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ひすとり先生のチャレンジノート

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中高教員が、授業・学級経営・職場でのやり取りでの試行錯誤をまとめます。 教員の働き方、生産性をあげて自分の心を満たす時間をふやしていきたい。 教員を目指す方、同職の方、子供や教育…
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2021年2月の記事一覧

先生、漢字の「とめ」「はね」に苦しまないで

突然ですが、みなさんは次の漢字のどちらが正解かわかりますか? 正解は… … … … 「どちらでも良い」です!!!!! どちらが正解?と聞くこと自体、「問い方の罠」にかけてしまっていますね。 すみません。 今日は、そんな漢字にまつわる正誤から考えた教育についてお話します。 漢字の「とめ」「はね」ができなさすぎ!と怒る先生考えの発端は、 過去に自分が聞いた先生からのお説教。 漢字の小テストについてこんなことを言っていたんです。 みなさん、「とめ」とか「

教員が、学校教育について悩んでいること

最近、復職したら「仕事に対する課題感」が頭の中で再燃してきました。 モヤモヤが続く時は、まず「書き出す」という行動が大事!と休職中に学びましたので、早速実践です。 ということで今回は、わたしが仕事としている学校や教育について考えていることを書き出してみました。 読書感想文を生かし「ゼロ秒思考」でまとめたので抽象的なものもありますが、もし似たような気持ちの方がいたら嬉しいです。 (「ゼロ秒思考」のまとめはこちら) 一斉講義授業の限界を感じる○授業について来られない子ども、

なぜ先生が学校を休んでいたか、話すね。part2

今日は前編に続き「わたしが先生を休職するまでの話を、もし生徒にするとしたら」をテーマに、オープン学級通信として書いてみました。 前編は、下から飛んで読んでみてください。 この記事は、「休職」「復職」「自己肯定感」に興味がある方におすすめです。 ♪〜キーンコーン カーンコーン〜♪こんにちは。
 今日は、前回お話しした「先生が学校をお休みした理由」の続きです。 前回のお話をまとめると、「先生は自分のことを否定するようになってしまって、それが身体の症状にも出てしまった」という

中高教員がおくる「早く帰れるタスク管理術」

こんにちは。復職してほんの少し職場に慣れてきた中学教員のひすとりです。 今回は、私立中高教員であるわたしが実践していた「早く帰れるタスク管理術」について紹介します。 タスク管理・教職・生産性に興味がある方におすすめの記事です。 はたらく全ての人に共通する話題の一つですよね。 みなさんはどうやって「早く帰る」工夫をしていますか? 教職の中では、世界一多忙と言われる日本の教員なりに試行を繰り返す日々です。 ぜひ最後まで読んでみてください。 タスクの海に溺れた、担任1年目「

なぜ先生が学校を休んでいたか、話すね。

今回は、「わたしが先生を休職するまでの話を、もし生徒にするとしたら」をテーマに、オープン学級通信として書いてみました。 この記事は、「休職」「復職」「自己肯定感」に興味がある方におすすめです。 ♪〜キーンコーン カーンコーン〜♪(始業チャイム)こんにちは。
 みなさんとは、約半年ぶりの再会ですね。 まずは、急に授業に穴を開けてしまったこと、そしてこのクラスの担任を降りたことを謝りたいと思います。 いろんな心配や不安な思いをさせて、本当に申し訳ありませんでした。 ご存

「テスト用紙を見直したい」教師が再デザイン

今日は、note記事の引用から学習のデザインを考えるという話。 ジマタロさんのこの記事に、朝から目から鱗、鱗です。 教師にとって、テスト用紙とか、自作の授業プリントとか、板書とかって、自分がうけてきたものを再生産しがちです。 というより、わたしがそうだった、と白状したいと思います。 一度ゼロベースで、目的にそって考える。 その重要性にあらためて気付かされた瞬間でした。 記事から学んだ「テスト用紙のデザイン」という視点この記事では、テスト用紙のデザインの中で見直すべきポイ

#12 学校で定期テスト、いる?|読書ノート

今回紹介する本は、こちら! 『「目的思考」で学びが変わる〜千代田区立麹町中学校校長・工藤勇一の挑戦〜』(著:多田慎介) この本で中心的に語られる工藤勇一さんは、公立中学校にもかかわらず、慣例に全くとらわれない新たな教育のかたちをスピード感を持って構築されていました。 最も刺激的かつ大胆な改革の一つとして「定期テストの廃止」が有名です。 最近、さまざまな番組やメディアにも取り上げられてるので見聞きしたことがあるかも知れません。 この本でわたし的に刺さったテーマ5つと、そ