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【白熊杯】俳句

閉じ籠めてその言の葉も何もかも

とじこめてそのことのはもなにもかも

☆☆☆

あなたのその甘い言葉、優しい笑顔、

何もかもすべてひとまとめにして、深い深い海の底へ捨ててしまいたい・・・。


イメージとして、お借りしました


積もり来る雪ひとひらの重みかな

つもりくるゆきひとひらのおもみかな

☆☆☆

うずたかく積もった雪も、空から落ちてくる一片ずつが重なってできたもの。
手のひらに受け止めた雪を見て、はかなく溶けてしまうものも、集まれば大きなものに変容することを想った句。




初売りの太鼓響くや午前九時

はつうりのたいこひびくやごぜんくじ

県内の百貨店には、元日から営業する店舗もあります。
そういうお店では、初売りの豪華福袋を狙って、早朝からお客様が列を作って並ぶため、お店側も、普段の営業開始時間よりも早めて、午前九時や九時半から店の正面入り口を開けるのです。

大きな門松が並ぶ玄関口、開店の時間になると、勇壮な太鼓の音が鳴り響きます。

正月、一月一日、新年の幕開けを祝って、打ち鳴らされる太鼓の音、
今年もどうか佳い年になりますように。




#白熊俳句


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