズに切り分けるのでした。皆さま、今年も無病息災で参りましょう。既にスギ花粉にやられている私より。


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