見出し画像

好きなことをやること

一年 村上 楓和

 みなさん好きなものはありますか?私は今、好きなものを見つけ、好きなものを友達と一緒に楽しんだり、学んだりしています。私が入学したときに、既に好きなものはありました。ですが、それをやることが恥ずかしいこと、だめなことだと思っていました。自分の好きなことを全力でやって、失敗してそれを家族や友人、他人に笑われたり、悪口を言われてきたからです。
 
 小学生の時、好きなことを全力で私がやっているとき、家族から「お前には無理だ。」とか「すぐに辞めてくれ、親の負担になるだけだから。」と、たくさんの心ない言葉が私の胸に突き刺さりました。それがトラウマとなり、私は「好きなことをやる」=「恥ずかしいことをやる」や「いけないこと」という考え方になっていました。しかも、そのあと成功すると「やっぱりお前はできたんだよな。」、「信じてたよ。」という真逆の言葉を言われて、「成功しないといけない」と思いました。どんなに好きなことでも、成功が確実じゃないとやってはいけないんだと思っていました。
 
 その考え方は、福山中に入学してからも変わりませんでした。My探究の内容を考えるとき、「やりたい」や「やってみたい」という企画はあったものの、企画書に書こうとすると、結果が出せるかどうか、とても怖くて好きなものを探究することを諦めました。文章を書くことに少し興味が元々あったし、友達も入ろうとしていたため、大野さんが運営されている「出版ゼミ」に入りました。「出版ゼミ」として、色んな人のMy探究を取材していく中で、「好きなこと」をやっている人たちを見てきました。決してその人たちは完璧ではなくて、たくさんの失敗をしていて、それでも挫けずに一生懸命に頑張っていました。成功している人は少なかったです。全然成功の見通しもないのに頑張っている人たち。自分が情けないなと思いました。結果が確実に出るものでないと、やらない安全地帯にいる私と違って、毎日挑戦し続ける彼ら、彼女らはすごいなって思いました。

 そして、自分もこんな風に日々挑戦してみたいなって思いました。でも少し怖い。けれど今は、興味のあった文章を書いたり、少し、表や図の集計をお手伝いしたり、お金のことについて学んだり、友達と新しいことにも挑戦しています。表を見て分かる通り、この学校に通う人たちはそれぞれ十人十色。たくさんの企画を考え、友達と、先生と、地域の人とたくさんの人を巻き込んで自分の未来に向かって頑張っています。私は今、文章を書いているときがとても楽しいです。「この文を読んでくれる人はどんな人なんだろう。」、「私の言葉、きちんと受け取ってくれたかな。」、今読んでくれているあなたのことを考えると、とても楽しい気分になります。自信をもって楽しい!!って言える自分になれました。

 だから、好きなアイドル(最近では推しと言われるもの)を、自信をもって好きだと言えるようになって友達が増えたし、毎日が楽しいです。また、「好き」をMy探究にしている、このような人を取材しました。この人は「メディアゼミ」というゼミに入っていました(今は解散したらしいですが)。このゼミは企業に関することを取材して、noteというサイトに投稿するゼミです。取材した人は、アイドルや配信者の方々が好きで、将来は「歌い手」という素敵な夢を持っています。メディアゼミに入って、アイドル事務所の方を取材し、その夢を確実に自分の手に近づけていました。また、私に編集とイラストを頼んで、歌い手に近づこうとしています。私はそんな彼女が大好きです。私も頑張らないとなって思います。私は、彼女と違って夢が見つかりません。だからこのMy探究を通じて、自分の好きなこと、楽しいことにチャレンジしていきたいと思っています。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?