河原

旅や映画の記録を綴ります。

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最近の記事

さよなら私のクレカinベトナム (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.8〜ダナン・ホイアン1日目〜)

これはタイとベトナムを12日間弾丸ほぼ女ひとりで旅した記録です。 ⚠️この日は濃密な1日につき非常に長文となっております。 ベトナム到着早々事件勃発 タイで過ごした濃密な6日間に思いを馳せ、 チェンマイ国際空港を後にして向かった先は ベトナムの中部、ダナン国際空港。 まずはベトナムの古都、ホイアンで2泊、 次にベトナムのリゾート、ダナンで1泊、 そのあと南部のホーチミンへまた移動する予定だ。 タイで海外旅行に慣れきった(つもりでいる)わたしは、 「WELCOME TO

    • おにぎりを食べた時みたいにおなかの中からあたたかくなる 『かもめ食堂』を観た

      主人公のサチエ(小林聡美)は背筋が凛と伸びている。 彼女は毎日、なかなか客の来ない店で丁寧にグラスを磨き、 夕方にはプールへ行き、 夜寝る前に合気道の膝行をする。 なぜ彼女がそこでフィンランドのヘルシンキで食堂を開くことになったのか、明確な答えはわからない。 けれど、 「素朴だけどおいしいものって、ここの人ならちゃんとわかってもらえるような気がするんです。」 「いいわね、やりたいことをやっていらして。」 「やりたくないことはやらないだけなんです。」 こんなふうに答える

      • 君の話を聞かせて 『C'MON C'MON』を観た

        「ジョーカー」の怪演でアカデミー主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスが主演。 ニューヨークでひとり暮らしをしているラジオジャーナリストのジョニーを演じる。 子どもたちへインタビューしているジョニーの顔のアップからはじまるこの映画。 これがあまりにも自然で、 あれ、これってドキュメンタリーだっけ? と思ってしまうほど。 目の動き、声と表情の不安定さ、リズム、 どれをとっても嘘がなく、けれど無防備なわけでもなく凝縮されていて、 ジョニーがただそこにいることがわかる。

        • チェンマイのんびり気ままなタイ最終日 (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.7〜チェンマイ3日目〜)

          これはタイとベトナムを12日間弾丸ほぼ女ひとりで旅した記録です。 優雅にモーニングinコインランドリー 明日はついにタイからベトナムへ移動する日なので、 実質今日がタイ、チェンマイ滞在最終日。 バンコクからはじまったこの旅も6日目。 朝目覚めてなんとなく重たい身体に、溜まってきた旅の疲れを感じていると、 目の端に映るスーツケースの中に溜まった洗濯物たち…。 よし、洗濯をしよう。 疲れを振り切るようになんとかベッドから這い出て、 泊まっているホテルの近くにあるコインランド

        さよなら私のクレカinベトナム (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.8〜ダナン・ホイアン1日目〜)

        • おにぎりを食べた時みたいにおなかの中からあたたかくなる 『かもめ食堂』を観た

        • 君の話を聞かせて 『C'MON C'MON』を観た

        • チェンマイのんびり気ままなタイ最終日 (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.7〜チェンマイ3日目〜)

          音楽で繋がるチェンマイの熱い夜 (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.6〜チェンマイ2日目〜)

          これはタイとベトナムを12日間弾丸ほぼ女ひとりで旅した記録です。 朝ごはんはマンゴスチン 昨日はじっくり休めたので、身体も少し軽くなった気がする。 昨日の遅れを取り戻すかのように、 近くの屋台へ朝からがしがしと繰り出した。 何か朝ごはんになるようなものはないだろうか…。 と物色していると、 山積みになったフルーツたちが並んでいる屋台がずらり。 その中に……、あった、あった。 果実の女王、マンゴスチン。 個売りはしていないようで、重さを測って売ってくれるも、多い…。 数

          音楽で繋がるチェンマイの熱い夜 (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.6〜チェンマイ2日目〜)

          タイの古都チェンマイ到着 (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.5〜チェンマイ1日目〜)

          これはタイとベトナムを12日間弾丸ほぼ女ひとりで旅した記録です。 さよならバンコク、ドンムアン空港へ 3日間堪能したバンコクを離れ、今日から古都チェンマイへと移動する。 深夜特急の沢木さんのように行き当たりばったりの乗り合いバスで移動したい気持ちは山々だけれど、 今回は時間が限られている。ぐっとこらえて、ここは飛行機で移動しよう。 1日だけ泊まったかわいらしいホステルの周りを、朝、軽く散策して、 ARL(エアポートレイルリンク)とバスを駆使し、 国内線が飛ぶドンムアン国際

          タイの古都チェンマイ到着 (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.5〜チェンマイ1日目〜)

          波乱のアユタヤドライブ (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.4〜バンコク3日目〜)

          これはタイとベトナムを12日間弾丸ほぼ女ひとりで旅した記録です。 トゥクトゥクのおじさんたちと朝ごはん今日は、昨日出会ったトゥクトゥクのパンさんが取り付けてくれた、 タクシーチャーターでアユタヤへ行く日だ。 (詳しくは前回記事「非日常が日常にある街バンコク(タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.3〜バンコク2日目〜)」をご覧ください) 8:30に私のホテルの前までパンさんがまず迎えに来てくれる約束なので、 早起きをして、いそいそと準備をし、ホテルの前で待つ。 8:30ギ

          波乱のアユタヤドライブ (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.4〜バンコク3日目〜)

          非日常が日常にある街バンコク (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.3〜バンコク2日目〜)

          これはタイとベトナムを12日間弾丸ほぼ女ひとりで旅した記録です。 トゥクトゥクのパンさんに出会う強烈な日差しがカーテンの隙間から見慣れないベッドに差し込むのを眺めながらバンコク2日目の朝が明けた。 カーテンをあけるとそこは馴染みのないバンコクの雑多な街並み。 旅に出ている実感は朝のこういうふとした瞬間に強く香ってくる。 観光地には興味があまりなく、 その街で暮らすように旅をするのが好きな私は、この日も予定を全く決めていなかった。 とりあえず、朝ごはん食べるか…。 昨日見

          非日常が日常にある街バンコク (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.3〜バンコク2日目〜)

          美味くて愉快な魅惑のバンコク (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.2〜バンコク1日目〜)

          これはタイとベトナムを12日間弾丸ほぼ女ひとりで旅した記録です。 バンコクへ降り立つついに旅のスタート地点へ。 空港に降りたって、到着した国のにおいを感じる瞬間が好き。 タイはどんなにおいがするのだろう… やっぱりパクチーとかハーブの香りかしら… と楽しみにしていたけれど、なんと、 無臭。 インドネシアや中国はその国独特のにおいがしたのに、タイは身体が異質と反応するようなにおいがない。 それは逆に言うと、身体がこの国の空気をすんなりと受け入れているということだったのだなあ

          美味くて愉快な魅惑のバンコク (タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.2〜バンコク1日目〜)

          タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.1 〜準備から出国編〜

          あたたかな国へ行きたい2023年、5月末 一日中光るパソコンとにらめっこのデスクワーク、息が詰まるような朝の満員電車、高いビルがひしめくここ東京での暮らしに息苦しさを感じていた。 ふと、 「ああ、ひとりで、あたたかい国へ行きたい」 と思い立ち、 大学生の頃からずっと気になっていた、タイへ行こうと思った。 せっかくなら帰り道にベトナムにも寄って行こう。 お気楽なフリーランス、27歳、独身女子。 まるで近くのスーパー銭湯に行こうと思い立つ気軽さで、 初海外ひとり旅を決めてしまった

          タイ・ベトナムほぼ女ひとり旅行記vol.1 〜準備から出国編〜