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工作#2 スプーン作り

〜 工作シリーズ 〜

今回は木でできたスプーンを作ります。
うまくできたらキャンプはもちろん、普段使いとしても嬉しい一品になればいいな。

用意するもの

材料
・スギの角材 1本
※好きな樹種でいいですが、スギが比較的手に入りやすく、柔らかいので加工もしやすいと思います

道具
・のこぎり
・小刀
・彫刻刀
・紙やすり #80、#180
※紙やすりは番号が小さいものは目が荒いので最初にガッツリ削り、
 後から大きい方で磨けばスベスベになります


作り方

①木を選ぶ

数ある木材の中から、作りたい大きさや形、木目や色など、自分のイメージに近い木を選びます。
また、向きによって雰囲気も変わってくるので好きな方向をよく見て選びます。

第一の基本 木をよく見る!


②荒削りをする

スプーンの枝の部分が丸くなるよう、
また、持ち手が細くなるよう荒削りをします。

荒削り1

丸みを出すときは、焦らずに少しずつ刃を寝かして入れ、コントロールできる量を削るように気をつけます。
よくある失敗は、一気に削ろうとして刃を立ててしまい、思っていたよりもたくさん削れてしまうこと。
地道に少しずつ削り、時々いろいろな角度から確認して左右のバランスや薄さをこまめに確認します。

また、スプーンの先の部分や持つ部分の長さも調整してノコギリで切ります。

荒削り2 スプーンっぽい外見に


③サジの部分を掘る

いよいよ肝となるサジの部分を掘っていきます。
少し縁を残しておくのがポイントになると思います。

彫刻刀で掘っていく
縁の傾斜は小刀で調整

窪んでいた方がスプーンぽいですが、洗いやすさやこの後のやすりがけのしやすさを優先して、平たいスプーンにしました。
イメージはアイスやヨーグルトを買った時についてくる使い捨てスプーンです。

これ、スプーンじゃね?(自己満)


④ヤスリがけ

削り終わったらいよいよ最後の工程、ヤスリがけを行います。
ここをどこまで頑張るかで仕上がりに大きな違いが出てきますね。

最初は目の荒い#80でガッツリ削ります。
ここでは、彫刻刀でできた窪みを取っていくイメージです。

次に目の細かい#180で磨きます。
ここでは、口当たり・触り心地が良くなるようにツルツルにしていきます。

ひたすらヤスリがけ

「こんなもんかな?」と思ったら、手と口を使って磨き具合を確かめます。
特に、スプーンは口に入れて(自分が)使うので、口当たりの確認は重要だと思います。
口で確認した後は、遠火に当てるなどして乾かしてから再度紙やすりで磨きます。

口触りのチェック

口に入れる前には、必ず水で洗ったりウェットティッシュで拭いたりしましょう。


完成!

完成…としておこうw
彫刻刀を深く入れすぎて堀跡が全然消えない!
でも、これ以上削ると薄くなりすぎて割れやすくなると思うので、ここで断念…

ゴツゴツしてる・・・けど口当たりには影響ないからOK!


わかったこと

  • 作り始める前に、作りたいスプーンの具体的なイメージを固めるのが大事。「とりあえず、それっぽく作ろう」と曖昧な感じで作ると、途中で方向性が代わり、「こうしといたらよかった!」という事態になって後悔する


次はやっぱりナイフ1本で削って作るのがカッコいいので、彫刻刀は使わずナイフのみで削るのに挑戦したいですね!

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