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月9ドラマのように、、、、、#1整理加工業大恵さん(小宮さん)

はじめに

昨夜の月9ドラマを学校のみんなで話してワクワクする感覚「昨日のドラマ見た?」みたいなそんなラフな感覚で僕らにとって本当は身近な生産者にテーマを変えてワクワクしながら聞いてほしい
そんなお話…

有限会社大恵
創業60年
整理加工業者

今回の目的と大恵さんについて

今回、大恵さんを取材した目的は、僕たちと同じ若い人達に向けて、生産者の今を伝えるという事です。以前僕が見学させていただいたことをきっかけに、八王子ファッション業界を盛り上げていきたいという僕の気持ちに賛同していただいて、インタビューをすることができました。

大恵さんは主にマフラーやストールの起毛を中心に様々な加工を行っています。今回取材させていただいたのは専務の小宮浩さんです。小宮浩さんのおじいさんが個人で始め、それが60年たった今でも営まれています。小宮浩さんは八王子ファッション協議会の専務も務めています。

インタビュー

・整理加工業とは

Q.大恵さんでは具体的にどのようなことをしているか?

A.八王子での織物、ニットの出来上がりを工場に運んでもらい洗ったり乾かしたり、プレス機やアイロンのようなもので伸ばしたりして、※風合いを変える。(風合い=織物の触った感じや見た感じ)  

洗う→乾かす→伸ばす(プレス機、アイロン)etc... 

一日に何十種類、年間で何百種類もの要請が!?


・これからの工場問題とファッション業界

Q.町の工場=若手不足というイメージがあるが実際はどうなのか?

A.現状、八王子でも今やっている人たちの後継ぎ、後継者はいない。数十年先にはこの産業もなくなってしまうかもしれないと思っている。先輩にも「俺で終わり。」と話す人もいる。

次の世代に受け渡したいがそもそも人がいない、この仕事を続けていっても食べていけない現状がある。子供がいても普通の仕事をしたほうがいい、わざわざ家の仕事をさせられないという問題。

Q.今の八王子ファッション業界とかつて盛り上がっていた八王子ファッション業界は違いますか?

A.違う。私(小宮さん)よりもっと前の時代の“八王子の繊維業バブル”があったときは盛り上がっていた。織物屋や機屋でも儲かるとビルが建つくらいだった。

八王子ファッション協議会とは、、、昔の織物や染色など繊維に関する組合が全てなくなってしまって、残った織物組合がそれを機に、繊維に関わる全員が集まる会として作られた。27年程たつ。月に一度集まって繊維について学ぶ会を開催している。だれでも参加することができ、もちろん僕らの様な学生も参加可!先月は二十数名もの参加。(6月6日現在)

〜きっかけレポ〜
先月は色についての勉強会。小宮さんはこれについてほんとに楽しそうにお話してくれました!僕たちも参加してみたい!!(^-^)


🌟Series Question

Q.八王子の美味しいお店は?

A.「大安」というラーメン屋さん。大きなチャーシューがとても美味しい!人気店でお客さんがよく並んでいるから行くならはやい時間に行った方が良い。

Q.19歳の時自分(鈴木)は新しい自分に出会ったのだが、小宮さんは19歳の時何をしていましたか?

A.専門学校に通っていた。勉強は好きじゃなかったが今まで自分がやってきた中で苦手な分野に足を踏み入れようと思い学校へ。今とは全然関係ない電気や空調の学校へ2年間行った。

Q.小宮さんから我々若者に向けて、こうしてほしい。などの希望はありますか?

A.学生でも発信力がある人が入ってきてファッション協議会を盛り上げてほしい。上手に発信してほしい。現状、できる人が発信しているものの、見ている人がどれくらいいるかわからない。もっと別の方法があるはず。

Q最後に、何も夢がない、やりたいことも見つからない若者に向けて何かアドバイスはありますか?

A.私(小宮さん)は繊維と関係ないところで勉強して、就職までした経験が自分にとってものすごくメリットになっている。他の仕事をやっていると他の分野にも詳しくなれるし、電気についての勉強やアルバイトでの経験、元々好きだった車の免許、トラックやダンプカーの免許まで取得した。
たくさんの経験をすることで、自分の得意分野が見えてくる。

『自分にできる範囲で様々なことに積極的にチャレンジすることが大切。』


まとめ
今回大恵さんに取材をして強く思ったことが2つあります。1つ目は「若い力」が今現場で本当に求められているという事です。少しでも服に興味がある人や、モノづくりに興味のある人、そしてもちろん何にも興味がない人を1人でも多く僕だけの力ではなく、生産者と共にこっちに振り向かせていきたいと強く思いました。
2つ目は「八王子」をもっともっと強くしていく。すなわち、八王子の織物産業を八王子のモノづくりを今まで以上に発信していきたいと思いました。今は個人的になにか貢献できることは少ないかもしれませんが、発信担当として精一杯やって行こうと決心しました。そして行動に移していきます!
最後になりましたが、今回はお忙しいであろうド平日のお昼間に時間を割いて学生でしかない僕らのお話を真剣に聞いて答えていただいたこと、本当に感謝しています。大恵さん、そして小宮さん濃い時間をありがとうございました!!