【プレユニ】UK・オーストラリア・カナダのコスト目安と大学開始時期：2023年版

先日、KLの某カレッジの大学進学担当の方から、2023年度版のUK・オーストラリア・カナダの大学進学時期とコスト目安についてお話を伺いました。

この3国は、マレーシア国内のカレッジやプレユニバーシティを卒業する学生（ローカル／外国人共に）から人気の高い留学先です。

実際、長女のAレベルの同級生も大半はUKかオーストラリア。
Y11の次女のクラスメイトも、異口同音に「IGCSE終わったらオーストラリアかな」とのこと。

親御さんご自身もUKやオーストラリアに留学経験のある方が多く、日本でいうなら地方出身の子が東京に出るような、留学とは異なるライトな雰囲気がそこにはあります。

UK生活費や学費に関しては同じ国でも当然幅がありますが、参考になりましたのでシェアしたいと思います。

UKの大学

イギリス系ケンブリッジカリキュラムのインターや、Aレベルを提供しているカレッジが多いことからアプライしやすいUKの大学。

大学開始時期は基本的に9月。学校や学部によっては1月始まりもあるようですがごく稀だそうです。

生活費はロンドン中心か郊外なのかによって1.5倍ほど変わるそう。
ロンドンの場合で£19,000くらいだそう。

大学によって学費差がありますが、こちらも理科系が高くなる傾向。

学費（Under Graduate: Bachelor）は£30,000くらいから。

大学・学部・レートによって大きく変わってはきますが、ざっくり1年間700万円くらいからと考えておくと火傷しなさそう。

また、日本と違ってイギリスの大学は3年間（医療系除く）です。

同じBachelor取るのでも、学費負担が日本やアメリカと比較して1年少なくなります。

カナダの大学

カナダの大学進学プログラム「 CIMP 」はマレーシアのSunwayカレッジで受けることができます。

このCIMPプログラムだけでなく、AレベルやIB等のカリキュラムで所定の成績を収めてカナダの大学へ進学する学生もいます。

カナダの大学もイギリス同様9月入学がメイン。1月始まりも少しはあるようです。

日本と同じようにカナダの大学は4年間（医療系除く）です。

生活コストはC$18,000から。
カナダ全体の平均なので地域差は当然でしょうが、学費の上限はこの3国の中では一番高額になるそう。

学費（Under Graduate: Bachelor）の平均はC$36,100から

こちらも大学・学部・レート諸々の条件で変わりますが、ざっくり400万円からというところでしょう。

オーストラリアの大学

AUSMATやSACEといったオーストラリアの大学準備プログラムをKLのSunwayやTaylors等のカレッジで受けることができます。

モナシュ大学のファンデーションコースもKLにあり、またオーストラリア自体マレーシアから距離と時差も少ないので、ここの学生にとってオーストラリアの大学進学は身近なようです。

オーストラリアの大学の開始時期は2・7・9・10月とこの3国の中では一番多い年4回。

生活コストはAD30,000-34,000。
ざっくりした平均値だそうなので、都市に差はあるでしょうが、シドニーなどの人気都市は中国大陸からの留学生が多く賃貸は上昇基調とのこと。

イギリスと同様オーストラリアの大学も3年間（医療系除く）でBachelorを取得することができます。

学費（Under Graduate:Bachelor）の平均は、AD20,000 to AD45,000。
こちらも条件によりますが、200万円からという感じでしょうか。
ただし人気のモナシュ大学はマレーシア校でも現地校でも、その1.5倍は必要です。

まとめ

マレーシアから人気の留学先であるイギリス・オーストラリア・カナダの大学の開始時期と費用概算について見てきました。

どの大学も9月始まりがメインですが、どうしても9月に間に合わない場合翌年9月まで入学を待つ必要はないようです。

もちろん大学や学部によりますが、いくつか開始月が用意されているので大学に相談すると何らかの提案がもらえるそうですよ。
日本の大学と違って、対応が柔軟ですよね。
というか、世界の大学開始時期を聞いていると、一部9月入学があるものの、大半が4月始まりの日本は異質に見えてきます。

費用についてはインフレと円安が加速しているため、どこも高額な印象。
比較的オーストラリアがまだマシかな…というくらいですが、それでも日本と比較すると決して安くはありません。
ちなみにアメリカの学費はBachelorで年間1000万円程度とのこと。
北米とUKが抜きでて高いですね。

さらに円安が進んだり逆に円高になると金額が変わりますので、あくまで目安として参考になさってくださいね。