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ママだけど、パパだけど一人の掛け替えのない人

ご利用者様のお母様の復職にあたり開かれた担当者会議(引き継ぎ会)で
お母様がこれまで各所で受けた言葉やそれによる切実な想いが語られ
お母様の語りに対するあおぞら診療所の医師のコメントに
同意過ぎて心の中で頭をブンブンと振っていました。

まず、「どんな子も絶対に成長する。」

疾患や障がいがあってもその子のペースでそれぞれに必ず成長していく。
その経過を側でみさせていただいていることに私たちは感謝しています。
ご家族の生活が営める範囲で最大限の効果が出せるように
みんなで日々のリハビリや遊び、薬やケアなどこれからも関わらせていただきます。

そして、ママパパが
「これまでのお仕事や自分のことを諦める必要はない」と思っています。
ママだけど、その前に1人の掛け替えのないお仕事をされている女性なのだから仕事を諦める必要はないと思っています。

子どもに医療的ケアや特別な配慮が必要だからと
諦める必要がない社会でないことが問題です。

社会のしくみが障害を生んでいる。

こんな風に思ってくれている医師とそれぞれの事業所のスタッフと
こうして話し合えることはとても幸せなことだなとしみじみしました。
1人として同じ人はいないから。
どんな子でも
その子とその家族が当たり前に色んなことを
選択していける社会にしていく、と改めて思いました。

この10年で
お看取りに関わらせていただいたお子さんは
両手を越しますが今でもどの子のお顔も忘れられず…
最期の最期まで成長し続ける姿にいつも圧倒されます。

そして今でも日々成長していく子どもたちの姿に励まされ、
まだできる!と自らを奮い立たせています。

子どもたちに恥じない大人でいたいですし
彼らが教えてくれたたくさんのことを胸に
子どもたちとご家族にできることを私も諦めずにやっていきます。


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