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娘に教えられたことと怒られたこと

こんにちは、ぱんだごろごろです。

前回、川ノ森千都子さんの、感謝企画に参加して、記事を投稿しました。

その中で、

「とは言え、どういう方法を取っても、上手く行かない場合には、ひたすら耐えたこともあります」

と書きましたが、

「耐えるしかないの?ショック!」

と思った方がいるかもしれないと思い、

急ぎ、書き加えます。


娘に教えられたこと


以下は、私が勤務先にいた、どうにも合わない人の言動に苦しめられていた時、

娘が掛けてくれた言葉です。

「明けない夜はない」


その人の言動を娘に話し、どう対処すればいいかを訊いたときのことです。


『無視するのが一番だと思うよ。

うっとうしいけれど、明けない夜はないからね。


うん、膠着してても、絶対に、状況は移り行くからね』


困り切った私は、その時、ラインで、娘に助言を求めたのでした。


明けない夜はない。

膠着状態のように見えても、実はその裏で、事態は動いている。

こちらの目に見えないだけ。

だから、必ず状況は変わる。


うっとうしいだろうけれど、何を言われても、じっと無視していればいい。

相手を矯正しようとしたり、

相手の非を認めさせようとしたりするのは、

愚の骨頂。


何かを言われて反省するような相手なら、最初からそんな言動はしない、ということです。

それともう一つ。

なぜ、こちらが、労力を使って、

嫌なことをしてくる相手に、手助けをしなければならないのか。


この場合の手助けは、相手が、部内の嫌われ者から脱却するための手助けですね。

こちらが、どんなに善意で忠告しても、

聞く耳を持つどころか、罵倒してくるような相手には、

無視が一番、ということです。


その後、どうなったかと言うと、

本当に事態が動いたのでした。


その人の言動のせいで、精神的に疲れ切ってしまった新人社員が、

上司に休職を申し入れたため、

それまで、その人によって、部内の雰囲気が悪くなっているから、注意して欲しい、

と何度訴えても、動かなかった上層部が、

とうとう、その人を呼び出して、相当に厳しく注意したということでした。


もちろん、根がそういう人ですから、

素直に、自分が悪かった、と反省するようなことはなく、

まわりには、休職を訴え出た人の悪口をさんざん言っていたそうですが、


目先の損得の判断はできる人ですので、

今までいいように怒鳴り散らしてきた私たち相手には、

驚くほどおとなしく、控えめな態度を取るようになりました。


本音を言えば、その人が異動してくれれば良かったのに、というところですが

(実際に異動したのは、休職を願い出た人の方でした。

異動先では、幸い元気を取り戻し、活躍しているそうです)、


何にでも口を出して、自分の思い通りにならないと怒鳴っていた人が、

そういう態度を控えるようになったため、

周りの雰囲気も良くなったのです。


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上の記事は、実は私の職場がモデルです。

「相談者様」というのは、私の同僚です。

この記事についても、今日の記事の内容についても、

私や私の同僚、職場が特定されないよう、もろもろの設定は変えていますが、

「表に現れなくても、裏で事態は動いている」

というのは、おわかり頂けたことと思います。


今、苦しい思いをしているあなた、

あなたも、誰か信頼出来る人に、話を聴いてもらって下さい。

一人で考えていると、煮詰まってしまいます。

どうか、あなたの心の中を、心地よい風が通り抜けていきますように。


娘に怒られたこと


娘が結婚したことは、以前お話ししました。

幸い、今のところ、お相手と順調に暮らしているようなので、安心しております。


この、結婚に関連して、娘に怒られたことがありますので、

反省も込めて、お話ししてみようと思います。


それは、結婚指輪に関してのこと。

婚約指輪は、ポンテヴェッキオの、ダイヤモンドのエタニティリングにして、

結婚指輪は、カルティエのラブリングにすることにし、

今、出来上がりを待っているところだ、という報告でした。

カルティエ

私が若い頃には、カルティエの三連リングが流行りましたね。


ラブシリーズというのは、ブレスレットが有名だったと思います。

芸能人で着けている人が多かったのではないでしょうか。


ですから、私も、どんな物かの知識はあった訳ですね。

そこで、娘から、「結婚指輪は、カルティエのラブリングにしたよ」と言われた時、

「ああ、良かったね、あの、土偶の目みたいなやつでしょ」

と、素直に答えていました。

娘の気に入った結婚指輪が見つかって、良かった、と思ったからです。


すると、娘は沈黙。

その後、

「お母さんって、いつもそういうこと言うよね。

言われた相手が嫌な気分になるって思わないの?」


低い声で怒られました。


はい、その通りです。

確かに、見た目は土偶の目にそっくりですが、ものは結婚指輪です。


思ったこと、感じたことを、ありのままに言ってはいけない。

生きる上で、基本的なこの原則を、私は忘れておりました。


娘には、ひら謝り。

この年齢になっても、後先を考えない失言をするとは、

いつになったら、私は成熟した智慧を持つ老賢者になれるのでしょう。


深く反省した出来事でした。


終わりに


今日は、娘から教えられたことと、怒られたことの、二本立てでお送りしました。

職場で理不尽な思いをしている皆様は、ぜひ参考になさってください。

後半は、素直で率直な皆様、

思ったことはすぐに口にしてはいけない、という教訓でした。

まぁ、こんな失敗をするのは、私くらいだとは思いますが。

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今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

あなたのスキ、コメント、フォローに、心より感謝いたします。



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