すがわらきこ

滋賀で生まれて東京にて食と猫に執着しています。今日死にたいと思う人が、明日もう1日くら…

すがわらきこ

滋賀で生まれて東京にて食と猫に執着しています。今日死にたいと思う人が、明日もう1日くらい生きてみてもいいか、と思えるような文章を書けるようになりたいと日々思っています。

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  • 人生とんでも逸話集

    読めばきっと明日もまあ頑張ってみてもいいか、と思える当方の人生におけるとんでもどじっこストーリー

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【大学受験の出願先を間違えた話】進路は迷うんじゃない、間違えるものだ

#あの選択をしたから 小寒末候・第69候。「雉(きじ)始めて雊く」 メスに愛を伝えたくてたまらないオスの雉が鳴き始める季節……だけど都会に雉なんていなくて、感じる風物詩と言えば受験。大学入学共通テストの日は雪が降る、なんてジンクスがあるけど、今年の東京は暖かかった。(週末の大寒に向けて一気に冷え込むみたいなのでご準備を。この冬は東京、雪降らないのだろうか) 人が人生で大学に出願する回数というのは、そう多くはないだろう。だいたいは1回とか2回ではないのだろうか。さて、そんな

    • 年度初めの東急バスとギャル2人

      いくらリモート勤務が増えたと言っても、年度初めは出社する必要がある人も多いのではないだろうか。4月に入って気温もだいぶ暖かくもなり、それと同時に今年は、なんだか細かい雨がよく降る。先日の朝はそんなどんよりとした空の下、いつもよりも混み合う朝のラッシュの時間に、東急電鉄が信号トラブルが重なった。運休も発生したりして、電鉄の乗客は、同じく渋谷を目指して運行している東急バスに振替輸送された。 東急バスは乗車賃が一律なので、前から乗って事前精算し、下車時は後ろからただ降りるシステム

      • 猫を拾ってから、さわれるまでに1年かかった #猫の日

        4年前に子猫を拾った。 臆病すぎて、さわれるようになるまで1年かかった。 今でこそ夜は布団に潜り込んでくるようになったけれど、当初はとんでもない暴れん坊で、最初の検診も、6軒目の動物病院でやっと診てもらえたくらいだった。 保護猫をお迎えしたい人、お迎えしたもののなかなか人馴れしてくれなくて悩んでいる人などが、インターネットの海を彷徨った時に、私とテトの1年の話も目に触れたらいいんじゃないかな、と思って、2024年の猫の日にこの話をしてみようと思う。 2020年春ニューノ

        • 歌姫IUから学ぶ、強く優しい愛の在り方

          2024年1月24日、IUの新しいアルバムThe Winning の先行公開曲 Love wins all が公開された。 IU/아이유/アイユー。1993年生まれ、多くの苦労を経て15歳でデビュー。その後“韓国の歌姫”や“国民の妹”と呼ばれるようになり、アイドル顔負けの大衆人気を博しながらも、ジャンルや性別にとらわれない、文字通り多種多様なコラボ、そして俳優としても積極的に活動する彼女の名前は、韓国の音楽やドラマに関心がある人なら、一度は耳にしたことがある名前ではないだろ

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        • 人生とんでも逸話集
          4本

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          新卒の冬、初めてのボーナスは全部シュトーレンに溶けていった

          今年のクリスマスは、葉山に住んでいる知人のケーキ屋さんのお手伝いのアルバイトをするはずだったのだけれど、数日前に「もっとお店の近くに住んでいる人で入れる人が見つかった」と連絡があって、予定がなくなってしまった。 実は、クリスマスで賑わう街を、余ったケーキを抱えて歩いてみるのが密かな私の夢なのだが(できれば雪が降っているとなお良い)それはまたいつか。 とにかく私なりにクリスマスだからこそできることを考えた結果、直前キャンセルが出まくってるタイミーでレストランの調理仕込みバイ

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          既に戦いは始まっていた【翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて〜】※ネタバレ無し

          -これは映画はまだ観ていない状態で書いたものなので、映画の感想やネタバレは含まれません!しかしながら滋賀県のことをたくさん書いたので、映画を見るにあたり滋賀の基礎知識の予習にはなるかもしれません!- 前書き:映画本当に楽しみです 埼玉には「埼玉県民の日」なるものがあるらしいけれど、だったら「翔んで埼玉〜琵琶湖の水止めたろか〜」の公開日11/23は、滋賀県民の日にしてもいいんじゃないだろうか。と思ってるくらいには、この日に期待を寄せている。 楽しみなのに、いざツイートしてみ

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          小学生の無邪気な偶然俳句「これはもう 猛暑の秋と 言えるよね!」 #推し短歌

          #推し短歌 秋分も迎え、だいぶ日が短くなったように感じる。 都会で感じる秋といえば、やはり、歩道にコロコロと転がって、潰れて芳しく薫る、銀杏の実ではないだろうか。一体どうして、実も葉も落ちるイチョウを植えるのだろう……と思って調べてみると、成長が早かったり、火に強かったり、大気汚染に強かったりと色々理由があるらしい。あと、最近は、実をつけない雄株を植えることが増えてるとか。そもそもなぜ落葉樹を植えるのか、という疑問は解決できないままだが、四季に確固たるアイデンティティがあ

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          ラブホテルで働いたこと、ある?

          突然の質問だけれど、ラブホテルに行ったことはあるだろうか。 まあ、それは、あるかもしれない。 じゃあ、ラブホテルで、働いた事あるだろうか。 これにあるって答える人は、さっきより少ないかもしれない。 じゃあじゃあ、ビジネスホテルの受付の面接だと思って行ってみたら、ラブホテルだったことはあるだろうか。 これは、あんまりないのではなかろうか? 大学時代のほとんどを大阪で過ごした私にとって、心斎橋はいつも遊びに行く場所だった。そんな心斎橋と言えば、有名な観光地でもありつつ、少し

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          バーガーキングの食べたい放題大会「ワンパウンダーチャレンジ2023」に参加してきた

          9月に入った。連日ニュースでも取り上げられるくらいの猛暑日が、日中はまだ続きながらも、朝夜はわずかに秋を感じるようになってきた。何よりも空の変化が一番わかりやすい。迫力のある入道雲が連なっていたのが、たなびく薄雲になり、日の短さが胸を切なくさせる。 さあ、そんな秋めいた日々をスタートさせるのにぴったりな「バーガーキング ワンパウンダーチャレンジ2023 第3弾」に行ってきて、幸福度が最高潮なのでここに記録したいと思う。各社の月見バーガーなんざ、目ではないのよ。 先に言って

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          うな重ではペヤングに勝てない【土用の丑の日】

          連日の海外出張からの帰国後なかなか体調を戻せず、この週末もほとんどの予定をキャンセルしたのだけれど、数ヶ月前から予約してたうな重だけは食べに行くことにした。 美味しかったけど、毎年のことながら、夏バテで胃腸が荒れてて、ひつまぶしにすればよかったと後悔した。量が少なめで毎年助かっている。 案の定胃もたれしてまっすぐ帰れず、途中コンビニのイートインスペースでお茶休憩を挟む。 もう全然夏を乗り越えられる気がしないな、と思いながらふと後ろの席を見るとペヤングにマヨネーズぶっかけ

          うな重ではペヤングに勝てない【土用の丑の日】

          ニューヨークでパスポート(と現金10万円)を無くして現地で再発行した話 #わたしの旅行記

          #わたしの旅行記 私は海外旅行に行くといつも、もうこのネタさえあれば、今後「なんか面白い話して」と雑なフリをされても困らないだろうな、という伝説を作って帰ってくる。コロナ禍真っ只中2022年の2月から3月、ニューヨークに行くことになった時もそうだった。 NYにハワイ経由で入るフライトがあったんですよ 2月中旬と3月頭、2週間ほど間を開けて、ニューヨークで2回、アポの予定があった。本来であれば一度日本に帰国してもよい間隔だったのだが、当時はまだコロナ真っ只中で、帰国したら

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          10年前、ガクチカのために毎日お弁当を作ってた

          今年はいつもより少し春の訪れが早かった気もする。 別れと出会いの季節。 春は冬よりも切ない季節だと思う。 さて、最近は「学生の頃頑張ったこと」のことを略して「ガクチカ」と言うらしい。 ここを埋めるのに苦労するのは、10年前から変わらないだろう。 私も学生の時悩みに悩んだ末、この欄を充実させるために、家族のお弁当を毎日作るということに力を入れていた。 私自身は、中学まで給食があり、高校からお弁当。 私のお母さんは料理が得意ではない。同居のおばあちゃんは料理をするけれど、1日

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          バレンタインにピロシキを作っていって彼氏にドン引きされた話 #料理の失敗談

          「中二病」「黒歴史」と聞いて、あなたは思い出す……いや、別に思い出したくないのに、どうしても思い出さずにはいられないような、そんな何かがあるだろうか。 私は、ロシアの伝統料理「ピロシキ」だ。 ちなみに、今まで生きてきてロシア足を踏み入れたことは一度もない。 中学生のとき、お付き合いしている人がいた。とは言っても、いわゆる“THE・中学生”なお付き合いだ。住んでいた所が本当に田舎だったので、1時間に1本とか2本とか出てる電車に乗って街に出て、ゲームセンターに行ったのが記憶に残

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          【母の日2023】アルバム20冊分の写真をデータにして贈るのだ

          お母さんもいつか死ぬんだ、ということに気付いて夜布団の中で泣いたのは、小学校1年生のときだった。理不尽な怒られ方をして、お母さんもこんな感情的になることがあるんだ、と少し怖くなったのが小学4年生。弟がこっそりお母さんの財布からお金を盗んでいたことが発覚し、お母さんが大泣きしたのを見て、お母さんが一人の女性に見えたのが、私が小学6年生。 とりあえず高校だけは出てくれ、と言われて育ち、無事高校に進学し、大学進学を考えている雰囲気になってくると「大学はお父さんもお母さんも行ってへ

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          ダイヤモンドのエタニティリングを自分で買ってみたら無敵になった話

          昔から「キラキラしたもの」というよりは「鉱物」が好きだった。地球の地面の下で、こんなに美しい物質が生まれることが不思議で仕方なかった。初めて行ったディズニリゾートでは、ミッキーやミニーはそっちのけ、ディズニーシーのセンターオブジアースのクリスタルのオブジェに魅了され、プロメテウス火山の麓のお土産屋さんノーチラスギフトでフローライトの原石をお土産用に買ってもらった。そんな私の10歳の誕生日にお父さんが買ってきてくれたのは天然石のブレスレット。全部まだ、宝箱に大切に保管している。

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          それでも私は東京に住みたい #どこにでも住めるとしたら

          滋賀が好きだ。だから、東京に住みたい。 6年前に東京に出てきた。故郷の滋賀県が嫌いなわけではなく、むしろ愛している。なんてったって、SNSアカウントだったり何かしらのIDにはbiwakoの文字列を手を替え品を替え入れてきた。私の魂は間違いなく滋賀にある。 だからこそ一度、東京に出ておかないといけない気がした。例え10年後「やっぱり住むのも滋賀が最高やわ」となり、滋賀に戻ったとしても、東京で生きたという経験が、私に何かをもたらす気がした。そして東京6年目になった今現在、東京

          それでも私は東京に住みたい #どこにでも住めるとしたら