【癌日記44日目】卵巣がん確定と手術結果/卵巣癌・子宮体癌
私がかかっている卵巣がんと子宮体癌。子宮体癌は手術前に診断が確定していた。
卵巣がんは手術前に診断が確定することがなく、手術後に診断が確定する。私の場合は手術中に病理の先生に待機していただき手術中に卵巣がんかどうかを判定する術中病理診断を行っていただいた。こうすることで迅速に手術中の方針なども決められるということだった。
本来なら病理の結果がでるのには2~3週間かかるところ、手術中に8割程度の確率の診断が出る。もちろん最終的な病理結果は2~3週間かかる。
今日は手術が終わって手術の様子と卵巣がんについての術中迅速病理診断の結果、今後の治療の見通しについて主治医の先生から説明があった。
手術結果ー家族全員で聞き質問する
手術結果は夫と次女、母と弟と一緒に聞いた。長女はこの日が帰国日であったので同席できなかったものの、先生のお話の録音を聞いた。こんなにもたくさんのメンバーで一緒に聞いたのは、私の気持ちが弱くて一緒に聞いてほしかったからではない。
わたしは家族や先生もこの病気についての当事者だと思っていて、それぞれがわたしの思った行動をしてほしいというのではなくて、それぞれが一次情報を知りたいと思っている場合に、いつでもこの件についてはアクセスできる状態であってほしいと思った。
特に子供については、私に何かがあったときに情報が制限されている状態ではなかったこと。全部を伝えていたことが最終的に彼女たちを支えてくれるのではないかという気持ちもある。
現に次女はこのあとの授業の都合でLINEのビデオ通話で入ったし、これまでも何度もそれぞれが参加できるときは先生との話し合いにはそれぞれが参加していた。
手術結果ー卵巣がん確定
手術結果でわかったことの1つは卵巣がんの確定。わかっていたけれどやはりショックが大きい。
今後は、子宮体癌と卵巣がんが同時多発的に別々に発生したのか、どちらかが原発なのかをふくめて、ステージの確定について病理の結果を待つことになる。
一方で卵巣も腫瘍ではなく卵巣がんであることが確定したので、ステージ1ではなくステージ2以上になる。
手術結果ーとりきれない部分あり
卵巣卵管、子宮、体網をふくめて、癌部分を取りきることを目指した手術だったけれど、小腸に卵巣がくっついていいて4センチから3センチ取りきれない部分があった。
手術結果ー腹膜への浸潤はなさそう
手術前のCTでは、腹膜が一部ぼこぼこしている部分があり、開けてみたら転移していたことがわかる可能性も想定されていたけれど、腹膜への浸潤はなかった。
腹水ーあり
腹水は比較的多かった。こちらも病理の結果を待つ。
今後の治療ー手術入院の最終日に抗がん剤TC療法をスタート
卵巣がんと子宮体癌の両方があるということで、卵巣がんでは第一選択薬剤に、子宮体癌でもそれに準じて勧められるTC療法をまずは選択。
3~4週間ごとに6回を予定し、途中の3回目に効果がでているかの判定がある。
小腸に浸潤してとりきれなかった部分やりんぱへの転移の可能性などの様子も確認を行う。
今日から抗がん剤の終了までは、この抗がん剤治療が効果があるように願うのが私が一番ねがっていることだ。これが効かない場合にはまた別の道を行かなければいけない。
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