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女子大学生が一人で入国禁止になる前にノープラン台湾縦断した話①出発

*以降の台湾旅行記は帰国後書いたものなのでうろ覚えの箇所があります。特に渡航状況、安全情報については日々変動すると思いますので全てを参考にせず自分自身で最新情報の確認をお願いします。(2020.04.02)



台湾から帰ってきて2週間経ったので少しずつ思い出を載せます

長くなると思いますがどうかお付き合いください。

今回2020.03.11~18の予定で台湾縦断しました。

初台湾。初中国語圏完全一人旅。ノープラン旅。しかもこの時期。

なぜ私がこのnoteを書くかというとただの記録でもありますが、外出自粛中で退屈している方々に楽しんでいただければと思い始めました。この時期に台湾行ったのはどうなのかと思われる方がいらっしゃるかもしれませんがそれは正しいです。私も本当に家を出るまで悩みましたし、何なら空港に着いても悩みました。万が一台湾で罹患したり、逆に私が広めてしまったらどうしよう。台湾で出会う人達に嫌な思いをさせたくない。私は台湾渡航前からマスク着用、手洗い、消毒、検温を行い、台湾渡航中も必ずマスクをし消毒液と体温計を持ち歩いて朝と夜に体温を測ることにし、渡航を決めました。

その選択が正しかったのか正しくなかったのか。

こんな状況じゃなかったならもちろん私の旅は行って正解だったと思いますが、この状況下。幸いにも渡航中、帰国後も熱が出ることなく健康で、台湾渡航中に出会った人々からも体調が悪くなったなどの連絡は無く帰国後2週間以上が経ちました。だからといってこの選択が正しいとも言えないし。ただ私の今回の台湾旅行で唯一の反省点は台湾に行ったことです。日本に帰ってきて今、日に日に状況が悪化しています。今なら確実に行かないと思うし(そもそも入国禁止だし)、2週間経った今でも実家でのんびりしています。この時期に旅行に行ってきて心配を掛けた両親には申し訳ないし、この旅行自体恥ずべきものかもしれませんが、反省録としても読めるかと思います。


状況のことはこの辺にしておきます。ここからは楽しかった旅の記録を綴ることとします。

みなさんが読んで気休めになるような、そしてまた落ち着いたら台湾に行きたくなるように。



20.03.11 (20.03.10)DAY0
✈️IT217 HND→TPE
タイガーエア 3/11 05:00-07:55
オプション 受託荷物15kg(手荷物無料10kg)
合計 ¥18,878(20.01.31基準 Trip.com)


初めてのタイガーエア。というか初めて羽田空港で夜を過ごす。終電の一個前の電車で羽田に着く。

当日まで渡航できるかとどうかが分からなくて、日本に対する海外旅行感染症アドバイスを第三級の警告(不要不急の渡航の自粛、この時点では香港や中国、韓国が対象)に引き上げるまでは行くつもりではいた。3/10(3/11)時点ではまだレベル2だったので本当に家を出る寸前まで悩んだが行くことに。


羽田に向かうまでには乗り換えを2度しなければならないが人が多い駅でマスクをしない人が比較的多かった。乗り換え最後の電車は流石に乗客が少ない。
羽田は韓国留学ぶりで2度目の利用だが明らかに空港の利用客が少ない。思ったより安全に感じてしまった。日本人だらけの出発ロビーでチェックインを待つ。早朝便だったのでなかなか寝れないが時期が時期なのでコンセントやソファーを独占できた。1月に仁川空港でも深夜便で空港泊を経験したが空いているベンチを探すのに必死だった。


タイガーエアのチェックインが始まるとカウンターに向かうが、当然並ばない。軒並み台湾便が欠航する中運行する便だったからこの便に集中して乗客率が高いから結構せず運行するものだと思っていたが想像と違った。
チェックインを済ませいつもなら並ぶ出国審査もスムーズだ。深夜なのですることもなく足早に搭乗ゲートに向かう。こんな時期でも24時間の食堂がやっていた。お客さんは1人だったけれども店員も大変そう。お疲れ様です。搭乗ゲートに着き一人ソファーに横たわる。ひたすら暇だった。アラームをかけてひとまず眠りにつく。

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目が覚めて周りを見渡すと搭乗開始はそろそろなのに5組、10数人程度しか見当たらない。本当に飛ぶのか?一抹の不安を拭いきれずにいたが搭乗開始のアナウンスを聞いて胸を撫で下ろし、無事飛行機に搭乗した。多分この飛行機、乗客よりスタッフの方が多いんじゃないかなあと考えた。全員が着席した?が隣はもちろんいない。左の窓側の席だったが右は反対側の窓まで誰もいない。飛行機は密室で人との距離も近いから危険視されがちだけどこの旅の中で一番安全だったような気がする。
前後左右はどうだったかというと──前はいなかったが残念だが後ろには男性が一人。まあ隣ではないだけマシだろう。


タイガーエアの機内だが、LCCなので狭め(香港エクスプレスと同じぐらい)、ディスプレイは無いが隣がいないのでくつろげた。

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夜の東京は綺麗だ。夜の便は夜景を巡るヘリコプターのような感覚で、東京の明かりは一点に繋がる。

予定時刻よりも早く出発した飛行機の中、もちろん知ってはいたが添乗員さんにより入国登記表と、そして今回限定(?)の防範嚴重特殊傳染性肺炎入境健康聲明卡が配られた。名前などの個人情報と電話番号を記入し、健康状態に問題がないか、中国、香港、マカオ、韓国、イタリア、イランなど2週間以内に出発地以外の他の国に滞在歴があるかどうか書いてサインするものだ。まだ韓国では流行っていなかった時期に航空券を予約しようと思っていたので、韓国で推しのカムバを拝んだ後台湾行こうかなとか考えてた自分、やめておいて正解。というか入国の紙、前韓国行った時もだけどわたし日本語でも中国語(韓国語)でもなく英語が配られるんですけど。何故。

記入した後は爆睡。
3時間半のフライトで、予定より早く現地時間7:40ぐらいには桃園に着いた。


飛行機を降り、入国審査なのだが普通の入国審査に加えて今回は健康聲明卡の提出と検温がある。検温は無事スルーしたがこの健康聲明卡に時間が掛かった。カードに書いたことを再度確認されるのだが、電話番号が使えるかどうか、滞在先を詳細に、と言われた。電話番号は日本のものを書いたがちゃんと繋がる?ローミング大丈夫?と。入国した外国人に健康状態を電話でランダムで聞くらしく、その時点では主に中国、香港、韓国がメインだったとのことで日本人で電話がかかってきた人はいないらしい。後で気づいたのだが滞在中台湾のsimを空港で購入して使用したのでもし電話かかってきたらやばかったかもしれない…入国の紙の滞在先は複数の予定で主にAirbnbなので台北の住所を記入したのだがこれも説明が厄介だった。Airbnb!って言ったらなんとか通った。


なんだかんだで無事台湾入国。台湾縦断の旅が始まる。

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