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将来について考えよう

三年 麻原椛乃

「将来について考えよう」というテーマで探求活動をしている方に取材してみました。なぜこの探求に取り組んでいるのか聞いてみたところ、「将来について何も決まっていなくて、大学や職業についてそろそろ決めていったほうがいいのではないかと思ったから。」との回答が。なるほど、深い。私自身もまだそこまで決めてないので、同い年としても考えさせられるところがあります…

 次いで、明確な数値などを含めた目標について聞いてみました。「行きたい大学をだいたい決めて、学部まで絞る。それが終わったら、そこでなれる職業を調べ、将来の夢を考えていく。」進学についての探求なので明確な数値はないものの、そこまで考えているのか、という尊敬の念が出てきました。大学を決めてから学部を絞り、職業までつなげるという順序まで考えているので、効率的に物事が進められるだろうな、と思いました。

 詳しくプロジェクトの内容も聞いてみました。この方のプロジェクトの内容としては、図書室で本を借りて、大学の学部についてや、勉強法などが載った本を片っ端から読んで、ルーズリーフにまとめていく。インターネットで気になった大学を調べていく。職業や、資格が取れるかどうかを調べる。

 インターネットだけ、本だけなどではなくていろいろな媒体から情報を収集しようとしているあたり、とても効率的だなと思いました。一つの情報に左右されることもなさそうなので、視野の広さが現れているのでしょうか。
ルーズリーフに書いてまとめる、というのも書くと情報が整理しやすくなって頭に入りやすくなるという利点があるので頭の良さが現れているよな…と思いました。

 ただ、こんなにいろいろな方法でしているので大変なことも多いでしょう。プロジェクトを進める中で大変だったことを聞いてみました。インターネットの情報が何かと違うことが多い。学部で、教養学部と教養学などの似たような言葉がめちゃくちゃある。似たようなことなのに違うことが多く、まとめるのが難しい。

 やはり、インターネットの情報は色々あるので分析が大変なようです。
そして大学進学のときに困る要因の一つ、学部も多種多様でごちゃごちゃになって大変そうです。種類がいっぱいあるものは分類するのも難しく、ルーズリーフにまとめるだけでは少し難しそうですね。

 こんな問題にぶつかったとき、どうすればいいのでしょうか?解決方法も聞いてみました。辞書や、インターネットで意味をとりあえず調べる。本で見比べる。いろいろな情報を見比べてみることがやはり大事なのでしょうか。本の情報も時代によって違うので、インターネットと本を比べる、というのもいいかもしれませんね。ですが、自分で解決方法を編み出して実践するのも努力家気質と言えますね。とても同い年とは思えません…

 では、どのような成果があったのでしょうか。実際に聞いてみました。
「いろいろな大学や、専門学校についてなど知らないことをたくさん知れた。また、面白そうだと思うことを積極的に調べることができ、課題設定、自己決定感が身についたと思う。」とのことです。「面白そう」と思って取り組めるようになったという成果は、かなり大きいような気がします。

 自ら動いて、気になることをトコトン追求する。これって人間に大事なことだと思いませんか?探究活動を通して人間を、人生を見る。これができるのはこれからの世界を歩いていく私達にとってプラスになるのではないでしょうか。


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