私の「#もうあかんわ」話、二題とも、主役は息子。
みなさんが「もうあかんわ」と思った話を、教えてください!
これは、岸田奈美さんの、
上記の記事に書いてあったことです。
明るくても、暗くても、どんなことでも構いませんが、「誰かいっそ笑ってくれんか」という境地の人だけお願いします。
ということで、
応募期間と発表方法
2021年5月14日以降に投稿してください。〆切はありません、たぶん一年くらいは続けます。毎週水曜日に、岸田奈美のnote・SNSにて複数作品を紹介していきます。
応募方法
・お名前(ペンネーム・匿名可)
・年齢
・もうあかんわと思った話(300文字程度だと紹介しやすくてありがたいですが、もうあかん人は100文字でも5000文字でも)
と続きます。
この記事を読んだときには、正直、「もうあかんわ」のニュアンスが上手く把握できなかったのですが、
「今週のもうあかんわ」という記事を数回読んでみて、ああ、こういうことか、とわかった気がしました。
「つまり、うちの息子のことだわ」
と、合点がいったのですね。
「あなたの息子さんの、ありのままの姿を書いてみましょう」
だったら、すぐにでも書けるわ、と思ったのですが、
ひとつ引っかかることが。
応募方法の中に、
・年齢
という項目があるんですよ。
noteを始めるときに、身バレしてはいけない、ということを、散々聞かされました。
名前はもちろん、住所、年齢、勤め先など、決して知られないように、と。
noteでは、実名、実写真で活動している方も、大勢いらっしゃるので、
多分、私が聞いた注意は、
一般人が無用なトラブルに巻き込まれないように、という配慮からだったのでしょう。
それでも、私は、最初に聞かされた注意を守って、今まで、実年齢がわからないように、注意をはらって、あいまいな書き方を続けてきました。
すべて、身バレしないように、との目的からです。
それが、
ここで、「もうあかんわ」に応募したら、
私の年齢がバレてしまう。
どうしよう、と悩みましたが、
*ないとさんは初老
*ねこしばさんはアラフィフ
ならば、
よし、私は、
60才、還暦です!
あ~、ついにカミングアウトしてしまいました。
あれね、noteを始めたときは、59才だったので、気がつきませんでしたが、60才になってみると、気分は老人、じゃなくて、「私も大人になったわね」ってなものですね。
あ、石は投げないでくださいね。
さて、本題に入りましょう。
「#もうあかんわ」その1
上靴
息子が中学生の時の話だ。
授業参観のあと、子供たちは下校し、親だけが教室に集められて、保護者会が行われた。
親たちの緊張をほぐそうとしたのか、先生は、「生徒たちはまだまだ子どもですから」と、話し始めた。
「上靴を左右逆に履いて、気が付かない子もいるんですよ。」
いや、ないでしょ、そんなこと。履き心地でわかるじゃない。先生ったら。
周りのお母さんたちも笑い、私も笑っていると、先生とふと目が合った。
先生は笑っている私を見て、少し困ったように、でもさわやかに言った。
「○○君のことですよ」
それは、私の息子の名前だった。
「#もうあかんわ」その2
長靴
息子が大学生の時の話だ。
夏休みに、インターンシップ(就業体験)を利用して、息子はなぜか、某県の農場に行くことになった。
なぜ、農場? と訊いたのだが、そこくらいしか、行く所がなかったから、と、息子は答える。
いつものこととは言え、要領を得ない返答に、いつから農場勤め志望になったのだろうと、我々親は首をひねりながらも、本人の意思にまかせることにした。
農場へ出発する前日、忘れ物はないか、と聞く我々に、「あとは長靴だけ」と言って、息子は、玄関の靴箱から、長靴を取り出し、持っていこうとした。
「ちょっと待て」と、声をかけた。
「その長靴、何のために持って行くの?」
「いや、持ち物リストの中に入っていたから」
「農場だから、長靴が要るのはわかる。でも、履くのは、誰なの?」
「俺?(自分を指さす息子)」
「そうだよね。そうだとして、○○(息子の名)に、その長靴履ける?」
はっとした顔で、長靴を見る息子。
「借り物競走じゃないんだから、リストに書いてある物を、ただ持って行けばいいってもんじゃないのよ」
その長靴は、娘のものだった。
息子は大慌てで、駅ビルの靴屋さんに、自分のサイズの長靴を買いに行き、何とか翌日の農場行きに間に合った。
現在、息子は、農場とはまったく関わりのない生活を送っている。
▼名前:ぱんだごろごろ
▼年齢:60才
まとめます。
岸田奈美さんの「もうあかんわ」に応募するため、しょうもない話を二つ書きました。
どちらも実話ですので、深く突っ込まないでくださいね。
こんな内容の話を、最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
もし、スキ、コメント、フォローをしてやろう、という、お心の広いお方がいらっしゃいましたら、感謝して、お受けいたします。
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