お雛さまあれこれ
こんにちは、ぱんだごろごろです。
今日は、お雛さまについてのお話です。
今年のお雛さま
今年もまた、お雛さまを飾りました。
しかも、去年と同じく、娘のものと、私のお雛さまと両方を。
あれ、おかしいな、
娘が嫁に行けば、私のお雛さまだけを出せばいい、ということになるはずだったのに。
なぜ?
あれほど娘が結婚するのを待ち望んでいた理由のひとつには、
お雛さまを出す労力が激減する(私のお雛さまは立ち雛で、お二人の本体を出すだけで終わるので、非常に楽なのです)、
という、夢のような未来像があったはず。
その未来像が、絵に描いたもちに終わった、その訳は、
何てことはない、
娘夫婦の新居が狭くて、
お雛さまをしまっておく場所がないから、でした。
『悪いけど、お雛さまは持って行けないから、そのまま置いておいて』
娘の宣告に、それでも、私は、必死の抵抗を試みました。
『あ、だったら、しまったままでいいよね。もう結婚したんだし、出す必要ないもんね』
そう言う私に、娘は、
『そんなの、お雛さまが可哀想じゃない。出してあげてよ。簡単でいいから』
重ねて、非情な宣告を。
もう出さなくてもいいと思っていたのに。
喜んでいたのに。
でも、そうですね、
お雛さまが可哀想ですよね、確かに。
一年中、天袋の中に、入れられていて、外に出ることができるのは、年にたったの3週間弱。
出してあげましょうか。
簡単でいいと言う娘の言葉通り、ぼんぼりも今年は出さず、
お二人と、花と菱餅と紅白の丸餅だけを出しました。
このお雛さま(左側)は、娘が生まれた年に、私の母が買ってくれたものですから、
もう30年以上経っているわけです。
写真で見てもわかりますが、花の色の褪せ方が甚だしいのです。
左近の桜、右近の橘に至っては、
外に出すのも気の毒なくらい、色が褪せたので、
箱の中にしまったままです。
ここで、私の近未来展望を語ります。
①娘夫婦が今より広い家に引っ越す
②娘のお雛さまに付随する小物を、我々両親が買い替える
③新品同様に綺麗になったお雛さま一式を見て、娘夫婦がお雛さまを引き取りに来る
④ばんざ~い
⑤お気の毒にも、私のお雛さまは、今まで、場所がなかったため、専用の台座を出すことができず、
やむなくランチョンマットの上にお載り頂いていたが(おいたわしい)、
娘のお雛さまが去ったたため、十分なスペースが確保できたことから、
金屏風を背に、漆黒の台座にお載りいただけることとなった
⑥ばんざ~い
と言うことで、小物類を検索してみました。
色々あるようですから、探すのも楽しいですね。
お雛さまを楽に飾る方法
お話しして来たように、
我が家では、二つのお雛さまを、毎年飾らなければなりません。
おっくうだな、と思いつつ、
少しでも楽に飾れるように、あれこれ工夫をしてきました。
その秘訣をまとめたのが、以下の記事です。
その一・・・毎年飾る日を決める
その二・・・毎年飾る場所を決める
その三・・・出すものは極力減らす
我が家に当てはめると、以下のようになります。
その一・・・バレンタインデー前後の天気の良い日
その二・・・玄関の靴箱の上
その三・・・大きな台や屏風は出さないようにする
前提として、お雛様をしまっておく場所も定位置にして下さい。
押し入れの天袋にしまっていらっしゃるご家庭が多いかと思いますが、椅子に乗って、手を伸ばせば、すぐ届く位置が理想的です。
今年も、上の記事のように、天袋の中から、お雛様の箱を出すために、椅子を持って来ようとしていると、
息子がやって来て、ひょいと背伸びをして、箱を出してくれました。
よって、上の記事の一部を訂正します。
お子さまが長身の場合、お子さまを椅子の代わりに使いましょう。
お子さまが、『面倒くさい』と反抗なさった場合は、
『お姉ちゃん(又は妹さんの名前)がお嫁に行かなくてもいいの?』
と、やさしく聞いてみましょう。
特に、男の子の場合、
常日頃から、口の達者な姉や妹からやり込められ、
あれをしろ、これをしろと、こき使われていますから、
お姉さまや妹さんがずっと自分と一緒に家にいる未来を想像しただけで、
『えっ?』となるはずです。
お雛さまを飾るという行為には、女の子の厄除けのみならず、良縁を招く意味あいもあるのだと聞けば、
きっと、嬉々として、お雛さまの箱を出してくれるでしょう。
お姉さまや妹さんの幸せを祈りながら。
うるわしい姉弟(兄妹)愛ですね。
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
3月3日のひな祭りが、楽しい一日になりますように。
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