保険って結局必要なの?

みなさん、こんにちは!今日は前職の知識をフル活用して、マネーリテラシーが高い人界隈で話題になっていた「保険って結局いるの?」というお題に元生保営業所長がお答えしていきたいと思います。

そもそも、こんな話題が出てきた背景をご存知でしょうか。これは、私も完全に把握できているかと言われると怪しいですが、「いかにして資産を最大化するか(=支出を削るか)」というところから出てきていると思っています。

この話題からいくと、当然支出を削りたいので「保険はいらない」にインフルエンサーの人は持っていきたいですよね。そうすると、見ている人が「いいこと聞いちゃった🎵」と確かめもせずに鵜呑みにして保険を解約していきます。(インフルエンサーは閲覧数が伸びて利益が出ます)

ですが、本当にそれでいんでしょうかね。保険ってどうするべきなんでしょうかね。結論を言いますと「(貧乏人にとって)保険はいる」です。

おいおいおいと思われたかもしれません。貧乏人ってどんな人を指しているのでしょう。ホームレス?生活保護?どんな人たちを指しているのでしょうか。

この答えは「日本人の大多数」です。なので、ほとんどの会社員は保険は必要です。稼いでいる人は別です。(例えば大企業の部課長とか)いらない人もいます。なぜ、ほとんどの人が必要なのでしょうか。答えは簡単です。「お金がないから」です。

保険がしてくれるサービスは、結局経済的な支援だけです。保険加入を理由として、精神的に救われるケースはほとんどないでしょう。ということを踏まえると、「何か起きた時にリカバリーできる経済力」さえあれば保険は必要ありません。

ですが、ほとんどの人は日々の生活に加えて、何かが起こった時に大金を用意できますか?例えば、自分が死んだとして、残された子供は生活できますか?基本的には難しいでしょう、なので保険が必要なのです。

しかし、多くのインフルエンサーが「健康保険に入っているから医療保険は不要だ〜」とか言い出したので、保険不要論が出てきています。言っていることは、一部理解できます。健康保険があれば上限の手出し額が決まっていて、それ以上の負担はないですからね。ですが、本当にそれだけで大丈夫でしょうか?

休んだ後にすぐに仕事に復帰できる状態だと言いきれますか?そもそもその仕事は続けられますか?色んな可能性がありますよね。なので、そのインフルエンサーの言葉に付け足すとすると「(お金がある人は)保険は不要だ〜」ということになります。

保険は確かに生活を圧迫するケースもあります。ですが、大概は入り過ぎによるもので、必要な金額だけ入っていれば必要なコストです。そこを勘違いしないようにした方がいいですね。保険不要論を信じて解約するのは、個人の判断ですが、保険は加入年齢で値段が決まるので、後の祭りになるのが見えています。

実はこの話題って、「賃貸か?持ち家か?」という議論と同じです。結局、どちらが大幅に得かというのはないのです。時と場合によります。なので、大半は可能性が半々だとすると、結局お金があれば持ち家だし、なければ賃貸になるんだと思います。

保険は経済弱者を救う仕組みです。毎月の支払いがきついからとそういう家庭ほど解約しがちですが、よ〜く考えてみてくださいね。実は、保険は「後でもう一回入り直せばいい」と軽く考えると痛い目を見る商品です。なので、インフルエンサーの言葉を真に受けずに自分でしっかりと考えて行動しましょうね!

みなさんの人生において保険を使わない未来が訪れますように。
全ての皆さんに幸あれ、ありがとうございました。


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