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ドリルのあれこれ 〜コンクリートに穴を開けみた〜

どうも、mudのドリル担当、長谷川です。
事務所のDIYをするにあたって、「木材に穴あけたい」やれ「ここに天吊りの棚作りたい」やれ「トイレにも棚あったほうが便利よね」やれ色々出てきてじゃあドリルだろう。ということでもともと自分が持ってたマキタの電動ドリルを得意げに持ってきたものの、当然そう簡単にはいかずいざ調べるとドリルの世界もとても奥が深かった。ので今回は調べてわかったドリルのタイプやドリルと上手に付き合う方法を紹介します。
ホームセンターである程度迷わず買えるかな程度です。

ドリルのタイプ

まずはドリルのタイプ。電動ドリル、振動ドリル、ハンマードリル。一般的に大きく3タイプあります。

電動ドリル
特技:「回転」
もっとも一般的なドリル。「俺ドリル持ってるよ」と得意げに言ってる奴は大体これを持っている。その名の通り電動で回転するドリルだ。
用途としては木材の穴開けやネジ締めで、これひとつ持っていれば木材を組み立てて机や棚なんかが楽して作れてしまう。ただ、コンクリートへの穴開けには不向きで、コンクリート用ドリルビットとかコンクリートビスとかいかにもコンクリートに穴開けれます的なものも売っているけど、相性はかなり悪い。一応頑張れば穴が開かないこともないけど日が暮れてしまう。

振動ドリル
特技:「回転」 + 「振動」
振動ドリルは実を言うと持っていないのだけど、次に紹介するハンマードリルと電動ドリルの中間的な存在のドリルで、回転にプラスして振動しながら穴を開けるドリル。
割れやすいタイルやレンガなどの穴開けに適していて、後述するハンマードリルより物腰が柔らかい。コンクリートでも比較的小さい穴開けには向いていると踏んでいる。

ハンマードリル
特技:「回転」 + 「打撃」
ラスボス感満載のハンマードリル。回転にプラスして打撃で穴を開ける。
コンクリもなんのその、ものの数秒で穴を開けてくれる。ただお察しのっとおり木材などには向いていない。あとコンクリに対しても、穴開け部分が端っこすぎると割れてしまったりする。(端から80mmくらいは余裕持つほうが良さげ)音も結構するので近隣に住民がいる場合遅い時間は避けたほうがいい。重い。などなどパワー系ならではの欠点もあるものの事務所のDIYでは一番お世話になって頭が上がらない。
電動ドリルならバッテリー式のほうが良いと思うが、ハンマードリルはそれなりの馬力を使うのと特に使ってて邪魔な感じはないのでコード式でいいと思う。
ちなみに事務所にあるのは「マキタのHR2300

ビット

続いて、ドリルの先端に付けるビットにも色々あって、詳細は「ドリルビット 種類」とかで調べてもらえればと思う。
コンクリへの穴開けで実際に使ったのが「SDSシャンクのコンクリート用穴開けビット」シャンクというのはドリルとビットの装着部分の型の種類で、他にもストレートシャンクや六角軸シャンクなどがある。
ハンマードリルのシャンクがSDSの場合、ビットもSDSじゃないと合わない。ちなみにSDSはドイツ語で「STECK ・DREH・SITZT」「差し込む・回す・固定」という意味だそう。
それから穴開けも木材用とかコンクリ用とかあるのでコンクリ用を選ぶ。
最後にドリル径。長さはおおよそで予想がつくけど、ドリル径は使用するビスサイズによって選ぶ必要がある。ほとんどはビスの方に対応するドリル径が表記されてる。ちなみにビスは、皿4×28であればビス頭部の形状が皿、ネジ径4mm、長さ28mmということになる。

偏芯プラグとアンカー

コンクリに何かを固定する時、単にビスで固定するだけだと脆いので、偏芯プラグやアンカーを使った。

偏芯プラグ
偏芯プラグはコンクリの穴にプラグを打ち込んでその後でビスを締める。そうすることによってプラグが潰れるような感じでビスがしっかり固定される(おそらくそういう仕組みだろう)
コンクリの壁にある程度の棚を作るにはこれで十分。
穴を開けた後に中の塵をしっかり排除しとくことが大事。もともと結構キツキツなのに塵があることでさらにキツキツになってビスが最後まで入らなくなりがち。

アンカー
寸切りボルトを天井に固定する際にはグリップアンカーを使用した。
穴にアンカーを打ち込んで固定してそこにボルトを固定する感じ
使用したものは「SANKO グリップアンカー GA-30S」

ネジの呼び: W3/8なので3/8のボルト用ということ。
ドリル径:14.5なので14.5mmのドリルを使って穴を開けてくれという意味。

上手に付き合うために

あーだこーだで道具が揃ったので、実際に天井に穴を開けてみたのだけど、やってみて思ったことが色々あったので最後にざっくりまとめとこう。

どこまで穴開けるか印つけておく
ビットにマスキングテープで印をつけとくと分かりやすい
グリップアンカーの先端(写真左側)の部分は埋まる。アンカーが天井から少し出てると不格好なので大体これくらいにしてる。+5mmくらい

アンカープラグを天井に打ち込む便利道具
これはマストアイテムだと思う。SDSシャンクの打ち込み棒
ハンマードリルに装着してガーっとやるとアンカーがコンクリに固定される
アンカーまとめて買うと箱に多分対応してる商品書いてあるのでそれに従って買ったらいいはず

狙いずれがち
ハンマードリルはそこそこ振動がくるので穴を開けたい位置から若干ズレてしまいがち。コンクリートキリみたいなので、ちょっとくぼみをつけてから穴を開けるとそんなにズレない。
あと、コツとしては狙い定めて少しゆっくりめに回してちょっと削れてきたらガーっと一気に開けちゃう。ゆっくりしすぎると表面がボロボロ剥がれてきちゃうことが多い気がする。あくまで自分なりのコツ

安全ゴーグルとかマスクとか帽子あったほうがいい
天井からコンクリートの塵がこれでもかってくらい降ってくるのであったほうがいい。たまにカケラとかも飛んでくるからちゃんと身を守ったほうがいい。ちなみに「ハンマードリル防塵カバー」という商品もあるけど垂直になってるかが見づらい気がして買ってない。

垂直に開けるために
ハンマードリル 垂直ガイド」とかいう商品もあるらしいのでしっかり垂直にしたい人はぜひに。買わない人は鍛錬あるのみ


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