89万円の課金が妻にバレた45歳リーマンの話 #15

私が進めていたプロジェクトがうまくいかない状況がしばらく続き、イライラする日々、そんな中、ドラクエタクトで、新たなイベントが開始され、立て続けの課金をしてしまうのです。

プロジェクトがうまくいかず、イライラする日々

2020年11月、私が抱えていた一つで、別部署と連携しながら進めていたプロジェクトが、うまくいっていなかった。

明らかにボトルネックは、あるメンバーがうまく機能していないことは、わかっていました。

メンバー本人と、1on1を実施し、状況や課題を聞きて、なんとか説得を試みるのですが、その場では、合意をするも、一向に改善がされない。そんな状況が何度か続きました。

私の考え方や、やり方が間違っているのかもと不安にもなってきたので、関わっている他のメンバーがどう思っているかが、気になったので、他のメンバーとも1on1を実施。1on1を通じてヒアリングした結果、ボトルネックとなっているメンバーに対して、不満を持っているメンバーが多数いることがわかり、課題が顕在化しました。

関係するメンバーのためにも、なんとか、その状況を打破しようと、メンバーには、私の考えや、取り組みを伝え、ときには協力してもらいながら、説得を継続しますが、それでも、改善されない。といった状況が、しばらく続きました。

最終的には、かなり時間はかかりましたが、私の上司にも巻き込んで、取り組むことになり、なんとか改善することはできました。

そんな状況だったこともあり、日々、イライラしていることも多かったと思います。

立て続けの課金をしてしまう

一方、前回、「ドラクエⅢイベント」で、ぶっ壊れキャラの「大魔王ゾーマ」が登場し、8万円という高額課金をしてしまった「ドラクエタクト」では、イベントが立て続きとなり「ドラクエⅣイベント」が開催されました。

ガチャには「アリーナ」「クリフト」「デスピサロ」といった人気キャラが週替わりで登場するのです。

コンプ欲が書き立てられ、次々登場する人気キャラが欲しくなってしまい、ガチャのために課金をするのです。

アリーナで2万円、クリフトでも2万円、そして、デスピサロで5万円という金額を使ってしまい。合計9万円もの高額課金をしてしまいました。

この頃から、妻にバレる3月まで、毎月の課金額が7~9万円もの金額となっており、完全に、価値観が壊れてしまっていました。

当時の私は、仕事が忙しく、イライラしていたものを、仕事以外のオフのときは、頭を空っぽにしたくて、ゲームに逃げていました。

仕事で上がっていたアドレナリンを、ゲームにもぶつけることで、高額課金にまで手を出してしまっていたのだと思います。

バレていなければ、さらなるインフレが起こっていたかもしれません。そう考えると、ゲームは本当に怖いです。

妻には本当に申し訳なく思います。また、ゲームに溺れていた私を見捨てずに、救ってくれた、妻には本当に感謝します。

追記:この記事を読んだ妻からの一言

仕事をうまく進められないメンバーへの対応に違和感。

特に、解決策が「説得して理解してもらう」一択なのが気になる。

人にはわかっていてもできないことがある。しかもプライドがあって「できない」と言えない人もいる。もちろん自覚できない天然な人もいる。

他の人ともうまくいってなくて孤独な人を1on1で追い込むのは危険じゃないのかな。仕事ができないからって、その人の尊厳を傷つけていいことにはならないと思う(私もそう思えるのは最近になってからだけど)。

もし説得するしか方法がなかったとしても、説得の仕方に足りないところはなかったの? 相手が心理的に聞き入れたくなる工夫も必要では。「ほかの人も不満を持っているから」を言い訳にするより、「ほかの人が苦手な人ともうまくやれる自分」になった方が素敵。

この歳になると「理解しあう」なんて都市伝説だとわかってくる。でも「理解してほしい」より「理解したい」が大切で、「理解できなくても理解しようとする姿勢」も大切で、しかも「どんなに頑張っても理解しあえない不可侵領域がある」前提を知っておくのが重要なんだと思う。

どうしても難しい場合の正解は「適度な距離を保って相手を尊重しつつ上手くやる(こちらの要求を下げて諦めて、別の方法を模索する)」かと。

確かに、「理解してほしい」ではなく「理解したい」という視点が大事でした。私の要望を押しつけていたと思います。それでは改善しないですよね。

相手の思いを理解することで、新たな課題が見えて、それを一緒に解決できるのかを話あえればよかったのだと思います。

一方で、『「理解しあう」のは難しい』のもその通りですね。いくらわかったつもりになっても、本質的な部分までは中々理解できないと思います。

「理解する姿勢」を示し、「適度な距離を保って相手を尊重しつつ上手くやる」といった、その姿勢が大事なんですね。中々、うまくいかないときには、気持ちを落ち着かせ、しっかり切り替えて対応していくように、次からは心がけていきます。

つづく

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