TokyoArtBookFair2022に出展した
どうも、最近はスパゲッティを作ることにハマってますmudの長谷川です。
前回のドリルの記事からもう長い月日が経ってしまいました。
今回は、毎年10月に東京都現代美術館で開催されているTokyoArtBookFair(以後tabf)へ出展した記録です。
刺激的だった去年のtabf
まずtabf2021に出展されてた人たち、凄かった。僕はそれを見に行ってとても感激して嫉妬して来年は絶対に出展するぞという気持ちになりました。思いっきりインプットしました。カッコよかった。ありがとうございました。
特にやばかったやつはこれ。(今年ご挨拶だけできた)
応募そして出展決定
そんな刺激的なtabf2021の熱冷めやらず、なんとしても今年は自らも出展したい僕は、フォトグラファーのKaori Uemuraと共に2022年から活動しているPPCというユニットで応募をすることにした。
今後の活動などはインスタグラムでお知らせするのでこちらも用チェックhttps://www.instagram.com/ppc.studio/
応募をするため、大急ぎで作品の写真を撮りサイトを立ち上げた。
そして7月後半に応募をし8月中旬に出展決定の連絡があった。例年は350組ほど参加するらしいが今年はコロナの影響もあり参加数が200組となった。
ちなみに色々サーチしたところ、原点回帰のために新規ブース、新規アーティストを優先したとかなんとか。結構倍率高かったっぽい。
ZINE制作
今回は「NEW PORN」と「ZINE123」の2つのZINEを制作した。
レイアウトはどちらもAdobe InDesignを使用
NEW PORN
こちらのZINEはPPCで制作したもので構成から紙の選定、表紙の材質選定、そして製本まで全て1点1点手作りしている。
製本についてもう少し細かくまとめておこう。
製本方式は中綴じという手法を採用。通常はホッチキスで中央を留めるのだけど蛍光ゴムを使って纏めた。ピンクとイエローの激アツな2色展開
これを適当な長さに切って、両端同士を固定する金具。
サイズもちょうど良いものを吟味する必要があったり爪有りのものでないと引っ張って抜けてしまったり、意外と選定が難しい。何タイプか買って合うものを選んだ。
それを作る分用意。50冊作る予定で余裕みて60冊分は作れるように、物によっては100個くらい用意した。
紙は世界堂や竹尾ペーパーで吟味しつつ入手、印刷はマッドのレーザープリンターを仕様、紙織り機はこちらをレンタルした。
身分証の提出が必要だったりするけど、迅速な対応でよかった。
表紙は新宿のオカダヤに出向き色々と物色し、ビニールシートを購入。
1番人気は予想通りこちらの透明の網タイプ。
その他に、ホワイト、ブラック、レッドのこれまた激アツな4色展開
そこに1点1点手描きでタイトルを描く。
使用したのは教えたく無いくらいイケてるFADEBOMBのマーカー
ちなみにFADEBOMBでペンやらシールやら買うとオマケも色々入れてくれて
て届くすごく嬉しい
ZINE123
こっちは僕がコロナで自粛中に悶々とした気持ちと共に作ったZINE3冊を纏めた作品集。
印刷は伸光印刷にお願いをした。データ納品から4営業日以内に発送してくれるのでめちゃくちゃありがたい。
コンビニにあるようなレーザープリンターだと印刷の端にどうしても白枠(印刷されないエリア)が出来てしまうけど、印刷会社に発注すると全面印刷も可能なのでなかなか嬉しいポイント。
印刷後、断裁してるんだろう。断裁機ほしい。
表紙は1点1点手作り。
tabf2022に出展して
初めて参加したこともあって至らない点も多くあったがめちゃくちゃ楽しかった。ありがたいことにかなり好評で多くの方に自分たちが作ったZINEを手に取ってもらって、そして買っていただいた。
目の前で自分たちが作ったZINEを面白がってもらったり真剣に見ていただけたり話したりその体験はモノづくりにおける1つの幸せな瞬間だったりしてこういう体験をもっとしたいと思った。本当にありがとうございました。
自分が考えてることだったり、カッコいいと思ってるものに共感してもらえることは自信にもつながった。
反省点もざっくり書いておこう。
展示方法の工夫、ブックスタンドとかあったらよかった。
お釣りをもっと用意しておく。東京都現代美術館はコンビニまでちょっと距離ある。館内のグッズ販売エリアで両替してくれたけどいつもやってくれるとは限らなそうなので。
領収書を渡せるように準備しておく。
クレジットカード支払いに対応しておく。キャッシュオンリーだったので気に入っていただいたのに買っていただけないことが多々あった。
販売の助っ人頼む。2人で4日間はなかなか大変だったのでほぼ付きっきりになって他のブースほとんど見れなかった。今年は1冊も購入できなかった。
そして、もっと余裕持ってZINE製作しておく。
ありがたいことに予想以上の売り上げだったので期間中も夜な夜な毎日事務所でZINEを追加制作していた。
最後にしっかり撮れてないけど、作業写真
去年のtabfで僕が感激嫉妬したように今年は誰かにそう思ってもらえてたら良いです。
最後に、運営スタッフの方々や来場していただいた方々そしてPPCを気に入ってくれた皆様ありがとうございました!
激動の4日間でしたがとても楽しかったです。また来年も参加できるよう制作に励みます。
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