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小説

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短編小説を書いています。お暇のおともにぜひどうぞ。
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#眠れない夜に

【小説】明日に生きる

【小説】明日に生きる

「悪いとこあったら直すから」

章太郎からのLINEは、返す気が失せる言葉のオンパレードだった。

家を出たのは突然ではないし、理由は再三伝えているし、悪いところを直せるのなら、今ではなく1年前から直してくれれば良かったのだ。

少しずつ掛け違ってきたボタンの数が、最後に合わなくなってしまっただけにすぎない。
たとえ数が合わなくなってしまっても、私は傍を離れないだろうと思われているのだな、と気が付

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【小説】今日が暮れる

【小説】今日が暮れる

その日は、何の前触れもなくやってきた。
いつもと同じ時間に起きて、いつもと同じように無難に働き、いつもと同じような時間に退社した。コンビニで8個入りの餃子とビールを2本買って、だらだらと帰路についた。

玄関のドアを開けて、微かに違和感を覚える。

部屋に入って電気をつけたところで、しばらくなにが起こったのか分からず、その場で立ち尽くした。

-無い。
 友美の物が一つ残らず無くなっている。

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