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工作#4 丸太の車を作りたい!

〜 工作シリーズ 〜

今回は丸太を使ったおもちゃ作りに挑戦です。
最初に言います。
すみません、今回使う丸太は一般にはなかなか手に入らないと思います。
でも、林業の現場では細すぎて材としては売上にならないからと山に残っている部分になります。
有効に使う方法の1つになればうれしいです。

最初の着想は、
「車輪さえついたら車になるんじゃね?」
ということ。
偉大な職人の皆様、すみません。
素人なりに挑戦させてください。

今回のこだわりはこちら

  • 丸太の特徴、年輪の味わいがある

  • 自然物を使う

用意するもの

材料
・丸太のスライス 1枚 スギ
・枝のスライス 4枚 たぶんミズメ
・角材 1本 スギ

道具
・電動ドリル

作り方

①ボディーを作る

丸太の輪切りを用意します。
細めの、木でいう枝が生えている先っぽの方の幹の部分の丸太をスライスしたものになります。

丸太の輪切り
大きさも厚さも適当

大胆に真っ二つにカット!
よく乾いていたのでノコギリですぐに切れました。

半分に分ける
今回はヒビに合わせて切り分けたので
真ん中ではありません

電動ドリルで穴を2箇所開けます。
今回は前後ギリギリを狙って穴を開けました。

左右に穴を開ける


②タイヤを作る

本来はキチンと大きさの揃ったデコボコのない形に成形するのが王道だと思います。

だがしかし、あえて恐れず言います。
「ガタガタ不規則に動くのが味があるはず!」と。
ということで、枝のまま、皮も剥がずに使います。

切る前の枝 立派

好きなタイヤの厚さに4つ切り落とします。

タイヤ4つに切り分ける
厚さはもちろん適当

改めて見ると、不規則すぎるな〜。
自然のままの枝を使うので形は歪な上に、穴の位置も中心も全く取れていません。
いや、あえてとっていません。

"ほぼ"真ん中に穴を開ける


③車軸を作る

角材を細く削って車軸となる棒を作っていきます。

穴の大きさに合わせて一応印をつける
大雑把に角材を割っているところ

ある程度周りの部分が割れたら小刀で少しずつ削って真っ直ぐな棒にします。
写真にはないですが、別の板に穴を開けたものに棒を通すことで、穴の大きさに合うか確認しつつ削りました。

ある程度均等な棒になった

これで必要なパーツ作りは完成しました!
あとは組み立てるのみです。


④それぞれを組み立てる

できたパーツを組み立てていきます。

3種7つのパーツ

車輪には電動ドリルで穴を貫通させているので、車軸の棒をねじ込んで、少し出たところをノコギリとヤスリできれいにしたら完成です。

軸をぶっ刺して…


完成! しなかった…

悲しいことに、完成できませんでした。
手元にあった材料で作ったので、車軸の木材の樹種はスギ。
軽いし柔らかいので加工しやすかったのですが、ねじ込むのに必要な力に耐えられませんでした。
途中でポッキリと折れてしまいました。

折れちゃった…


わかったこと

  • 手作りなので失敗することもある

  • 適材適所という通り、樹種によって使い分けが必要である

  • やっぱり職人さんはすごい!


次回は続きから、
車軸の素材を変えて挑戦します!
他はいけるはず、たぶん…

樹種をどうするか。
やっぱり硬い広葉樹の枝が欲しい!

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