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大学を目指す方法は色々

高校には小中学校と異なり
色々な種類の学校があります。
大きく分けて普通科、職業科
普通科の中にも理数科、英語科など
教科や分野に特化したカリキュラムが
設定されている学科があったりします。
進学先によって
コースを選択する学科もあるでしょう。
職業科には商業、工業、農業など
系列によって一つの高校となっていたり、
一つの高校に複数の学科が存在する
高校があったりします。

保護者が高校時代は
職業科に進学したら卒業したら就職しました。
普通科でも高卒で就職する学生は
たくさんいました。
高校生全体から見ると
大学に進学する学生は少なかった。
四年制大学に進学出来る学生となると
なお少なくなる。
女子は短大の方がよい就職が出来る
と言われていた時代で、
成績が良い女子が同じ大学でも
四年制大学ではなくて
短期大学部に進学することも
よくあることでした。
当時は高校入試によって
成績で序列ができてしまい、
進学先によって
進路も決められてしまう時代でした。

しかし、今の時代、
大学進学を目指すのは
普通科の進学校にいる学生だけではないのです。
どの高校からでも大学を目指しています。

なぜなら高卒では就職先が見つからないから。
企業が大卒の求人をするから、
就職するために
みんな進学するようになったのです。
昔、女子が就職のために進学した短大は、
男女雇用機会均等法以降は求人も減少しました。短大に進学する生徒は減少していき
短大の数は減少。
生き残りをかけて
四年制大学になっていきました。

子どもはどんどん減っています。
小中学校のクラスはベビーブームの頃の半分位。高校も子供の数に合わせて
定員が減少しています。

でも大学の定員てそんなに減ってない。
むしろ昔より大学が増えてる気がする。
子どもは減ってるのに!
だから大学を選ばなければ進学は出来るはず。

行きたい大学を選ぶと入試があります。
偏差値が高かったり倍率が高かったりします。
入試に合格できる為には学力が必要です。
大学に進学するのは
普通科の進学校の生徒だけではないのです。
進学校でなくても
大学進学したいという学生は進学します。
職業科の生徒も
高卒よりも就職の条件がよくなるため
大学進学します。

何が違うのか?
高校によって目指す大学が違うのです。

進学校だと国公立大学、難関有名私大。
高校の地元でのランクにより
目指す大学のレベルが変わってきます。
あと、上位校ほど
指定校推薦や推薦、AO入試を嫌がります。
「この高校に入る実力があれば
実力で大学に進学できるから」
というのがその理由。

逆に下位校は推薦やAO入試に力を入れて
早期にクラス全員の進路を決定していきます。
職業科の高校では部活動を頑張り
スポーツ推薦での大学進学を目指します。
大学のレベルは上位でないけれど、
大学スポーツで有名な大学ってありますね。
スポーツを頑張れば大学進学を目指せるのなら、
という高校生も少しはいます。

高校入学した所で
生徒が高校のカラーに染まるのですが、
進学先についての考え方も
高校のカラーに染まります。

進学校に進学すれば
大学入試を目指すカリキュラムがあります。
試験さえ合格すればいいと思い
普段の勉強を疎かにしてしまう生徒も
希にいます。
推薦での進学を目指す高校では
評定平均を大事にします。
指定校推薦の枠を目指して
学内での戦いになります。
職業科の生徒は職業の勉強を頑張り、
上級の資格取得して
推薦で進学する事があります。
部活動を頑張りスポーツ推薦を目指す生徒は、
遠方からスポーツ留学をする子もおり、
朝練、遅くまで練習、週末は遠征と
全国レベルで活躍しています。
スポーツの成績によっては
有名私大に進学出来る場合もあります。

進学する高校によって
大学入試への考え方は違うのです。
例えば推薦入試で大学へと思っているのに
上位進学校へ進学するのはミスマッチです。
第二希望の高校に進学する場合、
第一志望の高校の進学の考え方と
大きく違っていると
入学後に進学について
悩むことになるかもしれません。

中学生、保護者のみなさんに伝えたいのは、
今の成績で行けるからという理由だけで
安易に行き先を決めない方がいいという事です。
進学を考えている高校の
大学入試に対する考え方を
確認しておいた方がいいです。
高校のホームページをみて
確認しておくといいと思います。

どんな大学に何人合格しているか、
それは一般試験なのか推薦試験なのか。
高校進学して毎日どんな学問を学ぶか、
3年間という月日をどう過ごすか。
それによってどんな進路を選択するか、
どんな入試を経て大学に進学するか
が決まります。

悔いのない高校生活を送るためには、
将来を考えた高校選択が必要だと思います。

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