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転職の話その3

8度寝くらいしてようやく起きた。まだ寒い。朝の9時。今日も転職の面接だ。

今回の面接はzoomでやるらしい。こんな時期なので止むを得ずの対策なのだろう。画面越しだと表情と声でしか伝わらないので、根暗のブサイクにしか見えない。それで落とされそう。怖い。

今回の面接先の企業は、選考が厳しく非常に難しいらしい。エージェントによると書類さえも通らない人がほとんどだという。面接にたどり着けたということは、喜んでいいのか。面接前に読んでおくように、と送られてきた物にはズラリと過去の質問や企業理念などが記載されている。これを聞かれたら言葉に詰まってしまうなと感じるものがほとんどだった。できるのか。俺。

昼過ぎから面接開始なので、まだ時間はある。自分が少しでもよく映るように(そんなことをしてもブサイク顔は何も変わらないのだが)、家具の配置を帰る。あと10分。水を飲んで待機。俺はできると思い込む。面接開始。答えたことに対して死ぬほど深掘りされ、爆死。今まで受けた企業の中で一番難しかった。

zoom面接というのもあるが、全く自分の言いたいことがうまく伝えられない。表情が難しい。どんな顔をしても画面にブサイクがいる。少しでも真面目に話そうとすると、不機嫌に見える。男は辛いよ。

面接が終わり、スーツから着替える。でかいため息が出る。15時。何で面接の後ってこんなに疲れるんだろうな。

17時から美容室の予約がある。支度をして向かうか。これで受かったらマジで意味がわからない。面接官がものすごくエネルギッシュで圧倒された。企業によってこうも雰囲気が違うのかと体感した。

緊張すると腹が減るよね。肉が食いたい。

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