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【インター】ほんとにあったマレーシア留学エージェントのひどい話2022年

私は何事も自分でやってみないと気が済まない性なのでエージェントは使わず母子留学を開始しましたが、こちらで知り合った少なくない方はエージェントを通されてました。

意外とエージェントに関して不満をお持ちの方が多く、中には詐欺ギリギリのような耳を疑う話も耳にしました。

そんなエピソードをいくつかシェアしたいと思います。

不公平な学校紹介

まず聞くのが特定のインター校しか勧めないこと。

小1の男の子を連れて母子留学中のAさん。
KLのインターから住居選定までとあるエージェントに依頼しました。

KLには多くのインターがあるのでどんな学校が紹介されるかと思いきや、結局何を言っても学校Xしか紹介してもらえなかったそう。

Aさんのお子さんは英語力がないから、というのが理由でした。
確かに英語がある程度できないと入学不可のインターはありますが、低学年はそれほど厳格じゃない印象です。

Aさんはいくつか要望を伝えたそうですが、そのエージェントは他の学校にも問い合わせると言いながらも学校Xを強くプッシュするばかり。

結局その学校Xへ入学を決めたそうですが「きっと紹介料があったはず」とおっしゃってました。

一方、Bさんが紹介されたのは新設のインター校。

学校は確かにピカピカですがはっきり言ってハリボテだったそう。
広い図書館には数冊しか本がなかったり、体育館や校庭がなぜか使えない、理科室には実験機器が一切など不自然な点が目につく状態。

エージェントに聞いても「そのうち揃うから」を繰り返すばかり…。
他の学校はほとんど紹介してくれなく、その新設インターへのゴリ押しが強くて辟易したとのこと。

おそらく新設校なので生徒集めに業者頼みだったと思われます。
お客様のことより自社の手数料が優先のエージェントはいます。

不透明な費用

続いては不透明な費用の請求について。

インター校では、生徒はStudentビザ、保護者はGuardianビザが必要ですす。
それらのビザは入学したインター校または学校指定の業者を通じて申請します。

申請者は必要書類とパスポートをセットして、学校または指定の業者へ提出して終わり。

各ビザ費用は低額ですが、学校または業者への手数料は必要。私の知る限りKLの相場として一人当たりRM400〜1000という感じでしょうか。

いずれにせよ、必要なのはビザ費用と手数料の2つのみ。これら合算したものが学校または業者から直接請求されます。

Cさんは、留学エージェントから指示のあった必要書類を彼らに渡す時に、ビザ申請費用として数千RMを請求されました。

しかし、彼らはイミグレでビザの申請はせず、単にCさんから預かった書類を学校へ渡しただけ。

ある日、学校からCさんへ書類催促の連絡があり自体が判明。あわや不法滞在になるくらいエージェントは学校へ書類を渡していなかったようです。

彼らは預かった書類をCさんから学校へ渡すだけで、手数料を請求していたのです。

家賃水増し、選べない物件

エージェントは学校紹介にプラスしてお部屋紹介サービスをすることもあります。

この場合、家賃が相場より高かったり特定の物件しか紹介しないこともあるようです。

Dさんは学校紹介にプラスして学校に近い物件も紹介してもらいました。

お部屋に不具合があったので、契約満了の1年後に転居しようと物件紹介サイトiPropertyで同じコンドを見たところ、今のお部屋は同条件のものと比べてRM1000も高かった。

しかもその家賃は大家さんではなくエージェントの口座へ振り込みをしていたのです。
「RM1000高くてもトラブルがあった時にサポートしてくれたらまだ良かったけど、何にもしてくれず問題が起きても大家さんに連絡してとばかり言われた」
と、サポートは全然なかったようです。

また、前述のAさんは紹介してもらった物件が予算オーバーだったので、予算内に収まる物件を紹介してほしいと何度も頼めど返答なし。

結局、マレーシアに渡航後隔離中(コロナ禍の時)に「やはりその物件しか空いてない」と言われ、隔離ホテルを出てから行く先が無いのを避けたく、予算はオーバーしてるけれど仕方なくその物件に決めたそう。

Aさんの家賃振込先はエージェントではなく大家さんなので家賃は抜かれてはなさそうですが、他の物件は探してはなかったでしょうね。

学費水増し

最後にこれは知人から聞いた話で、詐欺ではないかと耳を疑ったエージェントの話です。

Eさんは英語がかなり苦手なので、学校からの全ての連絡についてはエージェントに内容を確認してもらってました。
学費の請求についても同様で、いつまでにいくらをどの口座へ振り込みするようにという学校からの連絡もエージェントが訳してEさんに伝えていました。

あるタームが始まってすぐ学校から何度もEさんに電話がありました。

こんなに学校から電話があるのはおかしいと思ったEさんは、英語の堪能な知人に学校へ内容を問い合わせてもらったところ学費の支払いに問題があるとのこと。

エージェントの指示通りに支払いしていたEさんにとっては晴天の霹靂。
今学期の学費が未納になっていることが判明したんです。

実はEさんがエージェントの指示で振込していた銀行は学校名義のマレーシアのものではなく、エージェント名義の日本の銀行。

Eさんはエージェントの指示で日本円で送金して、エージェントが独自レートでリンギッドに替えて学校へ振込していました。

エージェントからの領収書をEさんは保管していなかったので学費の支払い状況は分からず...。
結局Eさんは1ターム分の学費を学校へ追加支払いしたそうです。

エージェントに問い合わせると、レート換算と手数料により今学期分が足りなかったとの回答。

追加支払いをEさんに連絡したけど支払いがされなかった、レートと手数料については最初からその契約だったのでこちらは問題ないとの持論を展開されました。

まとめ

以上、見聞きしたマレーシア留学エージェントの話を紹介しました。

きちんとしたエージェントが大半だとは思いますが、問題あるところもあるのは事実。

最後に紹介したEさんのケースでは、当然エージェント側に非があるのは明らかですが、Eさんにも多少問題はあるんじゃないかなというのが正直な感想です。

英語力がないのは仕方ないとしても、Google翻訳などを使って学校のレターくらいは自分で確認してると学費の不正請求は防げたと思います。

「海外にいる日本人を騙すのは日本人」とよく言われます。

面倒な手続きを代行してもらえるエージェントは頼りになる存在ですが、日本語が通じるからという理由だけで全面的に信用せず冷静な目で選びたいですね。

おかしいと思ったらどんどん問い合わせたり、場合によっては返金を求めることも必要だと思います。

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