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「#うちのカレー with アイスム」で受賞しました!

 本日、こんなビッグニュースが舞い込んで来ました。

 まさか、私の「赤カレー」(ビーツのカレー)が⁉︎と最初は自分の目を疑いました。料理が特別に得意なわけでもなく、ましてや料理の専門家というわけでもない私。ただただ、家にある野菜たちを適当に鍋に放り込んで、市販のルーに頼って作っただけのカレーなのに。

 私が作る料理は、高級で珍しい食材を使うわけでもなく、特別に手が込んでいるわけでもありません。こだわりといえば、朝市での買い出しで手に入れた、リーズナブルで新鮮な野菜をふんだんに使うことくらいでしょうか。それと、せっかく手に入れた食材は無駄にはしたくないから、とことん使い切る!それも譲れないポイントかも知れません。

 そんな中でもビーツを使うことは今のマイブーム。ビーツは日本ではまだまだ一般的な根菜ではないようですが、こちらブラジルでは季節を問わず、安定的に手に入れることが出来ます。

生鮮品は、近所に立つ金曜日の朝市で買い求めます。スーパーには高級で珍しい品もありますが、新鮮さでは朝市の品には敵いません。いつもではありませんが、ビーツは新鮮な葉っぱ付きで売られていることもあります。
この日のビーツはひときわ巨大でした。

 こんなにも身近な食材であるビーツなのに、自分で調理するようになったのは、ここ5、6年のことです。なんとなく思い込みで、「調理時間が長いのでは?」というのがあって、なかなか手を出せずにいたのです。食べたいと思えば、外食のサラダ(シンプルに茹でただけのもの、細かくおろした生のもの)で食べれば良い。そんなスタンスでした。

 ビーツを自分で調理しよう、と思わせてくれたきっかけは、NY在住のジャズピアニスト、大江千里さんのnoteで紹介されていたこのメニューでした。

ビーツを使ったレシピ第1号は味噌汁。ビーツに包丁を入れた時のほとばしる赤。そしてその茹で汁の色には本当に驚きましたが、ほんのりとした甘みは味噌汁に合う!と思いました。

 その後、やはり千里さんのnoteで紹介されていたパスタに衝撃を受け。。どんな感じか作ってみたところ、note仲間の皆さんが次々にバトンを受けてくれて盛り上がりました。日本を始め、アメリカ、チリ、ドイツ、ルワンダなど世界中にビーツのパスタの輪が広がりました。尚、このレシピは今月(11月)28日に発売となる千里さんの料理本「ブルックリンでソロめし」にも入っているようです。


 「赤レシピ」はまだまだ続きます。

これも大江屋レシピ。ビーツのスープ。
やはり大江屋レシピのチキンライス。
ビーツは生のままでもいただけます。果物と合わせてデトックスジュースに。
おろし金でおろしてサラダに。
ちょっと冒険して、スペインのオムレツ、トルティージャの具に。
正統派としてはボルシチに。
中東の料理、雛豆のディップ、フムスにも。これはチリ在住の幼馴染に教えてもらったレシピです。
寒い日の定番、ポタージュスープ。
先日作って家族にもなかなか好評だった、大江屋さんのミートローフにもビーツをイン。こちらのレシピを載せた記事は、思いがけずSmartNewsでご紹介いただきました。
調子に乗り赤ハンバーグまで作りました。
でもなんと言ってもイチオシはカレーでしょう。これは一昨日の夜に作ったもの。赤カレーの前身でまださほど赤くはありません。葉っぱ付きで購入したので、ビーツの茎も入れてみました。
これは昨日のお昼のカレー。ビーツの色素が滲み出て味も熟成され、立派な赤カレーになりました。


 今回の受賞では、note/アイスムの関係者の皆様には大変お世話になりました。いただいた素敵な講評の中の一文、「カレーって、だれでも手軽につくれるけれど、だれが作ったかがすごく大事な料理。」にとても感激しました。私だからこそ作ることができるカレーを、これからも作り続けていこうと思いました。ありがとうございます。


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