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吉靴房とつくりて野島の自己紹介

「自己紹介」

つくりて野島は愛知生まれの静岡育ち。6歳から剣道を20年以上専門でやってきてものづくりの経験はほぼない状態でしたが、25歳までに人生を懸けてやる仕事を決めたいと考えてました。

23歳の時剣道の全日本選手権予選と国体予選の要項を書くように師範から用紙を受け取った時に剣道から離れることを決断。
そして靴を作るということに人生をかけることを決意しました。


1999年に日本の革製品の6割程の生産を請け負う浅草に引っ越し、靴メーカーに就職。製造企画の仕事をしながら独学で靴作りを覚え、2005年に初個展。2006年に京都に移住し吉靴房を立ち上げました。


京都西陣に工房兼店舗を構え、主にオーダーメイドで全て手作りにて靴の製作、ブランドやセレクトショップにも卸しています。


「吉靴房について」

吉靴房(きっかぼう)は履物作家・野島孝介が手づくり靴の製作を行うアトリエ兼ショップです。
日本生まれ日本育ち、国技ともいえる剣道を20年以上学んだつくりてが伝統文化の延長戦上にある未来への指針となる履物を形にするべく吉靴房を立ち上げました。

店舗の営業時間は週4日(月・金10:00〜16:00、土・日14:00〜17:00)
デザインは50種以上、全ての工程をスタッフと3人でこなしています。 1ヶ月で25〜40足製造、オーダーは3〜6ヶ月待ちという状況です。


吉靴房が掲げるテーマは「日本」
剣道を20年以上専門でやってきた作り手だからこそ掲げられるテーマだと確信し、日本に古来から伝わる形を現代の生活に合うようにデザインに昇華し、革靴の技術と合わせ製作しています。

ヌメ革をメイン素材とし、目指すのは畳に素足が触れた時の開放的な感触の心地よさ。

吉靴房のオーダーメイドは各個人へ思いやりと経験と個性を纏う特別な履物を提供します。


靴とは歩行のための道具であり、ファッションの決定的要素を持つ機能ある道具です。
デザインとは機能と思いやり、経験というフィルターを通り具現化するものだと思います。
そして手作りとは纏う全ての細部に個性が現れる工程だと思います。

靴作りには非常に多くの工程がありますが、吉靴房ではデザイン、設計、裁断、製甲、釣り込み、底付け、仕上げという全ての工程を手作業で製作しています。

吉靴房(きっかぼう)の「きっか」は菊花の音。菊は皇室の家紋として使われるもので、その形、色、佇まいなど古来より日本人の心に根付いている花の一つ。
「きっか」という音に縁起が良いや、めでたいなどの意味を持つ「吉」と「靴」をあてました。
「房」は部屋や小部屋を意味する文字で、手作りの大量生産とは違う良さを表しています。
日本をテーマに手作りで様々な靴を製作する吉靴房。この名前にはこのような意味が込められています。

2010年京都デザイン賞入選「御沓」
2011年京都デザイン賞入選「単皮」
14年連続代官山で春の個展開催。その他催事等出展。

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