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マイノリティになった先にあるもの

半年で仕事辞めました、環です。

小さい頃から親や親戚に喜んでもらえるように振る舞っていました。
中学校では名前や容姿で揶揄われ、家では毎日のように親が言い合いをしていました。
父親と母親が取っ組み合いの喧嘩をしていたのをみたことがあります。
学校にも家にも居たくなくて無理やり塾に通ってました。
幼稚園の頃からずっと、いつか母親が父親に殺されるんじゃないかと思っていました。
親は過保護(というか過干渉で思い通りにしたいタイプ)で、親からされて嫌だったことを数えたら、キリがありません。
学生・子どもという立場で家族から逃げられず、かといって家にもいたくないので行きたくない学校からも逃げずに行っていました。

社会人2年目になって一人暮らしをしてからは、毎日が本当に楽しかったです。

1社目の指導員はとにかく自分を優先する人で、一つの仕事を教えてもらうために2時間は平気で待たされることがありました。
1年目は指導員のやり方に耐え新人にも関わらず残業をして(少し問題になりました)、2年目以降は割と自由にやらせてもらっていました。
ですが、業界的なことや職場の人間関係を一掃したく、4年目に転職を決意しました。

1回目の転職をする時は親に一言も言いませんでした。転職をしてからは一応、報告をしました。
転職した会社のトレーナーは悪意なく人を傷つける天才でした。職場の女の子に救われながらも仕事を続けていましたが、半年で辞めました。
初めて、短期間で職場を変える経験をしました。
半年で辞めるという選択に、だいぶ迷いましたが周りの環境から"逃げる"選択をしました。

2回目の転職は親に言っていません。
幸いにも間をおかずに転職ができましたが、半年で辞めたと知られるとなにを言われるかわからないからです。今の職場は同年代の女性ばかりでとても楽しいです。
しかし、嫌なことがあったらすぐにやめようと思っています。
今まで嫌なことにずっと耐えてきたけれど、そんなに耐えることもなかったんじゃないかと思うんです。

仕事だって正社員じゃなくてもバイトだって、フリーランスだってあります。
耐えてばかりは疲れるし、なにより自分の人生なのに、自分が耐えてばかりなのはおかしな話です。

逃げるってマイナスな言葉で捉えられがちですが、多分、逃げるってマジョリティからマイノリティになることで、耐えるよりも勇気のいることです。
例えば、
・学校に行くことから学校に行かなくなる(学校から逃げる)とマジョリティからマイノリティになります。
・会社員から(会社から逃げて)バイトやフリーランスになると、これもマジョリティからマイノリティになります。
逃げるって、だと思うんです。

マジョリティからマイノリティになるのって、怖いですよね。勇気が入ります。
でも、マイノリティになった先には、必ずと言っていいほど自分に合った環境があるとも思います。

今、私は彼氏と同棲していて、わりと給料のいい会社で働いて、好きなことでお小遣い程度を稼げるお仕事ももらえています。

少し悩むことや嫌なことはあるけど、かなり幸せだと思っています。

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