きこらん

へたっぴでも楽しんで投稿している昭和生まれの関西在住です。主に母たっこちゃんのことをか…

きこらん

へたっぴでも楽しんで投稿している昭和生まれの関西在住です。主に母たっこちゃんのことをかいています。

最近の記事

たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #48 たっこちゃんが転けた~救急車受け入れ先が見つからない ①

ずいぶんとnoteをほったらかしにしてしまった。インスタを始めたら楽しくてそっちに集中していました。ちなみに「下手でも投稿」「楽しんで投稿」精神で、ここで載せているような手描きイラストを投稿しています。 さて、noteを放置している間に、母は2泊3日の入院による白内障の手術を終え、タイトル通りに転けました(関西弁)。 なにがあったか。 かかりつけのクリニックで日帰り手術が可能だけど、10年くらい前、人工関節置換術の際に出血が止まらなくてICUに入る寸前だったこと、基礎疾患

    • そうだ、自動車運転免許をとろう………

      人生で悔いていることのひとつが自動車運転免許をとらなかったこと。とはいっても、悔やむ気持ちが生まれたのはごく最近になってから。 自分には車の運転は無理だと思っていた。 必要ないとも思っていた。 なにせ子供の頃から乗り物酔いが酷い。 カンが鈍い。 どんくさい。 なによりトラウマがありまして。 専門的に正しいかどうかはわからないけど、あえてこの言葉を使います。 小学生のときのこと。 通っていた公立の小学校は集団登校で、地域ごとの班単位で登校していた。班長になると1番先頭

      • ひらがなの「ゆ」の思い出

        平仮名の「ゆ」にまつわる悲しい思い出ばなしです。 うんと昔のはなし。 小学校に入学してまもなく「かきかたノート」の宿題が出ました。私の記憶ではひらがな練習ノートは「かきかた」と呼ばれていて、宿題でその練習帳にひらがなの「ゆ」を書いていました。 全部書き終わったので母(たっこちゃん)に見せたらなんと怒られた。 「そんな『ゆ』があるか」 私は習った通りにそしてお手本通りに「ゆ」を書いていたのに。 母は一筆で書ける「ゆ」を書いてみせ 「『ゆ』ゆうたらこうやんか」 って書き

        • グラグラ乳歯を荒わざで抜かれたわたし

          昭和時代の我が家のエピソードです。 小学生のころ、グラグラした乳歯に糸をかけられ、自分でひっぱるように強要された。 でも私には怖くてできなかった。絆創膏を剥がすのさえビビって、お風呂につかって絆創膏をお湯でふやかして、そろりそろりと剥がしていた私にできるわけはない。 それでどうするか。 寝るときに、寝間着に着替えた私のグラグラ乳歯に糸がかけられ、反対側は足の親指に結ばれるのだ。 寝返りをうったときにひっぱられて抜けるって算段だ。 でも、そんなに簡単じゃない。動いたとき

        たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #48 たっこちゃんが転けた~救急車受け入れ先が見つからない ①

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #47 ほぼ70歳あたりから綺麗好きを卒業

          たっこちゃんあるあるのひとつ。 机の上の片付けは、重ねて真っ直ぐに置いたらはい、完了。 新聞紙とノートを重ねた上にバナナがのっていたりするけど、本人は片付けたつもりなのだ。これ、私が知るO型の人に多いO型あるあるです。あくまでもわたし的にはです。 今ではこんなだけど、たっこちゃんは掃除好きで整理整頓が得意だった。私はいつも「片付けろ」だの「汚い」だの「掃除が中途半端」だのと怒られていた。 それが歳をるにつれ、腰が曲がらなくなり、膝が痛くてしゃがむことが難しくなり、力もな

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #47 ほぼ70歳あたりから綺麗好きを卒業

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #46 ほぼ80歳のほめられコーデ

          母(たっこちゃん)のことを書いています。 先日老人会の総会に出席したたっこちゃん。 帰宅するなり 「あたしが一番かわいかってん」 「みんなに褒められてん」 「かわいいって言われてん」 「よく似合ってるなあって言われてん」 ご機嫌だった。 老人会の総会とはなんぞや。 それは主に1年間の会計報告を目的とする集まりだそうで、会員が集まって市歌と老人会の会歌を歌うところから始まり、会計報告をして食事(禍前なら)となる。 数年前までは地元の老舗ホテルの広間で開催していて、会員のみ

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #46 ほぼ80歳のほめられコーデ

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #45 2年半ぶりの美容室

          母(たっこちゃん)のことを書いています。 数日前のこと。たっこちゃんはコロナ禍以降初めて美容室に行った。実に2年半ぶりのことだ。 なぜこんなにも美容室に行かなかったか。 1.服用しているリウマチの薬は免疫を下げるから感染にはかなり気を付けている。リスクは避けたい。 「ボサボサ頭でも死にはしない」 2.そもそも馴染みの美容室がなく美容室を探しているところだった。地元の美容室は若者向けばかりで行きづらい。 3.最初の人工関節置換術後まだ杖を使っていたときのこと、予約時に

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #45 2年半ぶりの美容室

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #44 おばけが怖いほぼ80歳

          高齢の母(たっこちゃん)のことを書いています。 ひとりで夜を越さなくてはいけないときは、朝までそこらじゅうの電気をつけて、テレビもつけっぱなしだと聞いたのはうん十年もむかし。 何が怖いのかと尋ねたら「どろぼう」だと言っていたたっこちゃん。 「うちには何もとるものないやん、笑」 と言う私に 「そんなん、泥棒はうちの事情は知らんやん」と言い返していたのに、ずいぶんと後になって実は怖いのは泥棒ではなくおばけだと告白された。 たっこちゃんは曾祖母から受け継いで、多少霊感はあるよ

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #44 おばけが怖いほぼ80歳

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #43 歩く母

          血圧を診てもらっている内科まで、たっこちゃんの足で20分くらい。 その道路は宅急便の大型車両が横を通るのを立ち止まって待つ程度に狭い。北側が高くなっている上にでデコボコ、ガタガタで、たっこちゃんには歩きづらい。 以前なら年度末になんでここをって場所のアスファルトが削られていて、そのうちに、この道を直す年がくるだろうと待っていたけどそのときは来ないままだし、最近は年度末にアスファルト削ってない気がする。 その歩きにくい道路をたっこちゃんは自分なりに、なだらかな場所を選び、

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #43 歩く母

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #42 ノースリーブス

          高齢の母(たっこちゃん)のことをかいています。なかなか上達しないゆるい手描きイラストは笑ってやって下さい。 ノースリーブスっていっても、AKBのユニットのことじゃない。洋服のはなし。 しょっちゅう書いているけどたっこちゃんは服を手放せない。私からすれば、衣装ケースやタンスの引き出しに数十年も入れっぱなしの普段着は捨ててもいいだろうって思うんだが。 リサイクルショップに持ち込むなんてもってのほか。それなら捨てた方がマシだそうで、矛盾しまくり意味がわかりません。 大量の着

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #42 ノースリーブス

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #41 たっこちゃんが転んだ 2

          高齢のたっこちゃん(母)のことを書いています。上達しない手描きイラストはゆるイラストだと笑ってやってください、ペコリ。 たっこちゃんが転んだはなしの2回目。 私はたっこちゃんがこけないか(転ばないか)と心配でならないのに、たっこちゃんはよくこける。 人工関節が入っているとはいえ脚が悪く筋力がない高齢者のたっこちゃん。杖なしで歩けるんだが、とにかくちょっとしたことでこけるのだ(転ぶってことね、2回目)。 なぜこける心配をしているかというと、高齢者がこけて骨折したことがき

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #41 たっこちゃんが転んだ 2

          たっこちゃん 、齢ほぼ80歳 #4 0 老人会は楽しいけど80歳に役員はツライ

          負けず嫌いなたっこちゃんは老人会の活動でいい成績を修めたいがために自主トレをする。 ボーリングを楽しんでいた頃はコカ・コーラの空き缶を集めて並べ、テニスボールを転がしていた。その距離1.5メートルで、それがトレーニングになっているのかは疑問だった。 吹き矢セットもネットで買って、会の皆には内緒のトレーニングを続けた。そのおかげで大会ではよい成績をおさめ、表彰状がいっぱいだ。そんなにも頑張ったのに、飛沫やらエアロゾルのことがあって老人会の活動種目から無くなってしまってがっか

          たっこちゃん 、齢ほぼ80歳 #4 0 老人会は楽しいけど80歳に役員はツライ

          誕生月なんでちょびっとだけセンチメンタルnote

          昭和のある年の3月、たっこちゃんの長女として生まれました。 帝王切開で産まれた私は身長52.5センチ、体重3600キロもある大きな赤ちゃんだった。これは当時の標準よりだいぶ大きい。 手術後たっこちゃんはお腹に砂袋を乗せられたまま何日もベッドに寝たままだったらしい。入院は2週間だったそうだ。今は術後早めに動かすけれど当時はそんなだったらしい。 大変やってんという。 冗談で言ったことがある。 「たっこちゃんは小さいねんから、小さく産んで大きく育てればらくだったのに」。 する

          誕生月なんでちょびっとだけセンチメンタルnote

          齢ほぼ80歳と娘、いまさら自己紹介みたいなもの

          母を「たっこちゃん」と呼ぶ理由はnote最初の投稿で書いたけど、そういえば自己紹介はしてなかった。 気づいたからには、それふうなものを書かなくちゃ。興味はないだろうけど、そうは言わずに読み進めてもらえたら嬉しいです ^^;  たっこちゃんの娘です。 かなり若く描きすぎてしまいました ^^; イラストは落書きとか、年賀状に干支や松竹梅のイラストを描いていた程度です。 デジタルイラストに挑戦するも挫折しました。 アナログで描いている絵は下手だけど本人は楽しいからそれでいい

          齢ほぼ80歳と娘、いまさら自己紹介みたいなもの

          齢ほぼ80歳の衣装ケースから #17着目 これこそ昭和なシャツ

          たっこちゃん(母)がしまいこんでいる、着ない・着られない、でも手放せない昭和・平成初期の服ひっぱり出してきて、日の目を見せています。 今日たっこちゃんの衣装ケースから出してきたのはいかにも古着って感じの派手なプリントシャツ。 テロテロでもスケスケでもシャリシャリでもない、なんと表したらいいのか。素材は表示がないのでわからない。 とても軽い生地だけどペラペラではない。 こちらはジャスコのイージーオーダーじゃないようです。 「PEARL 神戸」って。神戸のアパレルメーカ

          齢ほぼ80歳の衣装ケースから #17着目 これこそ昭和なシャツ

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #39 お姫さまカットがいやだった

          コロナ禍でたっこちゃんは美容院を控えている。コロナだけが問題なのではなく、行きたい美容院がなかなか見つからないってこともあるんだが。 世の高齢者はどこで髪を切ったりパーマをあてているんだろう。 で、伸びた髪をどうしているかというと、私が切っている。白髪染めはかなり上手になったものの、カットは回数を重ねてもまったく上達しない。 たっこちゃんの髪を切りながら必ず思い出すことがある。 たっこちゃんに髪を切ってもらっていた子供の頃のことだ。 チョキチョキと切っておかっぱ頭やマ

          たっこちゃん、齢ほぼ80歳 #39 お姫さまカットがいやだった