とねさんとわかばさん

吉祥寺に棲むふたり (最近観た映画) とね 『ラーゲリより愛を込めて』@新宿ピカデリ…

とねさんとわかばさん

吉祥寺に棲むふたり (最近観た映画) とね 『ラーゲリより愛を込めて』@新宿ピカデリー 原作に興味をもったから わかば 『そばかす』@アップリンク吉祥寺 仕事を定時に終えたから

最近の記事

年始の旅により思うこと

2024年のはじまりにとねと松本へ行った。 松本はどこもかしこも素晴らしかったけど、 松本市美術館に行けたことがとてもよかった。 草間彌生のことはもちろん知っていて、作品も何度か実際に見たことがあった。ただ、その制作活動が、統合失調症というやまい、幻覚への苦しみによって始まったものであるということすら知らなかったのです(あまりにも無知!)。 彼女のストーリーを知ってから見る作品たちは、これまでよりもグロテスクで、とても圧倒されてしまった。 彼女が大きな使命を抱いて制作を続け

    • 私構成要素は、私にしかわからない

      何もない日に日記を書くとどうなるんだろう。 最近弛んでいるな、やだな、どうにかしたいな、と思いながら、まだどうにかならない日々を過ごしています。 Amazonブラックフライデーで、リップと化粧下地と、ヨガのブロックを購入しました。私は姿勢が悪いので、ヨガブロックを肩甲骨や尾骶骨に当てて、身体をほぐそうと計画しています。ヨガは、実は、7月ごろからはじめて、月に2回ほど通っています。彼氏と別れたときに、何でも良いから新しいこと始めないとと焦って、唯一続いているのが、ヨガ。笑 あ

      • 追伸 スーツケース片付けました

        • 日記 2023.10.18

          なにかを考えることができず、日記を書くことにしました。 10月18日(水) 久々に酔うほどお酒を飲んで、今朝は珍しく二日酔い気味だった。 幸せな夢をみてしまい、ここ数日はずっとそうだけど起きるのはさらに気が重い。 いつもはしっかりと朝ごはんをつくるけれど、最近は食事のボイコットをしているので、なにも食べないことに。朝ごはんを食べないと朝にやること(調理・食事・片付け)がなくて楽、かつ暇。麦茶だけは飲む。実家から卵を6玉もらったのに、まったく消費できていない。夕飯に卵焼きを

        年始の旅により思うこと

          心の整理整頓 「友達いなくなるのさみしいなぁ」

          最近、私の友達のあいだでは出産ラッシュである。 LINEグループが、「無事に生まれました〜!」「先にお母さんになった○○ちゃんたちはほんとすごい」「今度家に遊びにきてね〜」と賑やかだ。 私もすごく嬉しい。「おめでとう」と思う。でも最近、私のなかで「おめでとう」が減ってくると同時に違和感が少しずつ顔を出している気がしている。 それはLINEグループだから。言わされている感が、つらい。 「うちの子ども風邪ひいちゃって、今度行けなくなった」「大変だったね、無事でよかったよ」

          心の整理整頓 「友達いなくなるのさみしいなぁ」

          他者の言葉で他者を語ること

          武田砂鉄さんのラジオ『武田砂鉄のプレ金ナイト』を聞いている。 といっても、じっくり聞く回もあれば、お風呂で流してシャワーの音でかき消されたままの回もあり、聴取習慣はムラだらけ…… 七夕の日のゲストは金原ひとみさんだった。 私は『蛇にピアス』も『マザーズ』も読んでいないので金原さんとの初の邂逅だったのだけど、印象に残る話があったので、残そうかなあと思います。 新刊『腹を空かせた勇者ども』は「知恵と勇気の爽快青春長篇」とあって、帯にある彼女の言葉曰く「この世に小説があることを

          他者の言葉で他者を語ること

          「かもしれなかった」失恋バージョン

          「かもしれなかったこと」について、先日わかばが書いていた。私は今失恋真っ最中だがら、もし彼と付き合わなかったら、これからも付き合っていたら、をばかりを考えてしまう。 とくに付き合わなかった自分を考えると、少し恐ろしい。いろんな影響を与えて過ぎ去った彼が私の中からいなくなるスペースに、他の何かが同じ密度であったのかなぁ。 それは仕事なのか、友達関係なのか、はたまた他の人との恋愛なのか。 そして、これからのことを考える。 私には今ごっそりスペースが空いた。いろんなものが嵐と

          「かもしれなかった」失恋バージョン

          かもしれなかった

          すごく間が空いてしまった🥲 最初noteの話があったとき、「書きたいことなんていくらでもある!」と息巻いていたのだけど、 実際始めてみると、私が考えているのは、記憶、言葉、ケアについてなど、おんなじことばかりで、それらについてはずっとまとまらず、なんにも書けないのでした(そのうち書きたい)。 おんなじことについて考え続けていること、 それは今日の私が昨日の(あるいはさらに過去の)私と同じ人物であることの証左であるなあと思う。ずーっと続く思考こそ、自己同一性、アイデンティティ

          自己肯定感と自尊心について

          久しぶりに痺れる体験をしたので書いてみる。 ルーマニアの本を読んでるんだけど、これが今年一面白い。 タイトルは『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないまルーマニア語の小説家になった話』だ。 著者の舞い上がった心、テンション爆上げの感じが肌感で伝わってくる。こういう感じ、自分もあったな~と。HONZに選ばれたときの気持ち。そのあとの飲み会で違う世界に迷い込んだ感じ、その時の高揚感を思い出した。 で、それをありのまま表現するのって、きっととっ

          自己肯定感と自尊心について

          now and then

          書き始めた今日は3月11日です。 この時期にいつも、くるりの「everybody feels the same」を聞く。 原発がテーマにあるとまことしやかに言われながら、もちろん真意は不明だけど、この曲がリリースされたのは2012年の夏。 震災直後からのことを思い出す。列島中で節電の気運が高まったり、計画停電の措置もとられて、なんとなく「地続きで運命共同体なワレワレ」を感じるさなか(照明を落とした電車がけっこう好きだった。電力不足なんだし今もやればいいのにと思っている)、「

          いい映画を観たよ おすすめだよ

          先日わかばと『逆転のトライアングル』を観たので、感想を残す。 ポスターに「現代の超絶セレブを乗せた豪華客船が無人島に漂着」と書いてあった。私は『ハングオーバー』のような腹を抱えて笑える映画を想像して、せっかくの日曜だし思いっきり笑うのも悪くないな、という軽い気持ちで映画館に足を運んだ。超絶セレブの無人島生活、観てみたい。ありそうでない?ような新しさも感じた。 感想は、良い意味で裏切られた。何日経っても忘れられない場面がたくさんあった。俳優さんたちの演技も自然で、よくこの役

          いい映画を観たよ おすすめだよ

          眠らん体と眠りたい私

          寝つきがとにかくわるい すんなり眠れるのはお酒を飲んで帰ってきた日くらいで、大体はベッドに入ってからモゾモゾもぞもぞと、「眠れないなあ」と思い続ける。 「眠る」って行為は、どうしてこんなにも思い通りにならないんだろうと思う。手足を動かす感覚で、眠れるようになれたら……。 (私だけかもしれないが)「眠る」と動詞でとらえると忘れがちだけれど、眠りってそもそも生理現象で。食事を前に「さあ、お腹へらすぞお」と思っても急にお腹がへってはくれないのと同じで、「眠るぞお」と思ってもす

          眠らん体と眠りたい私

          書くことは難しいなあ 感覚としてつながっていることが、つながらない まとまらない この前のビールのレシートありました レシートもメモであるなとしばしば思う(日時、場所、飲んだビールの名前、くらし応援券を使ったこと)

          書くことは難しいなあ 感覚としてつながっていることが、つながらない まとまらない この前のビールのレシートありました レシートもメモであるなとしばしば思う(日時、場所、飲んだビールの名前、くらし応援券を使ったこと)

          プロフィール没案 230209 ◯保 吉祥寺で出会って13年。 ナウを経ている これからもナウ。 不尽、よしなに

          プロフィール没案 230209 ◯保 吉祥寺で出会って13年。 ナウを経ている これからもナウ。 不尽、よしなに

          数学博士と兄の記憶について

          『博士の愛した数式』(小川洋子著 新潮社・2003年8月出版)を読みました。 昔事故に遭い、記憶が80分しかもたない数学博士と、家政婦さんとその子どもの物語。家政婦さんが毎日家に行くと、はじめましての挨拶をする博士の姿があります。博士の挨拶の仕方は、「君の誕生日は何月何日かね」「君の靴のサイズはいくつかね」など数字にまつわるもの。数字は博士と家政婦さんの接点を見つける、博士なりの気遣いでした。 そのうち、博士は家政婦さんの顔と名前をメモに記して、家政婦さんは玄関でメモを指

          数学博士と兄の記憶について

          お腹空いたらご飯を食べるのと同じように、少しあたまがぐるぐるなってきたら本屋さんに行く。

          お腹空いたらご飯を食べるのと同じように、少しあたまがぐるぐるなってきたら本屋さんに行く。