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ドレスコードなら、この本で!~「超一流ハイエンドに選ばれる魔法のルール」

こんにちは、ぱんだごろごろです。
私には、項目ごとに、頼りにしている本が何冊かありまして、今日ご紹介するのは、ドレスコードを確認する時に使う一冊です。

ドレスコードの手引き書は

書名は、「元ティファニーのVIP担当が教える 超一流ハイエンドに選ばれる魔法のルール」で、著者は高野睦子さん。
JAL(日本航空株式会社)の客室乗務員から、ティファニーに転職して、ハイエンド(富裕層)顧客の担当をして来た方です。
その後、独立して、「HECハイエンドコミュニケーション」代表として、人材育成事業等を行っています。

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この書名だけを見ると、玉の輿に乗りたがっている、若い女の子向けの、恋愛指南書のように思えますよね。
確かに、そういう要素もあるにはあるのですが、この本は、もっと実用的な使い方ができるのです。
それが、タイトルにも書いた、ドレスコードの手引書です。

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今の時代は、形式張ったことがどんどん減って行き、何でもカジュアル一辺倒になっています。
伝統や格式は後回しにされ、個人の好みが優先されるようになっているのです。

このこと自体は、決して悪いことではないのですが、それがあまりに進みすぎると、困った問題も出て来ます。
皆、伝統やしきたり、格式を知らずに過ごして来ているので、いざという時に、どうすればいいのかわからなくなっているのです。

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ドレスコードで慌てた思い出

私も、ドレスコードで、慌てた思い出があります。
ある日、お祝いのために、家族で食事に出掛けた時のことです。
お気に入りのホテルのメインダイニングを予約したため、私と娘は、衣裳も打ち合わせ、いつもよりヘアメイクにも時間をかけ、張り切っておしゃれをしました。

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時間通りにレストランの入り口に着いて、スタッフの方に迎えられた時、彼は、夫と息子を見て、穏やかに、「お上着は・・・」と尋ねてきたのです。
はっとしました。

自分と娘のことだけを考えていて、夫と息子のことは忘れていました。
私と娘が、ワンピースにジャケットを着ていたのに対し、初夏のこととて、彼ら二人は、半袖のシャツにズボンを履いただけだったのです(そして、何の疑念も抱いてはいませんでした・・・)。

焦る私に、彼はにっこり笑い、「お上着のご用意はこちらにございますから」と言い、奥から夫と息子用の長袖のジャケットを二枚、持ってきてくれました。
ようやく状況を察したらしい夫と息子は、そそくさと借り物のジャケットを身に着け、私達は何事もなかったかのように、予約席に案内されたのです。

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ホテルのメインダイニングは、格式の高いもの。
男性客の場合、ジャケット着用がルールです。
自分達の服装の事ばかり気にして、夫と息子にもドレスコードが適用される、という当たり前のことをすっかり忘れていたのでした。

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男性というものは、もともとおしゃれに興味のある、ごく少数の人達を除いて、まずドレスコードのことなど考えていない、という前提のもとに、女性は行動するべきです。
家を出る前に、あなたのご主人、ご子息が、出掛ける先に合わせた、妥当な服装をしているか、必ずチェックしましょう

私の例で言えば、息子に任せていたら、礼服に、紺色の靴下をはいていた事があります。
黒と濃紺は、見分けが付きにくいので、特に注意が必要です。
また、靴下の長さが短いと、腰掛けた時に、ズボンの裾から、靴下との間の脚がにょきっと出て、どんなに息子を溺愛しているママでも、頭を抱えたくなるので、注意しましょう。

ドレスコードの名称

さて、高野睦子さんの本に戻って、ドレスコードの章を見てみましょう。
まず、覚えておかなくてはならないこととして、「もし、私達がその場にふさわしくない服装をして、その場で浮いてしまったら、眉をひそめられるのは、私達ではなく、私達を招待して下さった方になる」ということです。
招待してくれた方の顔を潰したくなければ、そして、次も招待してもらいたければ、私達は、場にふさわしい服装を選ばなければならないのです。

この本に沿って、格の高い順に、ドレスコードの名称を並べて行きます。

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・ブラックタイ・・・いわゆる正装のこと。女性はイブニングドレス。着物なら訪問着。       
男性はタキシードに黒い蝶ネクタイ。
・カクテルアタイア・・・ 女性は膝丈くらいのフォーマルドレス。男性はダークスーツにネクタイ。
・スマートエレガンス・・・女性はドレッシーなワンピース。男性は少しカジュアルな素材のダークスーツ。
・カジュアルエレガンス・・・女性はワンピースにジャケット。男性はダークスーツ。
・ビジネスアタイア・・・男女共にスーツ。
・スマートカジュアル・・・女性はワンピース又はブラウスにスカート。男性はジャケット。ノーネクタイでもよし。

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一通り、頭に入れておくと、重宝しますよ。

まとめます。


今はこんなご時世ですから、なかなかお出掛けの機会もないでしょうが、今のうちに、ドレスコードをおさらいしておきましょう。

行き先のドレスコードがわからない場合は、主催者に尋ねてみるとよいでしょう。

また、よく目にする「平服でお越しください」とは、「フォーマルでなくてもけっこうです」という意味なので、「スマートエレガンス」または「カジュアルエレガンス」の服装で参加しましょう。

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