モンテッソーリなワクワク旅育365日(10月10日)サイクリングでGO! 移動方法で世界の見え方が変わる!
毎日少しずつおすすめの旅育スポットや旅のアイデアをご紹介!
旅の一部にサイクリング、自転車でのツーリングを加えると旅した土地への理解が深まります。
例えば、上の写真はバリ島を約1週間かけて、子供たちと旅したときのものです。
バリ島に何年も在住していたガイドさんも子供向けのバリ島ツーリングツアーははじめての経験。
最初だけ自転車で同行する予定だったガイドさんも長く住んでいるのに初めて見る景色に驚いて最終的に全工程同行されていました。
(1)観光地ではない本物の田園風景/自転車ツーリング(サイクリングだから出会えた風景)/バリ島
気温の変化が少ないバリ島は「3毛作」。
田植えをされたばかりの水田、青田波の水田、たわわに実った水田を一度の旅で見ることができます。
田んぼには、1~2メートルおきに草で作った四角い小さな箱に花やお菓子を詰めたお供えものが置かれており、バリ人のヒンドゥー教への熱心な信仰が伺えます。
(2)観光では行かない裏道(サイクリングだから出会えた風景)/バリ島
裏道にはバイクがいっぱい! 道端には自分で給油する緑色の液体が入ったスタンドがあり、幹線道路も二人乗りや三人乗りでバイクを飛ばす様子が見られます。
観光バスで幹線道路を通るそばを隙間ない隊列を作ってバイクが並走するのに驚きますが、子どもたちとサイクリングで回ると、バイクの隊列が子供たちが道を横切るときには、クラクション一つ鳴らさずに大渋滞させながら待っていてくれること。
自転車のろいぞドケドケ! という雰囲気ではなく、そばを通るときにはそっとスピードを落として通り過ぎるとスピードを上げる様子もみられて、バリの人たちの温かさを感じました。
(3)観光では行かない住宅街/自転車ツーリング(サイクリングだから出会えた風景)/バリ島
住宅街の家々には、ヒンズー教の飾り物が設置され、様々な種類の犬を飼い、畑は草一つなく管理がされている様子は同じですが、場所により雰囲気や経済状況、生業にしている農業の種類や収益の上げ方が違うことを肌で感じます。
また、デンパサール空港に近づけば近づくほど、ものが溢れ豊かにはなるけれどゴミも増え格差が目に見えて感じられるようになることも感じます。
(4)観光地では行かないホテル前のサイクリングロード/自転車ツーリング(サイクリングだから出会えた風景)/バリ島
このツアーのスタートごゴールは海岸のサイクリングロード。
海辺を気持ちよくサイクリングするのは最高の体験! 長いツアーは難しくても、ホテルで自転車を借りて周辺だけでもサイクリングしてみるのも楽しいですね!
サイクリングがモンテッソーリ的だなと思うこと
子供が十分に気力や体力があり、安全を確保してくれるガイドと子供サイズの自転車が手配できれば、サイクリング・ツアーは素晴らしい体験になります。
自分でスピードをコントロールして、現地の人々と同じような観光客向けでない交差点や道路を移動すると、観光客向けの表の顔だけでい部分にも、自分で観察したことから浮かんでくる仮説があり、それを自分で現地の人にインタビューしながら解決していきたいという気持ちにもなります。
「自律的な旅」の時間という意味でモンテッソーリ的な旅の時間だと感じます。
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