安積 町

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記事一覧

9月一日の衝動と情景

安積 町
1年前

日記"は"

今日は散歩に出た。知らない場所を求めて。 坂を登って行った。そのうち帰る道が少ないことに気づいて、途中で細い路地を見つけたので迷いを持ちつつその道へ入って行った…

安積 町
2年前
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日記"ろ"

まだ竹尺4つで身長が測れた頃、公園によく行っていた。学校のそれは、あまりに人が多く、また早い者勝ちであったので、憂さ晴らしに公園のそれで立ち漕ぎをしてやったのだ…

安積 町
2年前

日記"い"

拙い、下らない、取るに足らない妄言を作文用紙に書き散らしていたらいつの間にか余白さえ埋まっていて、窓ガラスはどろどろとしたオレンジに変わっていた。夏に縁取られた…

安積 町
2年前

初めまして

小説書くのは趣味でやってるのであんまり他の人のを見る気はないです。 影響を受けたのはゲスの極み乙女の歌詞とか星新一、「52ヘルツのくじらたち」だと思います。

安積 町
2年前
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日記"は"

今日は散歩に出た。知らない場所を求めて。
坂を登って行った。そのうち帰る道が少ないことに気づいて、途中で細い路地を見つけたので迷いを持ちつつその道へ入って行った。
 一抹の不安は、その道が行き止まりでないかということだった。極度の被害妄想気味なのがそうさせているのであった。しかし、その先には住宅地が続いていた。平均年齢も高そうで、壁が朽ちたり塗装が剥げたりした住み心地の悪そうな住宅地だった。高齢者

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日記"ろ"

まだ竹尺4つで身長が測れた頃、公園によく行っていた。学校のそれは、あまりに人が多く、また早い者勝ちであったので、憂さ晴らしに公園のそれで立ち漕ぎをしてやったのだ。いつの間にやら少しずつ、ブランコから落ちることが怖くなくなって、肩幅も、尻も大きくなり、極め付けは長くなった足が地面に引っかかるようになった。そして、ブランコはいつの間にか取り外され、残ったのは錆びて塗料の剥げた柵やブランコを垂らしていた

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日記"い"

拙い、下らない、取るに足らない妄言を作文用紙に書き散らしていたらいつの間にか余白さえ埋まっていて、窓ガラスはどろどろとしたオレンジに変わっていた。夏に縁取られた一日一日に悔いは毎日滑り込んでくる。八月三十一日でもないのに命日を決めたくなる。

初めまして

小説書くのは趣味でやってるのであんまり他の人のを見る気はないです。
影響を受けたのはゲスの極み乙女の歌詞とか星新一、「52ヘルツのくじらたち」だと思います。