朝起きられない話。
朝早く起きたほうがいいと頭では理解している。
でも、どうしても布団から抜け出せない日々が続いている。もう33年続いている。目覚まし時計が鳴っても、スヌーズボタンを押してしまい、結局いつも通りの時間に起きることになる。あと、スヌーズボタンの「スヌーズ」の意味がよくわからない。
運動のために早起きしようと何度も決意したが、実行には至らない。
私の友人のジョギ山(仮名)は、毎朝5時に起きてジョギングをしている。彼は健康そのもので、朝から活力に満ち溢れている。
ジョギ山はすごくて、北海道神宮で毎朝開催されているらしいラジオ体操にも1人で行っている。インスタのストーリーズに「恒例の」という文字とともに投稿があがり、私は「クソ、ジョギ山め、また行ってやがる」と妻に報告する。
一方、私は朝の時間を活用することができない。ジョギング、ラジオ体操なんて夢のまた夢のディズニーランド。そういえばもう10年以上、ディズニーランドに行ってない。
体を動かすことは健康にいいことだと知っているが、実行するのは容易ではない。早朝5時にセットした目覚ましが鳴るたびに「今日こそは」と思うが、いつも同じ結果に終わる。
ギリギリに起きるから朝ごはんも食べられない。かろうじて起きても、食欲が湧かず、結局何も食べずに家を出ることが多い。朝食が一日のエネルギー源になると聞くが、それも実践できていない。
朝の時間を有効に使うことができない自分に対して、劣等感を感じる。
当然、朝から読書をすることもできない。理想は、静かな朝の時間に好きな本を開いて一日のスタートを切ることだが、現実は目覚めのぼんやりした頭でそんな集中力を持つことはできない。
朝の貴重な時間を有効に使いたいと思いながらも、なかなか実行できない。朝から自分を高めるための活動をすることは、私にとって非常に難しい。憧れる。
朝が苦手な自分を変えたいと何度も思う。しかし、習慣を変えることは容易ではない。私のように、朝が苦手で自分を責める人は多いと思う。
朝の時間をもっと有効に使えるようになれば。
まあ、結局のところ、朝早く起きられない自分を責めるよりも、現実を受け入れたい。受け入れるというか怠慢でいたい。
そういえば、高校時代は部活の朝練のために毎日5時起きだった。あのころのようなエナジーはもうなくて、とにかく寝ていたい。
【関連】モーニングルーティーンはこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?