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親愛なるみんなへ

2月22日、ねこの日!

私の自慢のねこちゃんたちを嬉しかった・辛かった思い出を含めて、紹介します。

気が付いたら横にいた君たち

私は動物が好きです。
たぶん、家族も動物が好きです。

生まれたときには、わんちゃん3匹・ねこちゃん3匹が先住民として我が家にはいました。
わんちゃんは元々野良犬で、歩いていたら横を一緒に歩いていたとか犬小屋に住み着いてたとか。
ねこちゃんは親猫がベランダで出産をして、そのまま住み着いたらしい。

小学校3年生の頃、幼馴染の家に野良犬が迷い込み、その子も我が家で引き取りました。
この子がはじめて、私が名前をつけた子かな。

ほかにも友達からハムスターをもらったり、学校からウサギを預かったり、金魚・メダカ・どじょう・カメ・リス。庭で虫を集めていた記憶もある。

シェパードより大きなわんちゃもいたので、犬小屋に一緒に入ったり。
学校から帰ってくると、家族より先にねこちゃんが出迎えてくれたりと、私にとって動物と過ごすことが当たり前のことでした。

歳を取るにつれて、メンバーは入れ替わって。
新たに、4匹の猫ちゃんたちに出会いました。

1匹目:ソーレちゃん

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キジトラのちょいぽちゃ女の子です。
家の近くの河原でカラスに襲われているところを助けて、我が家の一員になりました。

拾ったときは50gもなかったのに、今じゃ3kg超え…(骨格の割に重たい)
生まれたばかりの状態で拾ったので、赤ちゃんの頃は毎日大きくなっていくのが嬉しかったけど、今はほどほどに…って思ってます。笑

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性格は猫というより、犬です。
家に帰ったら出迎えてくれるし、自分から撫でて~と寄ってくる。
謎に犬餌を食べようともします。(猫餌の方がおいしいんだぞ!)

猫に良い印象のなかったおじいちゃんをメロメロにした張本人。
体調が悪い人や泣いてる人にも優しくて、お母さんが体調が悪いときも一緒にいてくれる優しい子です。

2匹目:ルナちゃん

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白黒ハチワレのスタイル抜群の女の子です。
ソーレちゃんと双子です。
(実は3匹目もいて、近所のおばあちゃんと暮らしています。)

この子はThe 猫の性格で、助けた私にも超絶塩対応!目もあわないw
赤ちゃんの頃から魚系のごはんしか食べません。お肉系はお嫌いらしい。

大人しい子だけど、問題を起こすのは基本この子です。
1・2階の間に迷い込み、我が家は壁を破壊して助けることになり、業者を待つ数時間格闘をして排水溝におびき寄せて捕まえました。
(靴箱の裏に1・2階の間につながる空気穴?があったんだけど、解決してから速攻でおばあちゃんがふさぎました)
(ちなみに、壁を破壊する!と即決したのもおばあちゃんです。笑)

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実は、2020年11月に糖尿病のため、亡くなりました。
ちょうど仕事で実家に長期滞在していた時期だったので、最後を看取ることができました。

その翌日がUNDPの2次審査の資料提出日で、未着手段階からがんばる気力は湧きませんでした。
それでも、過去に亡くなった子たちの教訓から、今を生きているのだから頑張れる…と思い、提出。ファイナリストに選出されました。

ちなみに、ルナちゃんは人なんて見えないんじゃないかってくらい興味がないけど、おばあちゃんのことが大好きでした。
ずっと一緒にくっついて、逆におばあちゃんが塩対応という関係。
(写真や動画を撮ると、気が付いたときに”にゃによ?”と睨まれる。笑)

ちなみに、ソーレとルナは色や性格は全然違うけど、骨格や目はそっくり。

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3匹目:チビ太くん

台風の日に我が家まわりの排水溝でずっと泣き続けていた、男の子。

我が家は大雨で何度も沈んだことのある地域にあります。
幸いなことに私の家は床上浸水をしたことがないんだけど、車庫くらいは簡単に沈むし、周りの家や店が被害にあった場面を何度もみてきました。
(ちなみに、最近改善されたらしい。)

なので、台風の日は防災グッズ、ちょっとした避難の準備をします。
我が家はわんちゃんのステラ・ソーレ・ルナがいたので、この子たちも2階に避難します。

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数日前から排水溝で子猫が泣き続けていること、その子が昼間に庭にきて、窓越しにソーレとルナに話しかけていることを知っていました。

恐らく親が近くにいないので捕まえようとしましたが、人間のことが大嫌いらしく、何回やってもダメ。
でも、彼の住処は排水溝なので、台風がきたら確実に死んじゃいます。

私はギリギリまで粘ることにして、排水溝の前で数時間待機……
台風が直撃する前に捕まえました!どどん!

家に連れて帰るとテンパり、壁にぶつかるように走る走る……
必死に捕まえて、タオルをたくさんいれたゲージに入れてみました。

でも、餌も食べない…水も飲まない……、ただただ威嚇が続きます。

ふと、庭に来ていた頃を思い出しました。猫となら仲良くできる…?
ルナちゃんをゲージの前に連れてきたら、威嚇が止みました。

慎重に近づけてみたら、ルナちゃんに甘えはじめました。
人間には塩対応のルナも子猫をかわいがってくれて、ミルクもあげてくれた。動物って、すごい。

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チビ太という名前だったのに(台風がおさまったら家から出ていくと思ってた)、我が家で一番大きな猫になりました。

大きくなっても、ルナちゃんが大好き。人間は大嫌い。
対して、ルナちゃんは大きくなったチビ太のことは全く相手にしません。

寧ろ、喧嘩が増え…、外の世界に戻っていってしまいました。
捕まえるか悩んでいたら、交通事故にあって、亡くなりました。

たまたま、見つけてしまって、私は過去にないくらいに泣きました。
逃がした私たちが悪いとしても、大切なものを奪った人を恨みました。

子供が殺されて、親が犯人を殺したりする事件やドラマがあるけど、全然わかるな…と思いました。
大切なものが急にいなくなる、しかも最後に穏やかに会うことができないのは、つらいです。

大学院試験の1週間前の時期だったのに、寝不足の日が続きました。
教授にチビ太の話をしたら、厳しいメッセージをもらいました。

生き物を飼うとか子供を授かるみたいな、
大切なものを手に入れるときは、失う覚悟を持たないといけないよ。

勉強や研究には厳しかったけど性格は穏やかな人だったので、驚きました。でも、大学院試験に無事合格した後に、謝罪と想いを教えてくれました。

病気で高校を辞めて、レベルの高くない大学で過ごした君が、
社会に価値を認められている学校へ進学する機会を逃してほしくなかった。

思い出すと今でも泣けるけど。
辛くても、前に進むことに意味はある。

17歳のときも思ったけど、改めて感じる機会になりました。

4匹目:レオくん

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みすたーあざとい。
可愛い見た目とは裏腹に、喧嘩が強い男の子。

チビ太が我が家にきた次の年、また泣き続ける子猫に出会いました。
大学のテニスコートの横にいて、学生たちの掛け声よりも大きな声で鳴いていました。

しかし、何日も続いていた鳴き声に変化がでてきました。
子猫が異常に大声で泣くときって、基本的にピンチなときだと私は思っているので、追いかけまわして捕獲。動物病院へ。

この子は餓死直前で、体にも悪い影響が出ていました。
栄養剤を打ってもらって、子猫用のごはんをあげてみたら、みゃおみゃおみゃおみゃお!とすごい声で鳴きながら食事をします。

一週間が経っても、ごはんのときは"みゃおみゃおみゃおみゃお!"と鳴く。
喧嘩っ早い性格だけど、食事中におなかを掴まれても、見向きもしません。

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レオは好奇心旺盛で喧嘩も強い子猫で、ほかの子たちがまいってしまうほどでした。
人間も猫も嫌いではない様子だけど、強すぎる。。

なので、別室へ。勉強中もかわいい顔でひょっこり!

喧嘩が強くて、ほかの子たちと仲良くできないので、どうしよう…と思っていたら、ある日でていってしまいました。
(我が家は体の弱ったおじいちゃんがリビングで過ごしているので、脱走しやすい。ちなみに、ソーレとルナは窓が開いていても、絶対に出ない。)

外で暮らしたい猫は、どうしたらいいのだろう?
私は去勢をしているのであれば、外でもいいと考えるタイプです。
(チビ太のようなことはあるけど、人が無理矢理阻止するのも違うと思う)

人に迷惑をかけたり、いじめられる可能性もあると思うけど、家の方が快適だったら家に住み着くことを自分で決めると思う。
動物にそこまでの自我はないでしょ、という人もいるけど、私は人間でも動物でも強要は良くないと思う。

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外に出ていったレオを、2階のベランダからよく見かけました。
我が家周辺は車通りが少なく、広い土地が多いので、上から見るとすぐに見つけられるのです。

ほかの猫ちゃんと仲良く草原をデートしている場面も目撃しました。
ちなみに、その猫ちゃんはソーレ・ルナの兄弟で、顔はソーレ・スタイルと性格はルナみたいな子です。
ねこちゃんたちもデートするんだなぁ…と、ただただ関心しました。笑

おまけ:わたしがだれより一番 XXXちゃん

同時に暮らしていた時期は割と長かったので、どの子が一番好き?と聞かれると困ります。

帰宅するとみんなで出迎えてくれるし、お風呂に入っているとみんなで覗きにくるし、初期の頃はみんなで一緒に私のベッドで寝ていました。

ただね、だれよりもみんなを率先して、絶対に喧嘩もしないし、ほかの子の喧嘩も止めちゃうスターが我が家にはいます。

はい!ダックスフンドのステラちゃんです。
ミニチュアではないのと、ごはんが大好きなせいで、恐ろしく重たいw
(猫ちゃんたちが来るまでは、細かったんだよ…)

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猫の日と言いつつ、我が家はステラなしでは語れないのです。

ソーレとルナはステラと一緒に助けました。
ぶっちゃけ本気のカラスに恐怖を感じたのですが、この子と一緒だったら大丈夫だと思って助けにいけました。
(ステラがカラスたちに対して、大きな声で吠えて威嚇してくた!)

去勢していてミルクは出ないのに、子猫が体温を求めて乳にくらいついても嫌な顔をせずに差し出していました。
目が開いていない子猫が危ないところにいかないように、鼻をつかって元の場所に戻したり、トイレの世話もしてくれました。

もう一匹の猫はその場で見つけられなくて、自宅に戻る途中で出会ったおばあさんに事情を伝えたら、おばあさんが助けてくれました。
数か月後にステラと散歩していたら、おばあさんがステラを覚えていてくれて仲良くなりました。

チビ太はルナしか興味がない!の性格だったけど、ステラが寄っていても平気でした。いつもツンケンしているチビ太に自然に寄っていけるのは、ステラだけでした。

初期の隔離していたレオと一緒に遊ぶのも、ステラだけでした。
じゃれてくるレオの相手は大変なはずなのに、ずっと遊んでくれました。

そして何より、病気の影響もあってギクシャクした我が家の関係を仲良しに変えるキッカケをくれたのは、この子です。

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ステラちゃんは私のことが大好きなので、本当は誰よりも一番はやく可愛がってほしい!って感じなんだけど。

ほかの子が可愛がられているときは、一応待機します。
一応というのは、タイミングによっては鼻先や体をつかって、ちょっかいをだしてきます。

うん。かわいい。
みんな、かわいい。

この記事は完全なる親バカ記録です。
本当は東京に連れてきたいけど、私は忙しく過ごしているので、実家でおばあちゃんとお母さんと過ごす方がきっと幸せだと思っています。

コロナの影響で簡単に会えなくなってしまったけど、少しでも長生きしてくれますように。

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愛情には一つの法則しかない。
それは愛する人を幸福にすることだ。

by Stendhal

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