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誰かナンパしてくださいませんこと?

生命保険外交員をやっていたとき、あれは3年くらい前だったが、20歳の女の子と話していてびっくりしたことがあった。「ナンパ」についてである。その子曰く、仕事終わりに地下鉄の電車に乗っていると、決まっていつもこう思うのだそうだ。

「誰かいま話しかけてくれないかな」

この話を聞いたとき、共感すること大いにあり、その場はとても盛り上がった。私もそう思うのである。平日でも休日でも、それがたとえ台風ど真ん中のように忙しい仕事の最中でも、道を歩いていて思うのだ。

「誰か話しかけてくんねぇかな」

はっきり言って性別は問わない(うそ)。「今なにしてるんですか?」って誰かに話しかけられたい。「いまヒマなら30分くらいお茶でもどうですか?」って話しかけられたい。「ぶっちゃけ言うと、めちゃタイプです、かっこいいです」って言われたい。私は完全に受け身だから。それがイケてる人ならなお嬉しい。できたら長澤まさみから話しかけられたい。



おでこに「いま話しかけられたいです」とか「忙しいのでムリです」って文字がボワァって出てきたらいいのに。そういうマッチングアプリがあったらおもしろそうだ。

AR拡張現実の技術を使って。そのマッチングアプリに登録すると、家にメガネかコンタクトが送られてきて、それを通して世界を見る。同じアプリを入れてる異性のステータスが見られる。街中を歩いていると「話しかけてもいいよ☆」って出てる人がいて「お、同志発見」と話しかけるみたいな。

いいじゃん。そういうこと。アプリを入れてない人からは普通の人に見える。


マッチングアプリ使ったことないんだけど、めんどくさそうだ。もっとカジュアルに、手っ取り早くいこうよ、みたいな風潮があると聞いた。


そういう事業やってる会社がないなら、ちょっと真剣に考えてみたいなぁ。でも、メガネとコンタクトはクールじゃないよなぁ。


〈あとがき〉
そういえばマッチングアプリに関する話があって、それを今度書きたいなと思っています。いつかも話した気がしますが、札幌市内を歩いていると、すれ違う他人と目が合うことが多いです。ところが東京では他人と目が合いません。みんな他人の人生に興味がないのかなと思ったりしました。今日も最後までありがとうございました。

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