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子どもを伸ばす"伝え方"

「目標はわかりやすく」「1つずつ」

先日、
とある街で開催された
プロスポーツチームのカナダ出身のE監督による指導者講習会に参加して来ました。

午前中のみの予定でしたが、
時間が足りない!!と思うほど濃く、
グッと突き刺さるものでした。

E氏も熱が入り、
座学が終わったのが11時すぎ。

それも途中でチームのプレイヤーの1人がE氏に伝えてくれて短くなり

実践練習できなくなっちゃう!と、慌てて切り上げて(^_^;)

オンザコートの練習もレクチャーしてくれて、
あっという間だったので気づきませんでしたが、終わりの時間は1時間程延長していました笑。

アシスタントの学生を除くと20名強の方が参加しており、
中には大阪や徳島など道外の方も数名いました。

まず第一印象は

相当な勉強をしてきた人なんだなと感じました

脳のこと、成長曲線、心理状態、
複数の理論を関連付けて整理し、
それを具体的にどういう風に実践段階で応用するかまで話してくれて、

重要なところばかりでしたが、
ピックアップして
大事だなと感じた点、
バレー教室でも目標にしたい。
バレー以外でも活きること、書かせていただきます。

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意図のない練習・反復練習をいくらしても停滞
 意味・意図のある練習をすればいつまでも伸びる。

 →E氏のチームにも40歳の選手がいる
  若いうちだけ伸びるのではない

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脳は、普遍より新しいものを好む
 慣れているものだと、脳は注意力を働かせない。

 
※何か新しいことを話し始めると、選手は話を聞くようになる。
 同じことばかりだと、話聞かない と同時に停滞。
 練習も同様。

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特に初級者への指示・目標設定は
「わかりやすい例えで」「1つずつ」
 
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褒めることは悪いことでない。が、「過程」を褒めてあげること! **

 勝ち負けにこだわらず、
「努力した」なら「努力」を褒める
 →「努力」は成長に繋がるから!**

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モチベーションを 継続させる方法も見つける事が大事
 練習メニューが大事なのではなく、選手の注意力を引き出す事が重要!

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上記以外にもたくさんありましたが、
中でも、
指示は「わかりやすい例えで」「1つずつ」という点。

例えば、
・テニスのスイングへのアドバイスで
 「腕をこう振れ」というのではなく
 「テーブルにリンゴがあると想像して、それを落とすように〜」

・ソフトスパイクには
 「ムチを打つように〜」

・素早くジャンプして欲しい時には
 「床が熱い!マグマがあると思って!」

など、
その選手が経験したことのあることで例えること

イメージしやすい事柄をあげてあげるだけで、
身体の使い方がまでイメージでき、動きが大きく変わる。

また、
「1つずつ」というのは
とくに初級者の場合、
例えばスパイク練習で
「トスを見てから助走を」「最後大きく踏切して」「打つときだけ力を入れて」
など、たくさん言っても
全部意識するなんて不可能です。
中高生でも難しい。

たくさん言いたくなりますが、
1個ずつ。

できたら次。できたら次。と
与えてあげることで、着実に効果が上がる。

選手が伸び、自分で実感する。
回路が繋がっていく、、など上達=脳の仕組みにも関連づいているそうです。
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バレー教室の中でも上手にしたいと思ってたくさん伝えたくなりますが、
まずは一つずつ、
指示したら見守る。心がけて行きたいです!
とても良い刺激になりましたし、
バレー教室のメンバーや大人の仲間
地区協会にも共有し

我々ももっともっとステップアップ出来るように頑張ります!

#コーチング #バレーボール #スポーツ #指導者 #子ども #教育

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