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よくいう「子どもを信じる」ってこんなにも難しいのか

3歳1ヶ月の長男はとにかく自己主張強め。

上の投稿にも書いたように、

  • 好き嫌い、やりたい・やりたくないがとてもはっきりしている

  • 偏食(野菜・果物はほぼ残す、新しいものに警戒する)

  • 警戒心つよめ(他の子が遊んでいるところにすんなり入っていくタイプではない)

  • 癇癪つよめ。ちょっと気に入らないことがあると怒りながら泣いて訴える

  • 親の顔色や言わんとすることを敏感に察知する(こちらの怒りや悲しい表情だけで不安そうな顔をしたり、慌てたりする。「そんなことしてたら…」と話を途中でやめても、次に言われることを察知して反応する)

  • 細かいことまで長く記憶する

  • 人見知りの期間が長めだけど、基本的には人への興味がつよめ

  • 周囲の人の様子をとにかく観察する(保育園の入り口のような人通りの多いところにいると、とにかくキョロキョロみんなを観察)

そんなタイプです。

2人目が生まれたばかりの今も、そんな彼への対応が目下最大の悩みであり課題です。

「イヤイヤ期」とか、「第一次反抗期」と言われる時期のピークなんだと思います(ここがピークだと信じたい)。

毎日、起きた瞬間から眠る瞬間まで、ずっと反抗です。

1日中続く3歳の反抗

彼の抵抗の1日の一例を挙げると…

  • お着替えしないの!!

  • おむつ変えないの!!

  • お尻拭かないの!!

  • ご飯食べないの!!

  • パンいらないの!!

  • 白いご飯いるの!!

  • 白いご飯いらないの!!

  • 卵いらないの!!

  • 卵白身だけいるの!!

  • ヤクルト飲むの!!

  • (「じゃあ一本だけね」)ヤクルトもう一本いるの!!

  • 牛乳いるの!!

  • 牛乳まだ飲むの!!!

  • (「じゃあこれが最後ね」)まだ飲むの!!!

  • スプーン落とすの!!

  • まだご馳走様しないの!!

  • 保育園行かないの!!

  • その服は着ないの!!!

  • ………

午後

  • (保育園のロビーで)靴履かないの!!

  • お家帰らないの!!

  • コンビニ寄るの!!

  • おやつ買わないと帰らないの!!

  • 公園行くの!!

  • 公園でご飯食べるの!!

  • まだ帰らないの!!

  • (家で)手は洗わない!!ふくだけ!!

  • ご飯は食べないの!!おやつだけ食べるの!!

  • ヤクルト飲むの!!

  • 牛乳飲むの!!

  • まだおやついるの!!

  • ご飯はいらないの!!

  • 手で食べるの!!

  • スプーンいらないの!!

  • ママのお肉全部もらうの!!

  • 玉ねぎ全部いらないの!!

  • お風呂入らないの!!

これで午後6時くらいですが、長くなるのでこの辺で……。

これらは大体要求が通らなかったら号泣で、床に足を叩きつけて怒り続けます。

許容できない内容の反抗はどうすれば?

「ママのお肉全部もらう」くらいなら、はいはいと仕方なく要求に従い続けてもいいのだけど、問題は、生活習慣として身につけてほしいことをしない時や、危険が伴う時にも反抗し続ける時です。
例えば、

  • 歯磨きをしない

  • 手でご飯を食べる

  • 甘いものを食べ続ける

  • 帰宅後に手を洗わない

など。この辺りを、大号泣されるからといって「じゃあしなくていいよ」と言い続けるわけにもいかず。

実際に、帰宅後に手を絶対に洗いたくないと言い始めた時、何度か根負けしてウェットティッシュにアルコールスプレーを多めに吸わせて手を拭くことでよしとしたことがありました。
すると、それでいいと思ったのか、その後も「洗わないの!!拭けばいいの!!」と言われてしまい、余計に説得しにくくなってしまい、今も困ってます。

他にも、危険を伴う場面でいうと、

  • 新生児の弟の近くで棒状のものを振り回す

  • ものを投げる、落とす

あたりも、放っておくわけにはいかず。

怒られるとわかっていてやる
やってみて反応を伺う

これも子どものあるあるなのだと思うけれど、彼は「これをするとよくない」というのをわかっています。
過去に怒られて知っていることもあれば、何かをやって、注意された直後に何度も繰り返すこともしょっちゅう。

スプーンやプラ製で蓋付きのこぼれないコップは、もう1歳くらいから何度も何度も「わざと落としたらよくないよ」と伝え続けているけれど、いまだに落とし続けます。しかも落とす前に私や夫の顔をじっとみながら、どういう反応するかと明らかに確認しながら落とすわけです。
で、「落としたらダメだっていったよね?」というと、子からは「ううん、落とすよ?」「落としてもいいんだよね」と返ってきます。

つい先回りして注意してしまう/「約束」は意味があるのか

そんな子に対しての私の声かけで最近気づいたこと。

「おやつはこのドーナツ一個だよ?いい?一個って今約束したからね?◯◯くんも今『うん』っていったからね」

「これ食べたらお風呂入るよ?昨日も同じ約束したけど、結局守れなかったよね?今日は『うん』っていったよ?絶対入るよ?」

なんだか、子どもが約束を守れないという前提で、先回りして注意してしまってるんですよね。これ、全然彼のこと信用できてないってことだよなぁって、気づきました。

いやでも、言い訳だけど、信用できないくらい毎回毎回約束は破られるのは事実。


ただ、そもそも3歳相手に「約束」って、意味があるのか?とも思う。

よく育児本にもあるけれど、「約束」とは名ばかりで、実際にはまだ約束の概念も「今」や「未来」の概念もまだよくわからない子どもに対して、親が考えた取り決めを一方的に提示して、「うん」と言わせているだけなのかもしれない。

よく、「約束する時には子どもに内容を決めてもらうとよい」とも聞く。例えば映像を見たいと言った時、本人に見る時間を決めさせて、タイマーのボタンも押してもらい、主体的に「自分が決めた」と思ってもらうことで、約束も守れるのだというもの。
または絵本の読み聞かせを延々とせがまれる時、「何冊読むのか決めて」と子どもに冊数を決めてもらうというもの。

そういう約束事もいろいろと取り入れているけれど、タイマーは最初の頃は素直に聞いていたけど、今では鳴り終わるとさっとスマホを取り上げて勝手に見続けるし、絵本の冊数なんて「これが最後だったよね?」というと「違うの!!!!まだ読むの!!!!」とキレられて終わりです(子どものあるあるだと信じたい)。


決め事をするには、どうしたらいいのか?
よくないことをした時に、どう声をかけたらいいのか?

そんな子どもへの対応の仕方に、疑問がたくさん。
いくつかの疑問に対して、私なりにいくつか対応策を考えてみたけれど、それが良いのかはわからず。今後このメモを元に、健診時の発達相談で聞いてみたい。


①わざとよくないことをするときにどんな声掛けがいいのか?

(危険を伴わない/許容範囲の内容なら)淡々と「よくないよ」と言う。今の彼なら間違いなく「いいんだよ」「やるの!」と反抗的な返しをされるだろうけど、今はそういう時期だと思ってその都度淡々と伝える


②危険を伴うよくないことをした時は「大きな声で注意する」で良いのか?

大きな声で注意するべきなら、1日中大声で注意することになりそう。

③「歯を磨こうとしない」「服を着替えない」が延々と続いて、説得しても号泣されたり地団駄で反抗されて事が進まない時、「無理矢理磨く」「無理矢理着替えさせる」べきなのか?

→生活習慣のルーティーンが確立させていくために、どんな声かけが良いのか、わからず大きな悩み。もう少し小さい頃にもっと本腰を入れて習慣作りすればよかったのかもしれないけれど、過去を悔やんでもしょうがない。

ちなみに今はこんな悪循環です。

<着替えや歯磨きをするタイミングで>
・だらだらと逃げ続ける、「やりたくない!」と強く拒否する
・やるべきことの反対をする
(「ズボン(左右が)合ってる?」と聞くので、「反対だよ」というとそのまま履き、「合ってるよ」というとわざわざ履き直すなど)
↓↓↓
・時間がなくなる→→→(私)しかってしまう、急かしてしまう
・時間が無駄にすぎていく→→→(私)イライラする
 ※できなくて頑張っているのではなく、できるのにやらない・わざと反対のことをするから


④約束をするにはまだ早いのか?
彼に「やりたいこと」だけではなく「やりたくないけれどやるべきこと」をしてもらうには、他にどんな促し方があるか?

ヤクルトを何本も飲みたがる時、おやつを次々に要求された時、大暴れされるからつい最初に想定していた数より多くあげてしまう自分。
マンションなので、大声や地団駄をされるととにかく周囲の家への迷惑を考えてしまい、長時間その状態を見守れないというのも大きいです。
この状況、どういう対応が望ましいのだろう…。


と、こんなふうに、とにかく悩んでます。毎日。最近は「叱らない子育て」関連の本もあれこれ読んだり。

「子どもを信じる」「子どもを信じて待つ」ことができていると、どういう対応になるのだろう?

信じている状態って、そもそもどういう状態?
「この子は聞いてくれてる、大丈夫」「ゆっくり話せばわかってくれる」って思えていること?

子どもの何を信じるのか?
子どものどんな可能性を、どんな心を、どんな状態を信じるのか?


「信じる」というのは、決して「私の言うことを聞いてくれると信じている」ではないというのは、わかる。

油断すると、自分ではそんなつもりではなくても「親の言うことを聞いてくれる子どもか否か」で子どもの状況や良し悪しを判断してしまいそうになる。それも怖い。


健診の時の発達相談以外でも、一度子育てのプロにゆっくり相談する時間をもっても良いのかなあ。

時間がかかったけれど、一度こうして書き出してみてよかった。
いつか「こんな頃があったよなあ」と思う日が来るのかなあ。

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